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個別記事の管理2006-03-12 (Sun)
 平日は仕事、土日は家事に子供の習い事のおつきあい。。
 「誰か私にお休みを下さい」状態です。。

 今日も、帰ってきたらグッタリで思わず「疲れた~」を連発してしまいました。


 でも、ふと思い出しました。

 私はよく暇つぶしに本屋をブラブラするのが好きなのですが、
 その度に立ち読みしている本がありました(本屋さんごめんなさい。。)

 それは、江本勝さんという方の「水は答えを知っている」という本です。
 これはシリーズで何冊か出ています。


 
水は答えを知っている (サンマーク文庫)水は答えを知っている (サンマーク文庫)
(2011/01/17)
江本 勝

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 水にポジティブな言葉を見せたり聞かせたりすると、その水の結晶は
 とても美しい形になり、逆にネガティブなものはその形を崩すと。。

 実験結果の結晶写真がたくさん載っていましたが、ポジティブとネガティブの
 その形の違いには驚きでした。


 人間の身体の大部分を占めているのは「水分」

 疲れた~なんて言っていたら、身体の中の水の結晶が崩れちゃうかも。。
 なんて思ってしまいました。。

 そんなこんなで、我が家では最近、自然と言葉遣いには気をつけるようになってます(笑)

 
 水は、意識を記録する。。とどこかで聞いたことがあります。
 言葉や字というよりは、きっと意識そのものに反応しているのでしょうね。。
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個別記事の管理2006-03-23 (Thu)
 『色即是空(色はすなわちこれ空)』

 この私というものも、この物質的な世界もたえずうつろいゆく波のような
 ものなのです。しかし、それらはただむなしいだけのものではありません。
 波が海そのものとべつのものではないように、それらはハンニャハラミツ
 という大いなる実在と別のものではないのです。

 ~般若心経絵本(諸橋精光/小学館)~



 お経というと法事などでお坊さんが低い声でブツブツいうもの。。
 というイメージしかなかったのですが、先日この「般若心経絵本」というものを
 読んで、はじめてお経ってこういうことを言っていたんだと知りました。
 この本は、読んでいてとても温かい気持ちになれるのでおすすめです。


 
般若心経絵本般若心経絵本
(2005/09)
諸橋 精光

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 お経もきちんと学んだら、とてもおもしろそうですね。
 私の母が仏教やお経に詳しいので、そのうち母から学ぼうかなぁ。。
 なんて思っています。

 でも、こういうのもタイミングってありますよね。昔、母が教えて
 くれようとしていた時は、私はそっぽむいていました。

 
 私は高校がミッション系だったので、聖書の授業とか礼拝の時間が
 あったりしました。

 その学校は英語教育が盛んだったので、英語を学びたくて入ったら、
 たまたまキリスト教の学校で、そこで初めてキリスト教がどんな感じなのかを
 知りました。

 キリスト教というものを、全く知らなかった頃は、なんとなく憧れに
 近いものを持っていたりもしましたが。。。
 (きれいなチャペルとかクロスのペンダントとか。。)

 でも、聖書のどこどこについてのレポート提出とかあって、へたに
 批判でもしようものなら、点数を下げられたり(泣)あとは、日曜日に
 強制的に教会へ奉仕に行かされたり。。

 教会に行ったら信者の方にいきなり肩をつかまれ「あなたは、罪を犯した
 事はありますか?」と聞かれ、私がびっくりして何も言えずにいると、
 「あなたは罪人(つみびと)なのですよ。神を信じない事が罪なのです。」と
 言われたことがあります(苦笑)

 その学校に入ってから逆にキリスト教が嫌いになりました。
 なので、当時は聖書も礼拝の時間も、お昼寝タイムと化していました(苦笑)

 
 実は、母のほうは仏教系の高校に通っていたのですが、母もやはり特に
 仏教に興味があったわけではなくて、ただ近かったからという理由で
 その学校を選んだそうで(汗)

 そして、やはり当時は何も解らなかったそうです。母娘揃って似たような
 事してます(笑)母もそれから年を重ね、ある日また仏教と出会い、
 それからは真剣に学んだそうです。。

 
 私は特にキリスト教にこだわりはしませんが、こうやって精神世界の探求に
 興味を持つようになってからは、たまに聖書を読んだりする事もあります。

 でもやはり当時より今のほうが、聖書への理解も深まったように感じるし、
 なんと言ってもそれに対する自分の姿勢というのが、全然違います。。
 時期ってあるんだなぁ。。と思うと同時に、あの学生時代の経験は今へと
 しっかり続いていたんだなぁ。。とも感じます。

 
 今にして思えば、私は「キリスト教の教え」そのものに対して嫌悪感を
 抱いていたわけではなくて(当時は教えそのものの意味なんて、全然解って
 いなかったし。。)それを取り巻く「組織のありかた」がイヤだったのかも
 しれません。

 でも。。どちらにしてもそれらも全部、今の私にとっては大事な宝物。。
 大事な経験の一部です。。

 
 今、聖書をランダムにパッと開いて、そのページに載っていた言葉に、
 何かこの話しに関連したものがあったらおもしろいなぁ。。なんて見てみたら、
 こんなことが書いてありました。

 
 「あなたがたは、うわべの事だけを見ている。もしある人が、キリストに
  属する者だと自任しているなら、その人はもう一度よく反省すべきである。」

 ~コリント人への第二の手紙 第10章7節~

 
 …ですって。。。

 これってなにもキリスト教の事だけでなくて、いろいろなものに対して
 言えることだとは思うのですが。。

 でも、もしある時、慢心してしまったとしても、それは罪ではなくて、
 その体験からしか学べない何かを学ぶために、その人にとっては通るべくして
 通る道なのだと。。私は思うのです。。
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個別記事の管理2006-03-23 (Thu)
 きのう、辻麻里子さんの「22を超えてゆけ」と「太陽の国へ」
 という本を買いに書店に行きました。

 以前に買おうかどうしようか迷い、いったんやめたのですが、
 やっぱり読みたくなって、再び同じ書店へ。。


 しかし!行ってみると、つい2日前にはあったはずの「太陽の国へ」が
 なくなっていました(泣)

 それは「22を越えてゆけ」の続編なので、どうしても2冊続けて
 読みたかったので、一冊しかないとわかった途端、両方とも急に読む気が
 失せてしまいました。


 どうしようかなぁ。。とブラブラしていたら、以前からその存在は
 知っていたけれど手にとったことのなかった、ケン・ウィルバーの
 本に目がいき、この日に限ってなぜか手に取り、パラパラと読んでみたところ。。


 「!!!!!」


 即、購入決定。


 その本を買おう!!と思った直後に、「太陽の国へ」が以前とは違う棚に
 あるのを発見したのですが、でも、心はすでにケン・ウィルバーに
 移ってしまっていて。。。

 これは、今はこの本を読めということなのだろうなぁ。。と思い、
 何の迷いもなくこちらのほうを買ってきました。

 まだ読み始めたばかりだけど、これは当たりです。。


 
存在することのシンプルな感覚存在することのシンプルな感覚
(2005/11)
ケン ウィルバー

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個別記事の管理2006-03-24 (Fri)
 組織が数十人規模ならば、組織内の全員がありとあらゆる情報を共有する
 イメージも湧くというものだが、それが5000人になったらどうなるのか、
 なかなか想像がつかない。ある時私は、グーグルに勤める友人にそんな
 疑問をぶつけた。彼は即座にこう言った。「情報自身が淘汰を起こすんだよ。」

