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最近我が家では何かとABBAづいていたのですが、テレビでも
この頃よくABBAの特集をやっていて、シンクロ感じます(笑)
昨日観た番組もそうだったのですが、その中でABBAにちなみ、
スウェーデンの伝統的な唱法も紹介していました。
それは、「キュールニング」というものなのだそうですが、
キュールニング(kulning)とは、夏、牛飼いが牛を山の奥に
連れていった際に、はぐれてしまった牛や山羊を呼んだり、
オオカミの声の真似をして追い払ったりするために使った
唱法なのだそうです。
これを行っていたのは、女性だそうです。。。
きっと、これに使うのは高音だから、、、なのでしょうねぇ。。。
森を見て、風を読む。。。
そして、どんな声を響かせるか判断するのだそうです。。。
その声はまるで野生の鳥の声のような響きで、、、
とても遠くまで響き渡り、こだましていました。。。
木の多い森の中では、少し低め、遠くの山にぶつけて響きを
拡散させたいときはかなりの高音。。。と、いろいろと
使い分けるのだそうです。。。
高い音の方が、遠くに響くのですって。。。
このキュールニングは、スウェーデン・ダーラナ地方の山間部に
伝わる伝統唱法なのだそうですが、その第一人者である、
レーナ・ヴィッレマルク (Lena Willemark)さんという方が、
いろいろお話しされていました。。。
youtubeで探してみたら、こんなのを見つけました。
石器時代。。。
人類は狩りをしていましたが、その方法は、現代人の私達が想像して
いるものとは少し違っていた。。。なんてお話をどこかで聞いたことが
ありました。。。
彼らの中のシャーマン達が、テレパシーを使い動物達をおびき寄せ、
いとも簡単にその動物を仕留めた。。。と。。。
そんなこと、アリだったの??と半信半疑でしたけれども、こういった
唱法が残っているとなると、あながち夢物語とも言えないのかも
しれないな。。。なんて思ってしまいました。。。
その番組の中では、ABBAの唱法についても説明されていましたけれども、
彼女達、とても細かいビブラートを使っているらしく、1秒間に
6.2(6.4だったかな?)回、声を揺らしているのだそうです。。。
しかも、アグネタとフリーダが二人で同じ震わせ方をするので、
二人の声が重なると、ひとりの声に聴こえる。。。と。。。
さらに彼女たちは「ベルティング唱法」という歌い方をしているとの
ことで、これは一体どういう歌い方なのかと思ったら、、、
裏声を使わずに高音を出す歌い方みたいで。。。
要は、声帯を開かずにずっと閉じたまま声帯をぶつからせて
声を出す。。。と。。。
説明だけでは今ひとつよく解らなかったのですが、私が勉強している
声楽の、喉を開きっぱなしにして声を出す方法とは真逆だな。。。と
思いました。
けれども、声帯を閉めっぱなしにすると、かなり喉に負担が
かかるでしょうし、喉のためにはどうなんだろう???
・・・という疑問がわいてきたので、ちょっといろいろ調べてみたら、
やはりこの声の出し方は、胸や背中の筋肉をしっかり鍛えないと
相当喉に負担がかかるらしいです。
ミュージカルなどで強いキャラクターを演じるような時、こういった
歌い方が使われるとか。。。
昨日の番組の中では、ABBAのコピーバンドをやっている人達が
「お腹から声を出す。鼻から出すような感じで。。。」
と説明されていたけど、やってみようとすると、なんだか、
目玉オヤジの「おい!鬼太郎!!」みたいな声になってしまう。。。^^;;
私には、、、
この歌い方は出来そうにありませんし、下手にやると喉を痛めて
しまいそうなので、これは、聴いて楽しむことにします(笑)
この頃よくABBAの特集をやっていて、シンクロ感じます(笑)
昨日観た番組もそうだったのですが、その中でABBAにちなみ、
スウェーデンの伝統的な唱法も紹介していました。
それは、「キュールニング」というものなのだそうですが、
キュールニング(kulning)とは、夏、牛飼いが牛を山の奥に
連れていった際に、はぐれてしまった牛や山羊を呼んだり、
オオカミの声の真似をして追い払ったりするために使った
唱法なのだそうです。
これを行っていたのは、女性だそうです。。。
きっと、これに使うのは高音だから、、、なのでしょうねぇ。。。
森を見て、風を読む。。。
そして、どんな声を響かせるか判断するのだそうです。。。
その声はまるで野生の鳥の声のような響きで、、、
とても遠くまで響き渡り、こだましていました。。。
木の多い森の中では、少し低め、遠くの山にぶつけて響きを
拡散させたいときはかなりの高音。。。と、いろいろと
使い分けるのだそうです。。。
高い音の方が、遠くに響くのですって。。。
このキュールニングは、スウェーデン・ダーラナ地方の山間部に
伝わる伝統唱法なのだそうですが、その第一人者である、
レーナ・ヴィッレマルク (Lena Willemark)さんという方が、
いろいろお話しされていました。。。
youtubeで探してみたら、こんなのを見つけました。
石器時代。。。
人類は狩りをしていましたが、その方法は、現代人の私達が想像して
いるものとは少し違っていた。。。なんてお話をどこかで聞いたことが
ありました。。。
彼らの中のシャーマン達が、テレパシーを使い動物達をおびき寄せ、
いとも簡単にその動物を仕留めた。。。と。。。
そんなこと、アリだったの??と半信半疑でしたけれども、こういった
唱法が残っているとなると、あながち夢物語とも言えないのかも
しれないな。。。なんて思ってしまいました。。。
その番組の中では、ABBAの唱法についても説明されていましたけれども、
彼女達、とても細かいビブラートを使っているらしく、1秒間に
6.2(6.4だったかな?)回、声を揺らしているのだそうです。。。
しかも、アグネタとフリーダが二人で同じ震わせ方をするので、
二人の声が重なると、ひとりの声に聴こえる。。。と。。。
さらに彼女たちは「ベルティング唱法」という歌い方をしているとの
ことで、これは一体どういう歌い方なのかと思ったら、、、
裏声を使わずに高音を出す歌い方みたいで。。。
要は、声帯を開かずにずっと閉じたまま声帯をぶつからせて
声を出す。。。と。。。
説明だけでは今ひとつよく解らなかったのですが、私が勉強している
声楽の、喉を開きっぱなしにして声を出す方法とは真逆だな。。。と
思いました。
けれども、声帯を閉めっぱなしにすると、かなり喉に負担が
かかるでしょうし、喉のためにはどうなんだろう???
・・・という疑問がわいてきたので、ちょっといろいろ調べてみたら、
やはりこの声の出し方は、胸や背中の筋肉をしっかり鍛えないと
相当喉に負担がかかるらしいです。
ミュージカルなどで強いキャラクターを演じるような時、こういった
歌い方が使われるとか。。。
昨日の番組の中では、ABBAのコピーバンドをやっている人達が
「お腹から声を出す。鼻から出すような感じで。。。」
と説明されていたけど、やってみようとすると、なんだか、
目玉オヤジの「おい!鬼太郎!!」みたいな声になってしまう。。。^^;;
私には、、、
この歌い方は出来そうにありませんし、下手にやると喉を痛めて
しまいそうなので、これは、聴いて楽しむことにします(笑)
今日は、娘の学校のお友達のバレエ教室の発表会があり、
娘と一緒に観に行ってきました
実は先週、以前娘が通っていたバレエ教室の発表会もあり、
教室のお仲間ママからお誘いを頂いていたのですが、
都合があわず、今年は観にいけませんでした。。。
そのお友達も、もしかしたらバレエは今年で最後かも。。。
なんて話を漏らしていたし、、、
もしかしたらいよいよ、そことの縁も終わるのかな。。。なんてね。。。
そんな気がしていたところでした。
ところがやっぱり、バレエ自体との縁は切れないようで、
たまたま学校で、娘と同じクラスのお友達でバレエをやっている子が
いてね、、、
今年も結局、こうしてバレエの発表会を観に行くことになった。。。
娘も出演していないし、自分も父兄の役員仕事もないし。。。
ただのお客として、こんなにお気楽にバレエの発表会を観る。。。
・・・という感覚が、逆に落ち着かない感じでした(笑)
娘達のお教室の生徒さん達を観ていた時も思ったけど、今日も
同じようなことを感じました。。。
私自身がバレエをやっていた頃より、なにもかもが、ものすごく
進歩している。。。
フェッテ32回転なんてもう、当たり前だし、そこにドゥーブルを
入れるのも当たり前。。。
今日なんて、トリプルをいれている子がいたので、もうびっくり
そういう高度なことを、世界でも有名なダンサーではなく、
普通のお教室の普通の生徒さんが普通にやってしまうのだからね。。。
昔だったら、みんなプロになれちゃうのでは?
解剖学的な知識の理解が進んだこともあり、技術面ではもう、、、
昔の比ではないくらい、格段に進歩しているのですね。。。
でも、娘と話していました。。。
もう、来るところまで来てしまったような気がする。。。と。。。
例えばフェッテがトリプルまで回れるのはすごいけど、4回転
5回転、、、と数を増やしていくことには、あまり意味が
ないような気がする。。。
だってバレエは芸術であって、スポーツではないから、
記録に挑戦とかね。。。そういうのは、ちょっと違うような
気がするの。。。
回転の回数を増やして全体のバランスが乱れたら、美しくないし、、、
そう思うと、3回転でもう十分な気がする。。。
パンシェだって、180度足が上がったらそれで十分で、それ以上
開いても、あんまり美しくないような気がしなくもなく。。。
技術面が行き着くまで行き着いてしまったのだとしたら、、、
次に求められるものは何でしょう。。。
今度は、人間の内面に関わってくるのでしょうね。。。
今日は、娘のお友達も観にきていました。
その子は、バレエを観るのが今日初めてだったそうです。
今までテレビなどでも観たことなかったそうで、そうなんだぁ。。。と
驚いていたら娘に、「そっちの方が普通だよ。」と言われました^^;;
小さい頃からずっとバレエと関わってきた私としては、
そっちの方がめずらしく感じてしまうのだけどね(笑)
娘と一緒に観に行ってきました
実は先週、以前娘が通っていたバレエ教室の発表会もあり、
教室のお仲間ママからお誘いを頂いていたのですが、
都合があわず、今年は観にいけませんでした。。。
そのお友達も、もしかしたらバレエは今年で最後かも。。。
なんて話を漏らしていたし、、、
もしかしたらいよいよ、そことの縁も終わるのかな。。。なんてね。。。
そんな気がしていたところでした。
ところがやっぱり、バレエ自体との縁は切れないようで、
たまたま学校で、娘と同じクラスのお友達でバレエをやっている子が
いてね、、、
今年も結局、こうしてバレエの発表会を観に行くことになった。。。
娘も出演していないし、自分も父兄の役員仕事もないし。。。
ただのお客として、こんなにお気楽にバレエの発表会を観る。。。
・・・という感覚が、逆に落ち着かない感じでした(笑)
娘達のお教室の生徒さん達を観ていた時も思ったけど、今日も
同じようなことを感じました。。。
私自身がバレエをやっていた頃より、なにもかもが、ものすごく
進歩している。。。
フェッテ32回転なんてもう、当たり前だし、そこにドゥーブルを
入れるのも当たり前。。。
今日なんて、トリプルをいれている子がいたので、もうびっくり
そういう高度なことを、世界でも有名なダンサーではなく、
普通のお教室の普通の生徒さんが普通にやってしまうのだからね。。。
昔だったら、みんなプロになれちゃうのでは?
解剖学的な知識の理解が進んだこともあり、技術面ではもう、、、
昔の比ではないくらい、格段に進歩しているのですね。。。
でも、娘と話していました。。。
もう、来るところまで来てしまったような気がする。。。と。。。
例えばフェッテがトリプルまで回れるのはすごいけど、4回転
5回転、、、と数を増やしていくことには、あまり意味が
ないような気がする。。。
だってバレエは芸術であって、スポーツではないから、
記録に挑戦とかね。。。そういうのは、ちょっと違うような
気がするの。。。
回転の回数を増やして全体のバランスが乱れたら、美しくないし、、、
そう思うと、3回転でもう十分な気がする。。。
パンシェだって、180度足が上がったらそれで十分で、それ以上
開いても、あんまり美しくないような気がしなくもなく。。。
技術面が行き着くまで行き着いてしまったのだとしたら、、、
次に求められるものは何でしょう。。。
今度は、人間の内面に関わってくるのでしょうね。。。
今日は、娘のお友達も観にきていました。
その子は、バレエを観るのが今日初めてだったそうです。
今までテレビなどでも観たことなかったそうで、そうなんだぁ。。。と
驚いていたら娘に、「そっちの方が普通だよ。」と言われました^^;;
小さい頃からずっとバレエと関わってきた私としては、
そっちの方がめずらしく感じてしまうのだけどね(笑)
今までこの作品は、全幕通して観たことはありませんでした。
所々は、あちこちの発表会やコンサートなどで観ていたので、
いつかちゃんと通して観たいな。。。と思っていたのですが、
なんとなく、きっかけがなくて。。。
でも先日観に行った発表会で、「リゼットのグラン・パ・ド・ドゥ」を
やっていて、、、それがキッカケでやっと、購入しました。。。
「リゼット」というのは、この「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」の
ことで、「リーズの結婚」と呼ばれていたりもします。
ウィキには、こんな風に書かれていました。
『ラ・フィユ・マル・ガルデ』 (仏: La Fille mal gardée,
「下手に見張られた娘」の意) は、1789年にフランスで
発表されたバレエ作品。
初演時の題名は 『藁のバレエ、または善と悪は紙一重』
(仏: Le Ballet de la Paille,
ou Il n'est qu'un pas du mal au bien)
であったが、1791年にロンドンで再演したときから現在の
名称になった。
邦題は 『リーズの結婚』 、英国版は 『御しがたい娘』
(The Wayward Daughter)、ロシア版は 『無益な用心』
(Тщетная предосторожность)
となっている。
このDVDは、英国ロイヤルバレエ団のもので、アシュトン版ですが、
この作品自体はもともとは、フランスのジャン・ドーヴェルヴァルが
振付けたもので、18世紀に生まれたものだそうです。
ジゼルと並ぶ最古のバレエと言われているそうです。
ジャン・ドーヴェルヴァルはある時、町を歩いていたら突然、
トイレに行きたくなったのだそうです。
それで、町の横道に入ってこっそり用を足していたら、そこは
ガラス屋の店先で、そのウィンドウに一枚の版画が掛かっていました。
彼はその版画を見て、一瞬にしてこのバレエ作品の構想がまとまって
しまったのだとか。。。
その時の版画の絵が、これなのだそうです。。。