 ~ウェブ進化論(梅田望夫/ちくま新書)~



 最近読んでいる本なのですが、なかなかおもしろいのです。。

 ケン・ウィルバーの本と並行して読んでいるのが「ウェブ進化論」です。


 
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
(2006/02/07)
梅田 望夫

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 私は感覚人間なので、新書って実は苦手なのですが、がんばって読んでいます。
 でも、おもしろい。。これから世界は大きく変わっていくのかもしれない。。
 そんな気にさせられます。。

 ついついWMのオーリンテクノロジーのことが気になってしまうのですが。。


 ネットをやっている人で知らない人はいないのではないか、というくらい
 有名な「グーグル」という会社はちょっとおもしろい経営の仕方をしているそうです。
 (日本の「はてな」という会社も似たような感じらしいのですが)グーグルの
 モットーは「情報の共有」なのだそうです。

 
 この本によると、社員全員が会社のほぼ全ての情報を、社内の誰もが読める
 ブログに書き込む形で公開し、瞬時に社員全員でそれを共有できる、
 メールはあまり使わない、特定の誰かに指示を仰ぐための質問、それに対する回答、
 普通なら直属の上司にまず報告するような内容もすべて、いきなり全員に
 向けて公開する。。。会社の運営から新商品開発のアイデアまで何もかも。。
 そしてもちろん全員、どんな話にも参加できる。

 
 びっくりするほどオープンですね。。

 
 その結果うまれてくるのが「情報自身の淘汰」で。。。
 つまり、多くの人が重要だと思った情報は、自然と必ず伝播してゆき、
 逆に誰も関心を持たない内容は、その存在すら知られないまま、ほとんど
 誰からも読まれずに忘れ去られていくというわけです。。

 
 なんだかふと思ったのですが、古代の叡智をずっと密かに受け継いできて、
 それを知る事ができるのは一部の、例えば秘密結社のメンバーのみ。。とか、
 どこかの友愛団体のように、会員の紹介がないと入会できないとか。

 それは智恵を悪用されないようにする為の防御だったのかもしれないけれど、
 これからの流れは、もしかすると全てオープン、全ての人と共有という方向に
 動いていくかな?なんて。。。

 
 また、新たに発信される数えきれないほど多くの情報も自然淘汰を起こし、
 私達にとって、本当に必要な、質のいいものだけが残っていくのかな?。。。と。
 まさに理想なんですが(汗)

 
 「情報共有」の時代にむかっていく予感がする今日この頃。
 惑わされないように日々修行だわ(笑)なんて思いました。

 最近では、情報を見極める能力を育てる教育にも、以前よりずっと力を
 入れ始めているようですし、これから先、インターネットがきっかけとなって
 何かがひっくりかえるかも。。なんて、ちょっと期待したりしているのですが。。。
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個別記事の管理2006-04-17 (Mon)
 今読んでいるのは、ケン・ウィルバーの「存在することのシンプルな感覚」
 という本なのですが、


 
存在することのシンプルな感覚存在することのシンプルな感覚
(2005/11)
ケン ウィルバー

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 これは今までの彼のたくさんの本からの名場面集のような内容なので、
 ウィルバーに興味はあるけれどまだ彼の本を読んだことはないという方
 にはおすすめです。。

 
 この本を読んで思ったのは「このケン・ウィルバーという人はすごい!」と。。
 なんだか理屈抜きで感動してしまいました。この人は本物だ。。と思います。

 この感覚を言葉で表現するのはとても難しいのですが、彼の言葉は読んでいて
 スカッとします。気持ちいいです。

 
 世の中には聖者やマスターと呼ばれる人達はたくさんいるけれど、
 例えば聖域にこもってとか、聖職について、とか。。そういう場にいれば、
 聖者になるのは簡単です。。

 でも、この人は「俗世間」の中で、マスター達のような、もしかすると
 それ以上の意識を保っていられる人だと感じました。そして少しも奢らない。。
 説得しようという強引さもない。。

 
 ケン・ウィルバーはチベット密教や、仏教、そして禅などから深く影響を
 受けているようですが、でも、彼はもうそれすら超えているような気がします。

 奥様をガンでなくされ、彼女のことを「僕が出会った中で、たったひとり
 『本当に悟った人』だ」と語っていましたが、私はケン・ウィルバー自身も、
 本当に悟った人だと感じました。。

 その奥様との愛の軌跡を綴った「グレース&グリッド」からの抜粋も
 かなり入っているのですが、これはもう涙なくしては読めなくて。。

 私は外で読んでいたのでだいぶ慌てました(苦笑)

 
 彼は本物です。。としかいいようがなくて、あとは読んで感じて下さい。
 としか言えないくらい。。。

 今日読んでいたところからのみ、少しだけ抜粋してみます。。


 『スピリット』の男性の顔ー神ーは、まずもって、エロス、
 つまりコスモスの上昇、あるいは超越的な流れである。

 それはより大きな全体性、より広い合一を常に求め、限界を破って、
 無限の大空、可能性に手を伸ばす。より偉大な善と栄光を生み出し、
 より深いものを求めて、浅いものを投げ捨てる。


 『スピリット』の女性の顔ー女神ーは、まずもってアガペ、慈悲である。
 それはコスモスの下降の運動であり、コスモスに内在する、顕現の流れである。

 それは身体化の原則、肉体化、関係などの原則であり、すべてのものを抱擁し、
 何者も拒否しない。

 エロスは一者の善へ向かって、超越的な智恵のなかで上昇する。
 アガペは、多者をその善性と内在的な思いやりをもって抱擁する。


 一者へ帰還し、一者を抱擁する多者は善である。
 そしてそれは『智恵』と呼ばれる。

 多者へ帰還し、多者を抱擁する一者は善性である。

 そしてそれは『慈悲』と呼ばれる。



 「智恵」と「慈悲」。。どちらかひとつでは到達できないのですよね。。

 自分が今いるところはどこだろうと考えます。。「智恵」か「慈悲」か。。
 「エロス」か「アガペ」か。。もっと違うところでしょうか。。
 それとも最初からすでにその場にいるのでしょうか。。

 (余談ですが、パウロ・コエーリョは「愛」を「エロス」と「フィロス」と
 「アガペ」に分けていましたが、彼の言う「エロス」は、ケン・ウィルバーの
 「エロス」とは若干意味が異なっているような気がします)