フッと力が抜けた時、、、
何かが降りてくることってよくありますよね。。。
ここでリーズを踊っているマリアネラ・ヌニェスさんは、
アルゼンチン出身のダンサーですが、ロイヤルのギエムや
バッセル、そしてデュランテに憧れてこのバレエ団の入団を
希望したのだそうで、、、
アンソニー・ダウエルから入団の許可は降りたそうですが、
それは彼女がなんと、15歳の時だったのですって。
彼女が実際に入団したのは、そのあと1年間ロイヤルの
バレエ学校に通ったあとだったらしいですけどね。。。

私はこのダンサーのこと、実はほとんど知らなかったのですけど、
彼女のリーズはとても可愛かったです
ベリーダンスでも、アルゼンチン出身のダンサーが光って
いましたし、なんだか今、アルゼンチンが熱い感じですね^^
マリアネラのオーロラ姫は、フォンテイン以来、ロイヤル史上最高だと
讃えられたそうなので、ぜひ一度、彼女のオーロラを観てみたいものです。。。
所々は、あちこちの発表会やコンサートなどで観ていたので、
いつかちゃんと通して観たいな。。。と思っていたのですが、
なんとなく、きっかけがなくて。。。
でも先日観に行った発表会で、「リゼットのグラン・パ・ド・ドゥ」を
やっていて、、、それがキッカケでやっと、購入しました。。。
![]() | 英国ロイヤル・バレエ団「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」(全2幕) [DVD] (2009/08/19) マリアネラ・ヌニェス、カルロス・アコスタ 他 商品詳細を見る |
「リゼット」というのは、この「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」の
ことで、「リーズの結婚」と呼ばれていたりもします。
ウィキには、こんな風に書かれていました。
『ラ・フィユ・マル・ガルデ』 (仏: La Fille mal gardée,
「下手に見張られた娘」の意) は、1789年にフランスで
発表されたバレエ作品。
初演時の題名は 『藁のバレエ、または善と悪は紙一重』
(仏: Le Ballet de la Paille,
ou Il n'est qu'un pas du mal au bien)
であったが、1791年にロンドンで再演したときから現在の
名称になった。
邦題は 『リーズの結婚』 、英国版は 『御しがたい娘』
(The Wayward Daughter)、ロシア版は 『無益な用心』
(Тщетная предосторожность)
となっている。
このDVDは、英国ロイヤルバレエ団のもので、アシュトン版ですが、
この作品自体はもともとは、フランスのジャン・ドーヴェルヴァルが
振付けたもので、18世紀に生まれたものだそうです。
ジゼルと並ぶ最古のバレエと言われているそうです。
ジャン・ドーヴェルヴァルはある時、町を歩いていたら突然、
トイレに行きたくなったのだそうです。
それで、町の横道に入ってこっそり用を足していたら、そこは
ガラス屋の店先で、そのウィンドウに一枚の版画が掛かっていました。
彼はその版画を見て、一瞬にしてこのバレエ作品の構想がまとまって
しまったのだとか。。。
その時の版画の絵が、これなのだそうです。。。

フッと力が抜けた時、、、
何かが降りてくることってよくありますよね。。。
ここでリーズを踊っているマリアネラ・ヌニェスさんは、
アルゼンチン出身のダンサーですが、ロイヤルのギエムや
バッセル、そしてデュランテに憧れてこのバレエ団の入団を
希望したのだそうで、、、
アンソニー・ダウエルから入団の許可は降りたそうですが、
それは彼女がなんと、15歳の時だったのですって。
彼女が実際に入団したのは、そのあと1年間ロイヤルの
バレエ学校に通ったあとだったらしいですけどね。。。

私はこのダンサーのこと、実はほとんど知らなかったのですけど、
彼女のリーズはとても可愛かったです
ベリーダンスでも、アルゼンチン出身のダンサーが光って
いましたし、なんだか今、アルゼンチンが熱い感じですね^^
マリアネラのオーロラ姫は、フォンテイン以来、ロイヤル史上最高だと
讃えられたそうなので、ぜひ一度、彼女のオーロラを観てみたいものです。。。
![]() | マイティ・ハート/愛と絆 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (2008/04/04) アンジェリーナ・ジョリー、ダン・ファターマン 他 商品詳細を見る |
最愛の夫をテロリストに誘拐・殺害されたマリアンヌ・パールの著書
「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パールの勇気ある生と死」を
製作ブラッド・ピット、主演アンジェリーナ・ジョリーで映画化した
本作だが、いわゆるスター映画とは一線を画す。政治や憎悪を越えて、
ひとりの人間の命を救おうと奔走する人々の姿がリアリティと緊張感ある
映像で見事に描かれているのだ。さらに、決して感情に流されることなく、
ジャーナリストとしての本分と、夫への、そして生まれてくる子どもへの
愛を信念に生きるヒロインの姿にも感銘を受けずにはいられない。
監督は『グアンタナモ、僕たちが見た真実』の実力派マイケル・
ウィンターボトム。
あらすじ(ネタバレあり)
<9.11>の翌日、ダニエル(ダン・ファターマン)とその妻マリアンヌ
(アンジェリーナ・ジョリー)は、パキスタンに到着した。
二人はジャーナリスト同士であり、ウォール・ストリート・ジャーナルの
特派記者であるダニエルは、アルカイダと関わりある人物との接触を
試みようとしていた。この取材を終えた後は、妊娠5ヶ月の妻とともに
帰国する予定だった。
しかし、予定の時刻を過ぎてもダニエルは戻らなかった。
行方不明となった真相を探るため、アメリカ領事館の外交保安担当者を
はじめ、パキスタンのテロ対策組織のリーダー、ウォール・ストリート・
ジャーナルの上司、そしてFBI捜査官などが次々にマリアンヌのもとへ
集まってきた。
やがて、現地の新聞にはダニエルをスパイ扱いする記事が掲載され、
拘束された写真がメールで送られてくる。記者を装ったCIAのスパイ
として誘拐され、人質となっていたのだ。犯人側は身柄の引き渡しと
交換にジェット機を要求してきた。
夫のスパイ容疑をはらすために、テレビ出演するマリアンヌは訴える。
「私は6日間、眠っていませんが、まだ希望はあります。
彼を愛しています」
次第に、ダニエルの足取りが解明されていく。浮かび上がってきたのは、
パキスタンのテロ組織だった。ダニエルはテロリストによって誘拐され、
「価値の高い人質」とされてしまったのだ。
不安と焦燥の中でも、気丈に振る舞うマリアンヌ。しかし、FBIによる
必死の捜索の甲斐もなく、ダニエルが処刑される模様を撮影した
ビデオが届く。
世界で最も愛する夫を失ったマリアンヌは慟哭する。翌日、その事実を
報告するためもういちどテレビ出演するマリアンヌ。
それは、自身もフランスのラジオ局で記者をつとめていた彼女の矜持だった。
やがて、ひとりで出産を終えた彼女は、生まれた息子にアダムと名付ける。
それは、生前のダニエルと決めていた名前だった。
~マイティ・ハート/愛と絆 - goo 映画より~
このお話は、実際に起きたことです。。。
映画はパキスタンでロケをしたらしいのですが、物語の舞台となった
カラチという町の様子が、、、なんというか、その印象が、私にとっては
ものすごく「うるさい」「ごみごみとしている」。。。のような。。。
なんだかとても落ち着かない町に見えました。。。
そして、この映画を観ていて一番感じたことは、、、
「宗教って一体何なの?」
・・・ということでした。。。
パキスタンという国は、元々はインドとひとつでありながら、
イスラム教とヒンドゥー教という宗教の違いから対立が深まり、
インドから分離、独立した国でした。。。
誘拐されたダニーは、両親ともユダヤ人で本人もそれほど信仰に
熱心でないにしても、ユダヤ教徒だったのですが、映画の中では
それをその国で公表することは、とても危険なことのように
描かれていました。。。
映画、、、と言っても実話ですけれども、イスラムの国では、
ユダヤに対してはやはり、悪感情を抱いている人は少なくない
ようですね。。。
信仰の違いでそこまで対立するということは、、、日本人の私には、
かなり理解しがたいことではあるのですが、「自分とは違うものを
悪と見なして責め立てる。。。」という点で見ると、こういった
ことは、無宗教の日本の中でもよく見られることです。。。
人間の弱さですね。。。
誰の心の中にも潜んでいる弱さです。。。
そしてそれは、、、
「分離」という感覚が生み出す幻想でもあります。。。
けれども、そういう弱さにつけこみ、それを増長させるものが
実は「宗教」。。。のような気がしてしまいました。。。
昔は宗教嫌いでしたけれども、でも、宗教についていろいろ
学ぶうち、それは、本当は素晴らしいものなのだということを
理解しました。。。
でも。。。
私達人間は、弱い。。。
だから、宗教にすがってしまうし、神に救いを求めてしまう。。。
でも本当は、、、自分を救えるのは自分しかいないのに。。。
薬が、いつしか毒になってしまうのですよね。。。
この映画だけでなく、最近観た「リミット」という映画や、
テレビで観た「大聖堂」という海外ドラマを観て、同じような
ことを考えていました。。。
そして、最近の自分の内側を観察していたら、、、
そこに、、、ある流れを感じました。。。
決心がついた。。。というか、自然と心に浮かんできたこと。。。
それは。。。
私にとっては、、、ですが、もう、宗教を勉強する必要はない。。。
これからは宗教は必要ない。。。
そういうことでした。。。
アンジェリーナ・ジョリーが演じる「マリアンヌ」という女性は、
強くて、、、とても素敵でした。。。
私はこういう、強い人が大好きです。。。
決して感情に流されることなく、状況を冷静に見つめ、過度に
自分を「被害者」の立場に置かない。。。
悲劇のヒロインにならない。。。
だから、事件がこういう結果に終わった時でも、彼女は最後、
捜査に協力してくれた人達に、心からの感謝の気持ちを送る
だけでなく、さりげなく彼らを元気づけていた。。。
そして、憎むべきは、人の弱さにつけ込み、それを利用しようと
する闇のパワーであり、(ここでは国際的なテロ組織のこと)
パキスタン人そのものではない。。。と。。。
そういうことを強調していたりもしました。。。
私自身は、、、
その闇のパワーも、実はその本体は自分自身の内側にあるもので、
自分自身で克服すべきものだと思っていますけどね。。。
この映画は、マリアンヌによって実際の事件について綴られた
手記を元に製作されたそうなので、いつか彼女の手記を
読んでみたいな。。。という気持ちになりました。。。
映画のエンドロールで流れていた曲も、なんだか素敵でした。。。
父も先日無事退院。。。
退院後はいろいろ忙しくなるのかなぁ。。。とか、これから
いろいろ変わるかなぁ。。。と思っていたのですが、それほど
急激な変化はありませんでした。。。
でもちょっと、変化はあったかな。。。
変化というものは、、、
劇的。。。というより、ゆるやかなのかもしれませんよねぇ。。。
気づいたら変わってたな。。。ということが、今までも多かったですし。
退院後はいろいろ忙しくなるのかなぁ。。。とか、これから
いろいろ変わるかなぁ。。。と思っていたのですが、それほど
急激な変化はありませんでした。。。
でもちょっと、変化はあったかな。。。
変化というものは、、、
劇的。。。というより、ゆるやかなのかもしれませんよねぇ。。。
気づいたら変わってたな。。。ということが、今までも多かったですし。
先日BSで放送された、パリ・オペラ座の「椿姫」は本当に
とてもとても素晴らしくて。。。
今日もまた観てしまったのですが、これはDVDでも出ていた
ものだったのですね。。。
バレエのDVDって高価だし、、、
失敗すると怖いので、椿姫のような作品はなかなか手が
出せずにいたのですが。。。
テレビで放送されなかったら、私は一生、これを観ることは
なかったのかもしれない。。。なんて思ったらもう。。。
あぁ。。。見逃さないでよかった~
「椿姫」はノイマイヤーが1978年にマリシア・ハイデのために
創ったバレエで、ノイマイヤーの代表作のひとつでもあります。。。
この舞台は当初、アルマン役をエルヴェ・モローでDVD化することが
予定されていたそうですが、初日の第2幕まで踊ったモローが、
舞台裏で照明器具に脚をぶつけて怪我をしてしまったため第3幕から降板。。。
その代役としてアルマンを踊ったのがステファン・ビュリオンで、
DVDも結局ルテステュと新人の彼が踊るということになったのだそう。。。
でも。。。
アニエス・ルテステュのマルグリットとステファン・ビュリオンの
アルマンは、、、私にとってはもう、これ以上ないくらい
イメージピッタリ。。。