 
 二元的なものを越えた、非二元的な世界。。ゼロの地点。。

 とても複雑なパラドックスが存在していて、その地点はどちらでもないけれど、
 どちらの要素も含んでいる。。

 しかもどちらかに傾くと違うものになってしまうのに、どちらも
 知っていなくては到達できない地点。。

 
 そしてここは。。本当は、二元的なものなど、もともと存在してはいないはずなのに、
 二元的な法則が出来あがってしまっている不思議な世界。。

 プラスとマイナス、善と悪、カオスとフラクタル。。光でさえも
 プラスのフォトンとマイナスのフォトンに分かれてしまう。。

 私たちが創りあげたこの世界の法則に従うのならば、その幻の二極を
 経験しなくてはゼロに辿りつけないなんて。。なんだか矛盾していますよね。。


 なんだかそろそろ、このパラドックスから抜け出すために、私たちの
 「意識の改革」が必要のような気がしてならないです。。。


 …と自分でも何を言っているのか解からなくなってきたので、この辺でやめておきます。。
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個別記事の管理2006-04-19 (Wed)
 今日、「ケルトの木の知恵」という本が手元に届きました。

 素敵な写真ばかりで、パラパラっと見ただけで癒される感じです。


 
ケルトの木の知恵ケルトの木の知恵
(2003/01/01)
ジェーン ギフォード

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 この目のさめるように美しい本の中には古代の叡智が満載されています。
 
 1年間を通した魔法の暦ともなっているケルト人の木のアルファベット
 (オガム文字)の順にしたがって、個々の樹木がどのような姿をしているか、
 それらの木々からどのようなことが学べるのか、その神秘の連想や癒しの
 特性とは何か、その他多くのことを本書は語っています。

 たとえば、その一例としてシラカバを見てみましょう。この木は1年の最初を
 飾るものであり、その小ぶりな葉は大地に柔らかな陰を投げかけ、下生えの
 植物を安全に守り、昆虫、鳥、さまざまな生き物を森へと誘います。
 またシラカバは新たなはじまり、誕生、春を表わし、邪悪なものを避ける
 力ももちます。

 これらの連想から、シラカバは揺りかごを作る材料に用いられてきました。
 柔弱にみえるシラカバは、実は非常に強靱な木であり、このことは表向きの
 弱さはときとして偉大な力を秘めていることを物語っているのです。
 またシラカバの樹皮からはよい虫除けの薬ができ、樹液は天然のシャンプーに
 なります。

 最初の人類を生み出したとされるトネリコ、土壌を豊かにして水に浸かると
 石のように硬くなるハンノキ、情熱や快楽を表わすヒース、知識と詩を
 つかさどるハシバミ、神々も食したという愛の果実リンゴ、勇気と忍耐と
 信頼の木であるオーク、悲劇的な運命に陥った恋人達の伝説に登場する
 イチイなど、この本には多くの「木の知恵」が語られています。
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個別記事の管理2006-05-10 (Wed)
 
存在することのシンプルな感覚存在することのシンプルな感覚
(2005/11)
ケン ウィルバー

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 自分の深度を測り、それを正確に解釈したければ、あなたは、かつて
 同じ深度に到達した人に話して、自分の深度を、より正確に解釈して
 もらわなければならない。

 そうした人と間主観的な対話を続けると、あなたはその人たちと
 手をつないで、より適切な解釈の道を歩くことができる。

 そのようにすると、あなたは、間主観的な循環の深度に入り、さらに明確に、
 自分の深度を測定することができるようになる。
 戸惑いが少なくなり、より自分自身がはっきりと見えてくるのである。

 こうして、あなたは、『神聖なるもの』も、はっきりと見えてくる。

 それは、あなたのもっとも深い部分から解き放たれたものである。
 しかし、どの深度にしても、もし浅いもののみにしがみついていれば、
 何も開示されることはない。



 とっても、納得です。。
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個別記事の管理2006-06-07 (Wed)
 昔、夢中になっていて、ライヴ通いをしていたのが中川勝彦さんという
 歌手がいました。。

 一部マニアックなファンはいましたが(私達みたいな)世間一般では
 あんまり有名ではなかったかな。。

 でも、実は角川映画の「ねらわれた学園」とか「転校生」に出ていたりするんです。。

 あとは、1986年の日テレの年末時代劇「白虎隊」では沖田総司役で出演されていましたが、
 これがもうハマってるのハマっていないのって。。もう大ハマリだったんです。。

 私は今でも、彼以上の沖田総司は見たことないです。。

 なんだか彼の事を語り出すと止まらなくなりそうですが。。。

 でも中川勝彦さんは、1994年の9月に32歳という若さで、白血病で
 亡くなってしまいました。

 彼が亡くなった時とちょうど同じ時間、都内にとてもとても
 大きな虹が出たんですよ。。

 
 生前中川さんはこんな事言っていました。多分、彼が20代中頃だったと思うけれど。。


 人それぞれ、とらえ方はいろいろだけど、本当の優しさって言葉や頭でわかる
 問題じゃないと思う。“優しさ“っていろんな見方があるね。
 厳しさを優しさととる人もいれば、優しさを大きなお世話ととる人もいる。
 もしかしたら優しさってとても恐いモノなのかもしれないね。


 途中であきらめたりしない。常に自己を邁進し続ける。
 難しい事を言ったり、理屈をこねたりする事じゃない、素直さなんだよ。
 自分にいかに正直になれるかなんだよ。
 自分のやりたい事を自分自身で探していきながら、自分がいかに楽しむか。
 自分の人生なんだもん。しっかり足を踏んばっていなきゃ。
 他人に足をすくわれても、しっかりそいつをにらみ返して何度でも立ち上がりたいね。



 今思うと、多感だった時期。。私は中川さんから、随分と影響を受けて
 いたような気がします。

 
 音楽活動を続ける中、様々なことがあって結構荒れていたりした事も
 あったのですが、発病。。そして闘病のあと一時快方に向かって活動を再開。。

 その頃の彼はなんだか何かを悟ったように、とても穏やかで。。
 音楽の方向性も変わっていたし、そして趣味で絵を描くようになりました。

 死の約半年ほど前に「未知の記憶~Unknown Memories~」という絵本を
 出しているのですが、これが本当にとても素敵な絵本でした。

 飛べないダチョウが海というものを見たくて旅をするお話です。

 そのダチョウのニポのセリフからちょっと抜粋します。


 
未知の記憶 朗読CD付 スペシャル・エディション未知の記憶 朗読CD付 スペシャル・エディション
(2011/03/17)
中川勝彦

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 でもさ、でも僕がここにいるのと同じように、空も、海も、あるんだよね。
 知る前も知ってからもさ、変わらずそこにあったんだよね。

 僕、自分のこと考えると、考える前はわかっていたような気がするんだけどさ、
 でも考えだすと考えた分だけ、わからなくなっていくんだ。

 空もそう、アンモナイトも、海も…。

 焦点をあわそうとすると、逃げちゃうんだよ。あっ、あなたの瞳も同じ…
 そんな気がした。そう、何だかわからないけど、同じなんだ。同じなんだよ。

 あれ?僕、何言ってるんだろう…。



 そして、この絵本のあとがきに書かれていた彼のメッセージ。。
 すごく胸に響いてきました。これは、きっと彼が身をもって
 実感したからこその言葉だと。。私は感じました。



 ぼくときみ。きみとあなた。そして、あなたと私。

 何でもいい。。ひとつずつ、結ばれているものを並べていけば、
 世の中のもの、色んなもの、いくつも結ばれていることが、わかりそうで、
 ひとつずつ、きちっと結ばれているのを確認していくような、そんな感じだった。

 それが一周して、全て結ばれるものなのかどうかは、わからないけれども、
 ニポの生き方を、そんな風にたどってみたかった。

 
 この本は、ひとつの詩からできあがりました。


 「鳥が空を恋ひ
  魚が海を慕ふ様に
  私はあなたを愛するのでしょう…。」

 
 この言葉のようになりたいと、いつも思っています。

 
 途中、ボンゴが口づさむ、


 「あの月のしずくが、
  月の山から流れとなり
  やがて海と結ぶ…」


 と云う詩を考えた時、アフリカの資料の中から、かの青ナイル、白ナイルの
 源流をたどっていくと、それは「月の山」と呼ばれる、ルウェンゾリ山群に
 至る事を知り、思わぬ偶然の一致に思わずぞくりとしました。

 
 そして、そういう山奥にこそ、ボンゴは長い間、神秘のもやに包まれて
 棲んでいたのです。
 
 書けば書く程、調べれば調べる程、ただの偶然では済まない一致が、
 次々とニポの周りに集まりだしたのは、まるで未知の記憶にでも
 触れているような思いでした。
 
 目に見えぬ思いこそが、これらを導いているのだと、その形無いものが、
 いかに大事な事であるのかを、あらためて知ったのです。 

 
 さて、思いとは、一体どこから湧き出てくるものなのでしょう…。

 
 それは、たどっていけば、自分が知らない自分の内部に、もとから在ったような、
 たとえば地球が回っているという事を知った後も、知る前も、変わらずに地球は
 回っていたのだという事実と、それらの宇宙の法則や環境など、様々なものの
 影響を数知れず受けて、自分が今、存在している事、つまりそれら全ての影響を、
 自分という人間が、生まれた時から内包していた事に、ただ後から出会っていくだけの、
 気がついていくだけのものなのではないだろうか。

 
 ここで偶然は、必然になってしまう。

 自然とは、その位大きなものなのではないだろうか。

 
 忘れていたのではなく、気がつかなかったのだという事が、
 そう云えば、僕はたくさんあったような気がする。


 1993.12月 中川勝彦

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個別記事の管理2006-06-11 (Sun)
 色って不思議です。。

 ゲーテの「色彩論」という本を、以前に買ってみたのですが、
 全然読んでいなくてそのままで。。。^^;

 なんとなく流れ的にちょっと読んでみようかなぁ。。という気に、
 今なっています。


 
色彩論 (ちくま学芸文庫)色彩論 (ちくま学芸文庫)
(2001/03)
J.W.V. ゲーテ

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 先日ボ~ッと考えていた事があったのですが、自分でも苦笑いしてしまうくらい、
 あまりにもバカバカしい考え。。。

 
 色。。私は赤はこういう色、青はこういう色。。

 見えている色をその色だと信じているけれど、それが人によって全然
 違っていたとしたら。。なんて考えていました。

 私には赤に見えている色が、誰かは青に見えていたり。。

 そうしたら、人それぞれみんな見えている世界は全然違っていたりして。。

 そして違っていることに誰ひとり気づいていなかったりして。。なんて(笑)

 
 こんなこと、誰にも話せないので子供達に聞いてみました。

 
 私「オレンジってどんな色?」
 娘「えっ?どんなって、赤っぽい色。」
 私「赤ってどんな色?」
 息子「赤っていったら赤だろ。。」

 
 案の定、シラ~~~~ッとした空気が流れたので、
 そのお話はそれでやめました。。
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個別記事の管理2006-06-12 (Mon)
 やっと「ユダの福音書を追え」読み終わりました。


 
ユダの福音書を追えユダの福音書を追え
(2006/04/29)
ハーバート・クロスニー

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 この本を読み終わってちょっと考えが変わったかもしれません。

 ナグ・ハマディ文書とか死海文書とか。。あとはユダの福音書の原典とか。。
 読まなくては!!という気があんまり起きなくなってしまいました。
 聖書はちょっとアレンジが加わった歴史物語としてはおもしろそうですが。。

 
 この本は原典ではないので、ユダの福音書の内容はちょこっとしか
 載っていなかったのですが、それだけで十分かも。。なんて。

 
 なんだか、この頃イエスの人間化が加速されていくような。

 …というかもともとたくさんいたマスターのうちのひとりに過ぎなかった
 のかもしれないイエス。。

 教会が神様に仕立ててしまったイエスが、もとの姿に戻っていくような。。

 なんてふと思ってしまいました。。

 
 イエスの教えは確かに「真実」を含んでいるような気がするのですが、
 最近発見される文書に登場するイエスのそれは、なんだかどこかで聞いたような、
 今の時代にマッチしているようなことばかりに聞こえてしまいます。

 
 過越祭の3日前、座って感謝の祈りを捧げている弟子たちを見てイエスは
 声を立てて笑います。

 先生、なぜ笑うのですか?と弟子はイエスに尋ねます。


 「あなたがたのことを笑ったのではありません。あなたがたは自らの意志に
  よってではなく、あなたがたの神をたたえるために祈りをささげているのです。」


 それから少し問答があって、そのうち弟子たちは怒りを覚えます。
 するとイエスは


 「なぜ、あなたがたは怒りを感じるのですか?あなたがたの内にいる神…
  完全なる人を取り出して私の眼前に立たせなさい。」


 と。。

 
 なんだか、こういうやりとりって他でも見られるマスターと弟子の会話と
 似ていますよね。。

 イエスの言葉の意味も。。わざとワケわからなく言うところなんかも(笑)

 
 当時のユダヤ人教師は、群集にはあるところまで教え、それ以上は
 弟子達だけに内密に教えたそうです。

 イエスも、ユダだけこっそり呼び出してこんな事言ってます。

 
 イエス「人間の魂はやがて死んでしまうものです。だが、御国の時を
     成就した人々の霊魂は彼らから離れます。肉体は死んでも
     魂は生き続け、天に上げられるでしょう。」

 ユダ 「その他の世代の人々は何をもたらすのですか?」

 イエス「実りを得たければ、岩の上に種を蒔くことはできません。」

 ユダ 「先生、(他の弟子たち)皆の話に耳を傾けるなら、私の話も
     聞いてください。とても奇妙な幻を見たのです。」

 イエス「13番目の精霊であるお前が、どうしてそんなに躍起になるのですか?
     それはそれとして、さあ話してご覧なさい。私はお前の話を信じるでしょう。」

 
 ユダはイエスにとって12人の弟子の中のひとりではなく「13番目の精霊」
 という特別な存在だったそうです。。

 
 13番目???最近、この「13」という数字はあちらこちらで出てきますね。

 
 この「ユダの福音書」を書いた人物は謎らしいのですが、間違いなく
 グノーシス派の人だろうとの事です。

 でも。。グノーシス派も正統派も。。

 なんだかお互いの欠点のつつき合いっこしているみたいに見えてしまって。。

 
 イエスが特別に見えなくなってきてしまいました(苦笑)
 これって、何かに流されているのでしょうか。。
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個別記事の管理2006-06-25 (Sun)
 