ステファンのアルマンに関しては、賛否両論あったみたいですが、
私は、大好きです
技術面やアニエスとのパートナーシップのことなどで、いろいろ
厳しいことを言っていた人も中にはいらっしゃいましたが、、、
娼婦マルグリットに恋をする純粋な若いアルマンというのは、
「ぎこちないからこそ良い!!」
これが私の意見です(笑)
アニエスのような大柄な人をリフトするのは、大変だろうから、、、
多少ぎこちなくても、急な代役でここまでやった彼には、
やっぱり、温かい拍手を送りたいものです。。。
椿姫では、彼はなぜか小柄に見えてしまうのですけど、、、
(アニエスが大きいから。。。^^;)
実はかなり長身のダンサーみたいですね。。。
彼は無表情。。。みたいな意見も多かったけど、私は
結構好きです。。。
確かに、、、ドンキのバジルとかは似合わなそうだけど、
アルマンのような「苦悩する役」なんかは、彼のは、絶対良いと思う。。。
ステファン・ビュリオンは、昨年オペラ座のエトワールに
昇進したそうですし、、、
彼にも今後、注目していきたいな~って思います^^
それにしてもこの「椿姫」は、、、超おすすめだなぁ。。。
ショパンの音楽も、胸に染み入ります。。。
これは、泣きながら観るラストシーン。。。
とてもとても素晴らしくて。。。
今日もまた観てしまったのですが、これはDVDでも出ていた
ものだったのですね。。。
![]() | パリ・オペラ座バレエ 「椿姫」 [DVD] (2010/06/23) パリ・オペラ座バレエ団 商品詳細を見る |
バレエのDVDって高価だし、、、
失敗すると怖いので、椿姫のような作品はなかなか手が
出せずにいたのですが。。。
テレビで放送されなかったら、私は一生、これを観ることは
なかったのかもしれない。。。なんて思ったらもう。。。
あぁ。。。見逃さないでよかった~
「椿姫」はノイマイヤーが1978年にマリシア・ハイデのために
創ったバレエで、ノイマイヤーの代表作のひとつでもあります。。。
この舞台は当初、アルマン役をエルヴェ・モローでDVD化することが
予定されていたそうですが、初日の第2幕まで踊ったモローが、
舞台裏で照明器具に脚をぶつけて怪我をしてしまったため第3幕から降板。。。
その代役としてアルマンを踊ったのがステファン・ビュリオンで、
DVDも結局ルテステュと新人の彼が踊るということになったのだそう。。。
でも。。。
アニエス・ルテステュのマルグリットとステファン・ビュリオンの
アルマンは、、、私にとってはもう、これ以上ないくらい
イメージピッタリ。。。