不思議の国のアリス不思議の国のアリス
(2005/12)
ルイス キャロル

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 アリスの物語は有名ですからお話は知っていましたが、こうして本を読んでみると
 なんだかいろいろ深いのです。

 読んでいて「う~~ん。。」と思ってしまうところが多々あります。

 
 作者のルイス・キャロルは、本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(ドッドソン)
 という、オックスフォード大学の数学講師だっだそうで、一生独身のまま
 「クライスト・チャーチ」というオックスフォードの寮で生活していたそうです。

 
 その寮の学寮長に三人娘がいて、その真ん中の娘さんが「アリス」でした。

 
 1862年7月4日に、児童文学史上の大事件として知られる事になる
 「アイシス川での川遊び」が行われました。

 アイシス川というのは、テームズ川の上流で、そこでキャロルは、いつものように
 アリス達に即興で物語をお話していたのでした。

 その時のお話が特別におもしろかったので、アリスはそれを本に書いてほしい。。
 と頼んだそうです。

 
 その後も、キャロルはこれを出版するつもりはなかったのですが、
 彼にこのお話を出版させる決意をさせたのは、同じイギリスの幻想作家で、
 「リリス」や「金の鍵」「お姫様とゴブリン物語」そして「ファンタスティス」
 などの作者、ジョージ・マクドナルドでした。


 ルイス・キャロルとジョージ・マクドナルドは共通の関心事がいくつも
 あったりして、とても親しかったそうです。

 キャロルは独身でしたが、ジョージ・マクドナルドとは家族ぐるみで
 お付合いしていたみたいです。。

 
 話はそれますが、ジョージ・マクドナルドという作家は、私の大好きな作家です。

 彼は、ルイス・キャロル以外にも、トールキンやカスタネダなんかにも
 多大な影響を与えたそうですね。。

 確かに「リリス」なんてもう。。
 なんとも言えない異様な、不思議な世界が大好きでした。


 
リリス (ちくま文庫)リリス (ちくま文庫)
(1986/10)
ジョージ・マクドナルド、George MacDonald 他

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 今回、そのジョージ・マクドナルドとあの「不思議の国のアリス」の
 ルイス・キャロルに、そんな繋がりがあったのか。。という事を知り、
 ますますアリスに興味が出てきてしまいました。

 また、アリスと言ったらこの絵だなぁ。。というくらい有名な
 「ジョン・テニエル」の絵もとっても素敵なんですよ。


 Alice_convert.png
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個別記事の管理2006-07-09 (Sun)
 「2012人類の終焉 太陽からの啓示」という本を読んでいます。
 この本、あの貴乃花親方が推薦されていて、ちょっとびっくりしました。
 「2012年」って、多くの人が知っているんだなぁって。。


 
2012 人類の終焉―太陽からの啓示2012 人類の終焉―太陽からの啓示
(2006/06)
辻本 公俊

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 まだ全部読んでいませんが、この本のだいたいの内容は、竹内文書っぽいことや、
 フォトンベルト、進化論はウソだ!とか予言とか。。
 あとは、意識がこの宇宙にどう影響するのかetc.etc.

 
 精神世界に興味を持ったことがある人なら、もうすでに考えたことがあるような
 ことばかりです。。

 なので、わざわざ買って読むほどでもないかなぁ?と思いましたが、
 たまたま書店で一緒にいた主人に「この本、おもしろそうだね。買って^^」と
 言ってみたら、あっさり買ってくれました。「アレ?言ってみるものねぇ。。」
 という感じで^^;

 とても読みやすいので、1日1ページペースのゲーテに比べると、
 ものすごい勢いで読めます。。

 
 今のところですが、この本の中で一番目をひいたのは、
 「戦後のGHQによる人間獣化計画」というところでした。

 古来から「神の国」であった日本。。その日本にとってかわって自らが神の国に
 なりたかった移民の国、歴史の浅い国アメリカが、日本人を洗脳していったと。。。
 日本が内部からゆっくり崩壊していくようにと。。。

 
 今、この日本で起きている様々な事件の連続…何かが狂っているように
 感じている人は、たくさんいらっしゃると思います。

 でも「今の日本はダメだ…」と嘆く前に、なら何が狂ったのか、それを改善するために
 今の自分が出来ることは何か。。。と考える必要があります。

 
 ここのところずっと「自分らしさ」というものについて考えていました。

 私には子供が2人いるのですが、その子たちを同じように育てているつもりでも、
 その子によって持って生まれた特質の違いがあるのを感じていて。。

 それはどちらがどう。。というわけではないのですが、その子それぞれの
 根っこの部分を生かすようにしてあげないと、ゆがみが生じてしまうだろうなぁ。。
 ということを常々感じていました。

 
 それをもっと広い目で見てみると、「日本人としての魂の根っこの部分」
 …それに合った生き方をしないと、ゆがみが生じてしまうのではないか。。。
 
 そんなことを思ったんです。

 
 戦後、GHQにもたらされた「自由・平等・博愛・個人主義」など。。

 そういったものがもしかすると、日本人を混乱させてしまっているのかもしれない。。
 そう感じました。

 この本ではGHQが悪意を持って日本を洗脳したかのように書かれていましたが、
 そのあたりは私には解りません。。

 アメリカ人は、日本のことを親身に思ってアメリカ人流の幸せになる方法を
 教えてくれたんだ。。私はそう思いたいです。。

 
 個人個人を見ても、どこかに苛立ちを感じている人を多く見かけます。
 それはもしかすると、今の日本の社会。。それをうまく渡っていく為の生き方が、
 日本人の魂が本来こう在りたいと自然に願う生き方と、合っていないのかもしれない。。

 そんな風に感じました。

 
 でも、失敗したらまたやり直せばいいんです。。

 
 今すぐこの社会の方向転換なんてことは、難しいかもしれませんが、
 まずは私が。。。という意識をみんなで持って、ひとりひとりが少しづつでも
 自分の内なる声に従った生き方をしていけば、日本人の魂を100%生かせる社会を
 また生み出すことができるのではないか?という気がします。。

 
 だからといって、極端に走るのも何ですが…少しづつ少しづつ、ひとりひとりの
 魂が安らぎで満たされるように。。。

 それがどんどん広がっていくように。。


 「日本人らしさって何か」ということをちょっと真剣に考えてみるのも
 いいかもしれませんね。
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個別記事の管理2006-07-13 (Thu)
 先日の「人類の終焉」は2日で全部読んでしまいました。
 あれから先を読み進めていくうちに、またおもしろいところがありました。

 
 地球がフォトン・ベルトの一番外側の部分「ヌル・ゾーン」に進入したのは1987年。。

 その時、天変地異が起きるのではないか。。と一部で騒がれていたらしく
 (私は全然知らなかった。。)電化製品が使えなくなる。とか太陽が数日間
 昇らなくなるというような予言がされていたんだそうです。

 でも何も起こらなかった。。

 予言がはずれた。。ということになったらしいのですが。。

 
 実は、地球が「ヌル・ゾーン」に進入する、その同じ年、1987年に超新星アルバスが
 爆発してフォトンベルトに穴をあけたのだそうです。

 そして地球はその穴を通り抜けて進入したので、衝撃を受けずにすんだとか。。
 (これ。。たしか以前読んだ「プレアデス銀河の夜明け」にも書いてあったような??
 違う本だったかな??)

 
 この爆発は、天文学では予測されていなかったのだそうで。。
 これはただの偶然ではない。。とこの本では言っています。「ヌル・ゾーン」を
 地球が無事に通過することができるようにと、神様に対して、一心に祈りを
 捧げていた人々の存在があったから。。

 その祈りが通じて、アルバスが爆発したのだと。。そんなようなことが
 書かれていました。


 
 誰でもそうだと思うのですが、朝起きるとすぐに思考は活動し始めますよね。。

 特に気になることがない時は、「今日の朝ご飯は。。」みたいな感じですが、
 気になることがある時は、私の場合それが朝一で出てきてしまいます。

 昨日はある人の事が浮かびました。そして今日はなぜか
 「ハーモニック・コンバージェンス」でした。

 
 そして、昼間、昨日買いこんできた「13の月の暦」関連の本を読んで固まりました。。

 
 ハーモニック・コンバージェンスって。。1987年。。。

 これって地球がフォトンベルトのヌル・ゾーンに進入した年。。
 超新星のアルバスが爆発した年じゃないの。。。と。。。
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個別記事の管理2006-08-12 (Sat)
 バレエの「眠りの森の美女」にはとても重要な妖精が出てくるのですが、
 それは「リラの精」といって、紫の衣裳を着た「善」の精なのです。。。


 ふと、シンボルとしての「リラ」を調べてみました。。


 こちらの本より


 
世界シンボル大事典世界シンボル大事典
(1996/12)
ジャン シュヴァリエ、アラン ゲールブラン 他

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 リラ。。。(古代ギリシャの竪琴)(キタラ・ハープ・リュート):lyre

 〔リラ〕

 ヘルメス、あるいは9人のムーサの1人、ポリュヒュムニアによって
 発明されたリラは、アポロンとオルフェウスの不思議な響きを持つ楽器で、
 詩人のシンボルである。
 
 より一般的には、それは宇宙のハーモニーのシンボルであり、
 宇宙のハーモニーを実現する手段である。事実、アムピオンはリラの楽の音で
 テーバイ市の城壁を築いた。

 キリスト教のイコノグラフィーでは、それは至福をもたらす統合への
 「能動的」参加を喚起する。この働きはダビデのハープのそれに等しい。

 リラの7弦は7惑星に対応する。というのも、7本の弦が振動し合って
 調和するように、7つの惑星も宇宙の中に公転しつつ調和を保っているからである。
 弦の数が12本に増えると、リラは黄道十二宮に対応するとされた。



 〔ハープ、リュート、キタラ〕

 ハーモニーの概念は『黙示録』の中の「獣に打ち勝った者たち」の
 ハープ(竪琴)によっても表現される。

 チベットの〈輪廻説〉には、〈アヴァロキテシュヴァラ〉(観音)が
 リュートを持って〈デーヴァ〉の世界に現れる。つまり〈ダルマ(法)〉の
 楽の音で、神々をその幻想から目覚めさせようというのである。

 「キタラ奏者を手本にせよ」とカリストス2世・クサントプロスは書いている。
 キタラは心、弦は感性、奏者は知性、弓は「神の記憶」なのである。
 (BURA,BENA,DANA,GOVM,GRAD,HERJ,MALA,PHIL)


 〔リラの新しい意味〕

 リラはアポロンの持ち物の1つで、アポロンに固有の予見能力を象徴する。
 ムーサのウラニアとエラトの持ち物としては、詩的・音楽的インスピレーションを
 象徴する。

 リラの発明は神話に基づいて、ジャン・シュヴァリエはリラを
 「天と地を結びつける象徴的祭壇」とみなす。ヘルメスはアポロンから
 牛を盗んだが、その中の1頭の皮を亀の甲羅にかぶせ、そこに2本の角を固定して、
 その共鳴胴の上にガット弦を張った。

 ところで「地中海文明においては牛は〈天の雄牛〉を象徴する…

 リラを振動させることは世界を振動させることである。
 宇宙の結婚が成就し、大地は天によって受胎する。田野に雨が降り、
 雌の胎内は重くなる。

 すべての楽器はいずれも、世界の密かなハーモニーに到達するための
 手段であったように思われる。
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個別記事の管理2006-08-22 (Tue)
 またまた魂を揺さぶられる本を発見してしまって。。。

 不思議の国のアリスではありませんが、「私を読んで」ってその本は
 私を呼んでいるのです。。。

 以前もあったのですが、そういう本はなぜかある日突然、ドーンとたくさん
 積まれていたり、やたら目につくところに(多分私だけだと思うのですが)
 置かれていたりするんですよねぇ。。

 それは、「巨石」という本でした。。


 
巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く
(2006/06)
山田 英春

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 中をパラパラしてみたら、もう泣けるほど素敵な写真がいっぱい。。。

 大好きなアイルランド、ウェールズの巨石達の写真がこれでもか!!
 というくらいたくさんでした。。。

 石に刻まれたケルトの渦巻き模様の写真まであったりして。。。
 写真だけでなく、いろいろ深いこともたくさん書かれていて非常に興味深い本です。。
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個別記事の管理2006-08-24 (Thu)
 
シリウスの伝説シリウスの伝説
(1990/04)
辻 信太郎

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 愛とは信じて疑わぬこと。
 疑う愛は愛ではない。
 だが、愛が強ければ強いほど、
 悲しいことに疑いもまた強く育つ。
 そして、疑いを宿した愛は、
 悲しい愛に変わってゆく……。


 むかし、まだこの世界が創られるずっと前のことでした。
 この地上は、真っ赤に燃えつづける火と、煙のような水蒸気となって
 立ちのぼる水が、ひとつのかたまりとなって、ごうごうとあたり一面に
 渦巻いていました。

 この火と水は、もとは同じ神様から生まれた姉と弟で、それぞれ、
 火の神テミスと、水の神グラウコスとして、いつも仲良く混沌と
 まじりあっていました。

 ところが、あるとき姉の火と弟の水の仲があまりに良いので、
 気まぐれな風の神が、二人を仲たがいさせて、からかってやろうと
 思いついたのです。


 「火の神テミスよ、弟がお前のことをどう言っているのか知っているか?」

 「水の神グラウコスよ、先日テミスがあんな弟を持った私は恥ずかしいと
  いっていたぞ。」

 
 風の神アルゴンの言葉を信じてしまった二人の心は、このとき以来
 すっかり離れてしまいました。

 強く信じ合っていただけに、裏切られたという悔しさと怒りは、ひとしお強く、
 やがてそれは激しい憎しみへと変わっていったのです。

 そして、ついに姉は陸へ、弟は海へと袂を分かち、以後、二人は
 再びあいまみえることはありませんでした。

 
 永遠の生命をもつ、この火と水の神にとって、憎しみはまたいつ果てることない
 永遠のものになり、長い長い時とともに、テミスは陸に炎の宮殿を、
 グラウコスは海の中に水の城を築き、互いに憎しみあいながらも、
 大きく栄えていったのでした。