ステファンのアルマンに関しては、賛否両論あったみたいですが、
私は、大好きです
技術面やアニエスとのパートナーシップのことなどで、いろいろ
厳しいことを言っていた人も中にはいらっしゃいましたが、、、
娼婦マルグリットに恋をする純粋な若いアルマンというのは、
「ぎこちないからこそ良い!!」
これが私の意見です(笑)
アニエスのような大柄な人をリフトするのは、大変だろうから、、、
多少ぎこちなくても、急な代役でここまでやった彼には、
やっぱり、温かい拍手を送りたいものです。。。
椿姫では、彼はなぜか小柄に見えてしまうのですけど、、、
(アニエスが大きいから。。。^^;)
実はかなり長身のダンサーみたいですね。。。
彼は無表情。。。みたいな意見も多かったけど、私は
結構好きです。。。
確かに、、、ドンキのバジルとかは似合わなそうだけど、
アルマンのような「苦悩する役」なんかは、彼のは、絶対良いと思う。。。
ステファン・ビュリオンは、昨年オペラ座のエトワールに
昇進したそうですし、、、
彼にも今後、注目していきたいな~って思います^^
それにしてもこの「椿姫」は、、、超おすすめだなぁ。。。
ショパンの音楽も、胸に染み入ります。。。
これは、泣きながら観るラストシーン。。。
サラ・ブライトマンのこの曲を初めて聴いた時、、、
「クラシックとハードロックが混ざったら、なんか素敵かも」
・・・と思いました。。。
それでいろいろ探していたら、「シンフォニックメタル」という
ジャンルの音楽があることを知りました。。。
シンフォニックメタル
先日テレビでチラッと観ましたが、北欧の方では、オペラ歌手がメタルに
転向したり、メタルバンドがオペラに登場したりすることがなぜか
多いのですってね。。。
北欧スウェーデンの「Therion」というバンドを紹介していました。
これは、、、かっこいい~
オペラもメタルも、、、
長い物語をステージで歌い上げる。。。という点で一致している。。。
とのことでしたが、そう言えばメタルってそういうの多いですね。。。
「物語を歌い上げる」
・・・なんて、なんだか吟遊詩人みたいです☆
「クラシックとハードロックが混ざったら、なんか素敵かも」
・・・と思いました。。。
それでいろいろ探していたら、「シンフォニックメタル」という
ジャンルの音楽があることを知りました。。。

先日テレビでチラッと観ましたが、北欧の方では、オペラ歌手がメタルに
転向したり、メタルバンドがオペラに登場したりすることがなぜか
多いのですってね。。。
北欧スウェーデンの「Therion」というバンドを紹介していました。
これは、、、かっこいい~
オペラもメタルも、、、
長い物語をステージで歌い上げる。。。という点で一致している。。。
とのことでしたが、そう言えばメタルってそういうの多いですね。。。
「物語を歌い上げる」
・・・なんて、なんだか吟遊詩人みたいです☆
台湾の少数民族である「アミ」という民族のおじいちゃんが
歌う民族歌があります。。。
これは、郭英男(ディファン/Difang)さんと彼の奥さん郭秀珠
(イガイ/Igay) さんが歌う「老人飲酒歌」という歌なのだそうです。。。
彼らはお二人とももうお亡くなりになったそうですが、ご夫婦で
コーラスグループとして活動されていたそうです。。。
郭英男さんについて
ディファンさんの声にイガイさんが声を重ねる時、そこに自然に
倍音の響きが発生するらしく。。。
不思議ですよね。。。
インドの声楽について調べていた時も思いましたけれど、やはり
日本の民謡とも共通する「響き」が、そこにあるような気がします。。。
その独特の不思議な響きが、倍音の響きと直接関係しているのか
どうかは、これはまだハッキリとは解らないですが、でも、
倍音の響きはきっと。。。
その周波数が脳に影響して、私達を宇宙へと飛ばしてくれるような
気がしています。。。
そういったものがこういう古くから伝えられてきたような民族の
歌の中に見られることって、、、
なんだかとても神秘的で、不思議な気持ちにさせられます。。。
ところで。。。
この歌の調べ、、、どこかで聞いたことありますよね。。。
エニグマのあの有名な曲、「Return to Innocence」に
使われているあの調べです。。。
どうやらエニグマは、この曲の著作権はもう切れているものだと
勘違いしたみたいで、無断で使ってしまったそうなのです。。。
けれども、アトランタオリンピックでこの曲が世界中に流れた
時にそのことが発覚し、郭英男さんはエニグマを訴えたらしいの
ですが、でもそのあと、和解したようです。。。
ウィキにはこんな風に書かれていましたよ。。。
この『リターン・トゥ・イノセンス』については、サンプリング元の
音源になった台湾アミ族の歌い手であるDifang Kuo(郭英夫)らに、
1998年、音源の無断使用につき訴訟を提訴されたが、のち和解金の支払いと
更なるリリースについてはDifang Kuoらをクレジットする(ロイヤリティ含む)
ことで和解している。
この件についてクレトゥは、録音の時点では、パブリックドメインに
属する音源と信じていたという趣旨の弁解をしている。またこの一件を機に、
それまでワールドミュージックのひとつとして認識されていた「台湾原住民」の
音楽が広く知られることとなった。
エニグマもきっと悪気はなくうっかりだったのでしょうし、、、
でも、自分の歌を勝手に使われて気分を悪くした郭英男さんの
気持ちも解らなくはない。。。
でも一番重要だったのは、、、
こういうことがキッカケでその不思議な歌声の存在が、、、
世界に広がっていった。。。
・・・ということですね。。。きっと。。。
こういうのが、、、
宇宙の、いつものやり方。。。
こちらが本家本元の「老人飲酒歌」だそうです。
歌う民族歌があります。。。
これは、郭英男(ディファン/Difang)さんと彼の奥さん郭秀珠
(イガイ/Igay) さんが歌う「老人飲酒歌」という歌なのだそうです。。。
彼らはお二人とももうお亡くなりになったそうですが、ご夫婦で
コーラスグループとして活動されていたそうです。。。