 その出来事からずっと時が経った頃、水の王子シリウスと、火の妖精マルタは
 出会います。。

 海が荒れないよう毎晩かがり火をたいて、マルタがその番をしていたリリカの岬で、
 二人は愛を育んでいきました。。。

 火の子と水の子は、互いに姿をみせあってはいけないという掟を破って。。。

 
 深く愛し合いながら、結ばれることの出来ない境遇を嘆くシリウスとマルタは、
 ある時、大海亀のモアルからこんな話を聞きました。

 
 「この世界には、誰にも信じられないような不思議なことが起こるときがある。
  そう、それは九十年にただ一度だけ起こるできごとじゃ。

  九十年に一度だけ、真昼、太陽はこの大空から隠れ、すべてのものが闇に
  包まれるのじゃ。『日食』そうじゃ、思い出した。日食と呼ばれるその日に
  隠れた太陽のあとには、コロナと呼ばれる黒い太陽があらわれる。

  その黒い太陽があらわれて、そのまわりに真っ赤な炎の輪が燃えはじめると、
  この火と水の境の地、リリカの岬に遠からぬメビウスの丘に不思議な花が咲く。

  クライン草という紫の花じゃ。このつる草の花が開くと、花の中から白い胞子が
  舞い上がり、北の空をさして飛んでいく。

  その胞子の行く北の果ての空には、今も火と水が仲良く暮らす星があると聞く。。。」



 これは「シリウスの伝説」という物語です。。今から20年以上前、
 アニメの映画になって、当時まだ小さな子供だった私も観に行きました。。。

 この原作者である辻信太郎さんが、本の後書きでこんなことをおっしゃっていました。


 小さい頃から星や花が好きだった私は、冷たい冬空に輝く大犬座の主星シリウスが、
 なぜか一番心ひかれる星でした。三ツ星で有名なオリオン座の左下に強く輝くシリウス。
 夏の蠍座の主星アンタレスの赤い輝きと対照的に青白く輝くシリウス。

 この物語に書かれているシリウスは、勿論あの大犬座の主星シリウスのことなのです。
 ですから星の神話にある大犬座の物語とは違います。

 でも私はこの星シリウスを見ていると、どうしても星の神話にあるオリオンの
 連れている猟犬としてではなく、限りない愛を求めたマルタとシリウスの住む
 恋の星のような気がしてならないのです。

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個別記事の管理2006-10-13 (Fri)
 「陰陽師」や「妖魅変成夜話」など、漫画家、岡野玲子さんの描く世界は
 どれも素敵で、いつも惹きこまれてしまうのですが、その中でもこの
 「THE CALLING」は心臓が飛びだしてしまうのでは?と思ってしまうくらい、
 読むときはいつもなぜかドキドキしてしまいます。。。


 
コーリング 第1巻 (白泉社文庫 お 4-1)コーリング 第1巻 (白泉社文庫 お 4-1)
(2009/09/15)
岡野 玲子、パトリシア A.マキリップ 他

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コーリング 第2巻 (白泉社文庫 お 4-2)コーリング 第2巻 (白泉社文庫 お 4-2)
(2009/09/15)
岡野 玲子、パトリシア A.マキリップ 他

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コーリング 第3巻 (白泉社文庫 お 4-3)コーリング 第3巻 (白泉社文庫 お 4-3)
(2009/09/15)
岡野 玲子、パトリシア A.マキリップ 他

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 原作は、世界幻想文学大賞を受賞したパトリシア・A・マキリップの
 ファンタジー小説「妖女サイベルの呼び声」(The Forgotten Beasts of Eld)です。


 
妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)
(1979/02/28)
パトリシア A.マキリップ

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 エルドの山奥深くの館で、伝説の幻獣たちと暮らす魔女サイベル。

 人の世から離れ、古からの魔法と静けさの中で日々を送る彼女のもとに、
 ある日、生まれたばかりの赤子が届けられました。争そう2つの王国双方に
 深い縁を持つ赤子は、やがてサイベルを王位をめぐる争いへと巻き込んで行きます。

 美しく力のある魔女をめぐり繰り広げられる、愛や憎しみ、復讐と解放の物語は、
 まるで一幅のタペストリーを織りあげるように、岡野さんの美しい絵で
 丹念に描きあげられています。

 
 岡野さんは言います。。。


 ファンタジーにお決まりの『光と闇』の二元論を自分の外に求めないこの物語の、
 予想できない展開と、銀色の抜け毛が光を浴びながら音もなく石の床に
 落ちてゆくさまをじっと見つめているような、ゆっくりと時間を進めさせていく
 情景描写は、思想的に百歩譲って十年後戻りしても、描いてみたい世界でした。


 糸・綴織り(タペストリー)・過去・未来・空間・記憶・白鳥・ドラゴン・
 獅子・隼・星・太陽・言葉・鍵。こんなに大切な意味を象徴する言葉たちの
 ちりばめられた原作に出会え、視覚化が許されたことが何と幸運であったかと、
 ますますじ~んと感じ入ってしまいます。


 
 この物語の最後。。。
 サイベルはひとり森の中でハッとなるのです。。。

 そしてそのあと涙を流しながら言うセリフ。。。このシーンが私は大好きです。。。

 
 サイベルの気持ちが。。。
 その「感覚」がすごく解ったから。。。
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個別記事の管理2006-10-22 (Sun)
 リマールというアーティストの「ネバーエンディングストーリー」という曲のPVを、
 先日観ていました。。。

 これは同名の映画のテーマソングなのですが、この映画は、もう大好きで
 繰り返し繰り返し何度も観ました。。。


 
ネバーエンディング・ストーリー [DVD]ネバーエンディング・ストーリー [DVD]
(2013/12/04)
ノア・ハザウェイ、バレット・オリバー 他

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 空想好きな少年バスチアンが、ある日不思議な本を読み始めます。。。

 本の中の世界「ファンタージェン」を救う冒険の物語を読みながら、
 主人公のアトレーユと一緒に空想の中の旅に出ます。現実世界と本の中の
 世界が並行して進んでいくのですが。。。

 バスチアンが、夢を信じなくなった時。。。空想をただの空想だと思った時、
 本の世界の「虚無」はだんだん大きくなっていって。。。そして。。。

 
 この映画は原作者とちょっと揉め事があったりしたことも有名だったりしますが、
 その原作者というのはあの「モモ」の原作者ミヒャエル・エンデだったのでした。。。

 私がこの映画の原作がエンデだったと知ったのはけっこうあとだったので、
 びっくりしました。。。


 
はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)
(1982/06/07)
ミヒャエル・エンデ

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 エンデの「モモ」と言えば、「時間」にまつわる物語ですね。。。


 
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
(1976/09/24)
ミヒャエル・エンデ

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 とてもとてもふしぎな、それでいてきわめて日常的な一つの
 秘密があります。

 すべての人間はそれにかかわりあい、それをよく知っていますが、
 そのことを考えてみる人はほとんどいません。

 たいていの人はその分けまえをもらうだけもらって、それを
 いっこうにふしぎとも思わないのです。

 この秘密とは。。。

 それは、時間です。

 時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところで
 あまり意味はありません。

 というのは、だれでも知っているとおりその時間にどんなことがあったかによって、
 わずか一時間でも永遠の長さに感じられることもあれば、ぎゃくにほんの一瞬と
 思えることもあるからです。

 なぜなら、時間とはすなわち生活だからです。そして人間の生きる
 生活は、その人の心の中にあるからです。。。

 
 ~「モモ」ミヒャエル・エンデ著より~

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個別記事の管理2006-11-07 (Tue)
 たつみや章さんの書かれた「月神シリーズ」(講談社)
 4部作になっていますが、第1部だけでも十分、面白いです。。

 古代日本が舞台のファンタジーなので、日本人の私達には入っていきやすいと思います。


 
月神の統べる森で月神の統べる森で
(1998/12/16)
たつみや 章

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地の掟 月のまなざし地の掟 月のまなざし
(2000/01/28)
たつみや 章

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天地のはざま天地のはざま
(2001/03/27)
たつみや 章

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月冠の巫王月冠の巫王
(2001/12/13)
たつみや 章

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 子供向きだけあってとても解り易いのですが、その行間から感じられるものは
 深いと思います。

 私は、自分が母親のせいか、大切な事は子供でもわかるようなシンプルな言葉で伝えたい。。
 と常日頃から思っておりましたので、そういった点でも、この本には
 共感できたのかもしれません。

 でも、おすすめの一番の理由は、この本を読んでいる時、なぜか私は
 ドキドキしてしまったからです。


 この「月神シリーズ」なのですが、なんだか不思議な出会いを感じた
 本達でした。。。

 昨年の夏休み前に、娘が「月神の統べる森で」を学校の図書室から借りてきました。。。

 普段は借りてきた本は1週間で返さないといけないのですが、それは夏休み用だったので、
 その間はずっと借りている事が出来ました。

 
 夏休みも終わる頃、私は娘がどんな本を読んでいるのかなぁ?なんて、
 その本をパラパラッと。。。そうしたら思いきりハマってしまい、徹夜で
 読み通してしまいました(笑)

 しかもボロボロ泣きながら。。。

 
 さきほども書きましたが、読んでいる間中、ドキドキしていました。。。

 
 秋になり、ちょうど今から1年くらい前だったと思うのですが、あの本が
 どうしても忘れられなくて、私は娘に頼んでもう一度借りてきてもらいました。。。

 
 そして、やっぱりドキドキで読んだのですが、お話の続きもすごく読んで
 みたいなぁって思い始めました。。。

 ただ、娘によると、学校には続きの本はないらしいので、もし読むとしたら、
 自分で買うか、図書館に探しに行くかしないと。。。という感じでした。。。

 
 でも、近所の図書館には置いてありませんでした。。。

 わざわざ取り寄せてもらうのもなぁ。。というのもあったし、あと、あの頃は、
 いろんな本を読んでいて、書籍代が家計を圧迫していたので^^;買うのもちょっと。。。
 なんて。。。迷っていました。。。

 
 そんな時、学校からの「図書だより」というお手紙でびっくりしました。。。

 そこには、月神シリーズの続きの3冊。。。「地のおきて 月のまなざし」
 「天地のはざま」「月冠の巫王」を入荷します!。。。というお知らせが!!

 
 「こ、これは。。。私の為に入荷してくれたみたいじゃないのぉ(泣)」。。。

 なんて、ひとり悦に浸った私です(笑)

 
 ただ、問題がありました。。

 月神シリーズ入荷予定は、12月になっていました。そして決まりでは図書室の本は
 1人1週間に1冊です。。。

 そして我が家は12月いっぱいでその学校を転校することになっていました。。。

 
 もうすぐ転校してしまうのだから、子供達には自分の読みたい本を借りてほしいよなぁ。。。
 って思いました。。。

 それに、時期的に冬休みに入ってしまうので、借りてきてくれたとしても全部を
 読むのは無理そうだなぁ。。と。。。

 しかも新しく入荷した本は、人気があるから簡単に借りられないしなぁ。。って
 思っていました。。。

 
 ある日、娘と息子が一緒に帰宅してきました。。。
 何やらニコニコしながら。。。

 そして「ジャ~~~ン!」と二人が差し出したのは、なんと月神の本、
 3冊!!「ど、ど、ど、どうしたの?こ、こ、これ??」私はこんな感じでした^^;

 
 なんでも、冬休みスペシャル期間ということで、1人2冊を冬休みいっぱい借りる事が
 出来たそうです。。。(我が家は冬休み前には返さないと。。だったのですが。。。)

 そして、娘が2冊、息子が1冊をそれに当てて借りてきてくれたのでした。。。

 他には誰も借りる人はいなかったみたいで、3冊揃ってちゃんとあったよ。。。
 とのことでした(涙)

 
 なんだか嬉しくもあり、申し訳なくもあり。。。
 子供達には、「ごめんね&ありがとう」の連発でした。

 娘は「私が読みたかったんだよ。」なんて言ってたけど。。。

 そして、あの時ちょっと感じたのですが、「ごめんね。」と言うより「ありがとう。」と
 言った時の方が、子供たちの顔は輝くような気がしました。。。

 
 そんな出来事もあり、この本たちは、私にとって読むべくして読む本だったんだなぁ。。
 という想いが強い本たちなのでした。。。
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個別記事の管理2006-12-29 (Fri)
 だいぶ暮れも押し迫ってきましたね。。。

 2006年はいろんな変化のあった、楽しい年でした。。。
 ここ1ヶ月くらいでも、また自分の中の変化を感じています。。。

 
 年の瀬。。。
 なんだかボーッとしている私は、とりあえずやることが終わって落ち着く午後には、
 「LUPICIA」というお茶屋さんの「ゆめ」という薔薇の紅茶を飲みながら、
 のんびりと読書です。。。

 娘のバレエも終わったので、息子の相手からも解放されたし(笑)


 このところ、この3冊を気が向いた時にパラパラと読んでいます。。。


 
ふたりの巨人―アイルランドのむかしばなしふたりの巨人―アイルランドのむかしばなし
(1997/03)
エドナ オブライエン

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カバラの魔法―幸運をつかむ365のユダヤの教えカバラの魔法―幸運をつかむ365のユダヤの教え
(2006/09/01)
ゲルション ウィンクラー

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 物語の中に観る、そして感じる。。。

 今はそんな気分です。。。

 そして、きわめつけにおもしろいなぁ。。。と思っているのが、こちらです。。。


 
スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)
(1996/07)
イドリース シャー

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 これは、すご~くいいです。。。
 3冊の中では一番お薦めです。。。

 私がよけいな解説はしないほうがいいと思うので、何も書かないけれど。。。

 スーフィーの雰囲気って、なんだか好きです。。。なぜかドキドキします。。。

 あのルーミーの詩なども、とっても素敵ですね。。。


 ジャラール・ウッディーン・ルーミー
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