ディファンさんの声にイガイさんが声を重ねる時、そこに自然に
倍音の響きが発生するらしく。。。
不思議ですよね。。。
インドの声楽について調べていた時も思いましたけれど、やはり
日本の民謡とも共通する「響き」が、そこにあるような気がします。。。
その独特の不思議な響きが、倍音の響きと直接関係しているのか
どうかは、これはまだハッキリとは解らないですが、でも、
倍音の響きはきっと。。。
その周波数が脳に影響して、私達を宇宙へと飛ばしてくれるような
気がしています。。。
そういったものがこういう古くから伝えられてきたような民族の
歌の中に見られることって、、、
なんだかとても神秘的で、不思議な気持ちにさせられます。。。
ところで。。。
この歌の調べ、、、どこかで聞いたことありますよね。。。
エニグマのあの有名な曲、「Return to Innocence」に
使われているあの調べです。。。
どうやらエニグマは、この曲の著作権はもう切れているものだと
勘違いしたみたいで、無断で使ってしまったそうなのです。。。
けれども、アトランタオリンピックでこの曲が世界中に流れた
時にそのことが発覚し、郭英男さんはエニグマを訴えたらしいの
ですが、でもそのあと、和解したようです。。。
ウィキにはこんな風に書かれていましたよ。。。
この『リターン・トゥ・イノセンス』については、サンプリング元の
音源になった台湾アミ族の歌い手であるDifang Kuo(郭英夫)らに、
1998年、音源の無断使用につき訴訟を提訴されたが、のち和解金の支払いと
更なるリリースについてはDifang Kuoらをクレジットする(ロイヤリティ含む)
ことで和解している。
この件についてクレトゥは、録音の時点では、パブリックドメインに
属する音源と信じていたという趣旨の弁解をしている。またこの一件を機に、
それまでワールドミュージックのひとつとして認識されていた「台湾原住民」の
音楽が広く知られることとなった。
エニグマもきっと悪気はなくうっかりだったのでしょうし、、、
でも、自分の歌を勝手に使われて気分を悪くした郭英男さんの
気持ちも解らなくはない。。。
でも一番重要だったのは、、、
こういうことがキッカケでその不思議な歌声の存在が、、、
世界に広がっていった。。。
・・・ということですね。。。きっと。。。
こういうのが、、、
宇宙の、いつものやり方。。。
こちらが本家本元の「老人飲酒歌」だそうです。
部屋の掃除をしていたら、奥の方から古いビデオテープが
出てきました。。。
なんだろう?と思い再生してみたら、あまりの嬉しさに
小躍りしたくなってしまいました(笑)
それは、「悪魔の美しさ」という古い映画のビデオテープで、、、
引越しか何かのときに失くしてしまったものとばかり思って
いたのですが、こんなところにあったなんて。。。
早速観てみましたが、今観ても、十分面白い映画でした。。。
これは、1949年にフランスとイタリアで創られた映画。。。
監督はルネ・クレール(実はよく知らない)です。。。
あらすじ(ネタバレあり)
私は今までずっと、ゲーテの「ファウスト」を基に創った映画だと
勘違いしていましたが、実はそうではなくて、ゲーテさえも基に
したという、「ファウスト博士の伝説」。。。
映画でも、これがその基になっているのだそうです。。。

調べてみたら、その伝説のファウストとはどうやら、15世紀から
16世紀頃のドイツに実在したと言われる「ドクトル・ファウストゥス」の
ことらしく、その博士はこんな人だったようです。
ゲオルク・ファウストゥス
ファウスト博士伝説
う~ん。。。
こういう怪しいお話って、、、大好き
私がこの映画を初めて観たのは確か、1980年代の頃だったと
思いますので、当時でももう十分古い映画だったのですが、
あの頃も、この映画に魅了されてしまい、それがきっかけで
古い映画にハマッていた時期もありました。。。
当時まだ10代だった私が、何に一番惹かれたかと言えば、
もちろん?(笑)アンリ(元ファウスト博士)役を演じていた
ジェラール・フィリップの見目麗しい姿でした。。。

「なに?!この美しいひとは~~」
という感じでした。
実際、この頃のジェラールが一番美しかった頃だと言われていた。。。
ということをあとになって知りました。。。
けれども彼は、36歳の時に心臓発作で亡くなられたそうで、、、
なので私がジェラールの存在を知った時は、彼はすでに
この世にはいない人だったのでした。。。

フランスのジェームズ・ディーンと呼ばれていたのでしたよね。。。
確か。。。
気になってウィキしてみたら、、、
1940年代後半から1950年代のフランス映画界で、二枚目スターとして活躍、
1950年代のフランスの美としてその人気を不動のものとした。
(ちなみに1940年代の美はジャン・マレーであり、1960年代の美は
アラン・ドロンである。またその持ち味も、マレーが感性、ジェラールは
知性、ドロンは野心の美とそれぞれ違う)。
・・・と書かれていました。。。
「知性」っていうのが、またいいなぁ。。。
彼は確か、詩の朗読とかもしてませんでしたっけ?(うろ覚え)
お誕生日を見たら射手座さんだったので、なんとなく納得すると
ともに、ちょっと嬉しくなった
(お揃いだから 笑)
けれども彼は、その容姿だけでなく演技も。。。
とてもとても味があって、当時の私は、どんどん
ジェラールの世界に引き込まれていってしまったのでした。。。
なので、彼の出演している映画は他にも何本か観ましたが、
私はやっぱり、この「悪魔の美しさ」が一番面白いと思いました。
ただし、、、
昨日この映画を観た時は、昔には解らなかった面白さをそこに
感じたりもしましたので、他の映画も、今またみたら、違った
感想を持つのかもしれませんね^^
ずっと科学のことばかりに夢中で、わき目もふらずにその道に
集中しているうちに、気づけば死を目前にした老人になって
いたファウスト教授。。。
周りからは、素晴らしい教授、博士として尊敬され、その世界では
それなりの地位を築き上げることができたファウスト博士ですが、
まだ満たされていないものがありました。。。
自分が力を注いできた研究が、完成目前なのに、、、
ファウストにはもう、時間がない。。。
そんな彼の執着心をかぎつけたのか、、、
悪魔メフィストフェレスが、ファウストに近づき誘惑します。。。
私と契約しませんか?。。。と。。。
若い肉体、地位、名誉、王妃との恋。。。
そして、念願の錬金術の完成。。。
最終的にはファウストの魂を手に入れたい悪魔は、それら全てを
無償でファウストに与えたあと、すべてを取り上げました。。。
一夜にして、自分の栄光のすべてが夢のように消えてしまった
ファウスト博士は、大混乱。。。
そして、、、
それらを返してくれ。。。そのためだったらなんでもする。。。と
メフィストフェレスに懇願してしまう。。。
悪魔は、、、実際にはファウストに何も求めませんでした。。。
ただ与えるだけ与えて、取り上げただけ。。。
ファウスト自らが魂を売ってもいいと思ってしまうように、
仕向けただけでした。。。
ファウスト博士は、聡明でした。。。
だから最初、メフィストフェレスがストレートに誘惑した時には
決してなびくことはありませんでした。。。
でも、次のやり方には、ファウストも抵抗出来ませんでした。。。
ちなみにこれは、大魔王がメフィストに授けた知恵でした。。。
いっこうになびかないファウストを一体どうしたらいいものかと、
メフィストは、魔王に助けを求めたのです。。。
この大魔王って、、、ルシファーなのかしら??
ただの悪魔であるメフィストには勝てても、大魔王には
勝てなかった。。。
聡明であったはずのファウストでさえ、、、
そんな悪魔の誘惑には勝てないのか。。。と。。。
いろいろ考えさせられましたよ。。。
出てきました。。。
なんだろう?と思い再生してみたら、あまりの嬉しさに
小躍りしたくなってしまいました(笑)
それは、「悪魔の美しさ」という古い映画のビデオテープで、、、
引越しか何かのときに失くしてしまったものとばかり思って
いたのですが、こんなところにあったなんて。。。
早速観てみましたが、今観ても、十分面白い映画でした。。。
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これは、1949年にフランスとイタリアで創られた映画。。。
監督はルネ・クレール(実はよく知らない)です。。。

私は今までずっと、ゲーテの「ファウスト」を基に創った映画だと
勘違いしていましたが、実はそうではなくて、ゲーテさえも基に
したという、「ファウスト博士の伝説」。。。
映画でも、これがその基になっているのだそうです。。。

調べてみたら、その伝説のファウストとはどうやら、15世紀から
16世紀頃のドイツに実在したと言われる「ドクトル・ファウストゥス」の
ことらしく、その博士はこんな人だったようです。


う~ん。。。
こういう怪しいお話って、、、大好き
私がこの映画を初めて観たのは確か、1980年代の頃だったと
思いますので、当時でももう十分古い映画だったのですが、
あの頃も、この映画に魅了されてしまい、それがきっかけで
古い映画にハマッていた時期もありました。。。
当時まだ10代だった私が、何に一番惹かれたかと言えば、
もちろん?(笑)アンリ(元ファウスト博士)役を演じていた
ジェラール・フィリップの見目麗しい姿でした。。。

「なに?!この美しいひとは~~」
という感じでした。
実際、この頃のジェラールが一番美しかった頃だと言われていた。。。
ということをあとになって知りました。。。
けれども彼は、36歳の時に心臓発作で亡くなられたそうで、、、
なので私がジェラールの存在を知った時は、彼はすでに
この世にはいない人だったのでした。。。

フランスのジェームズ・ディーンと呼ばれていたのでしたよね。。。
確か。。。
気になってウィキしてみたら、、、
1940年代後半から1950年代のフランス映画界で、二枚目スターとして活躍、
1950年代のフランスの美としてその人気を不動のものとした。
(ちなみに1940年代の美はジャン・マレーであり、1960年代の美は
アラン・ドロンである。またその持ち味も、マレーが感性、ジェラールは
知性、ドロンは野心の美とそれぞれ違う)。
・・・と書かれていました。。。
「知性」っていうのが、またいいなぁ。。。
彼は確か、詩の朗読とかもしてませんでしたっけ?(うろ覚え)
お誕生日を見たら射手座さんだったので、なんとなく納得すると
ともに、ちょっと嬉しくなった
(お揃いだから 笑)
けれども彼は、その容姿だけでなく演技も。。。
とてもとても味があって、当時の私は、どんどん
ジェラールの世界に引き込まれていってしまったのでした。。。
なので、彼の出演している映画は他にも何本か観ましたが、
私はやっぱり、この「悪魔の美しさ」が一番面白いと思いました。
ただし、、、
昨日この映画を観た時は、昔には解らなかった面白さをそこに
感じたりもしましたので、他の映画も、今またみたら、違った
感想を持つのかもしれませんね^^
ずっと科学のことばかりに夢中で、わき目もふらずにその道に
集中しているうちに、気づけば死を目前にした老人になって
いたファウスト教授。。。
周りからは、素晴らしい教授、博士として尊敬され、その世界では
それなりの地位を築き上げることができたファウスト博士ですが、
まだ満たされていないものがありました。。。
自分が力を注いできた研究が、完成目前なのに、、、
ファウストにはもう、時間がない。。。
そんな彼の執着心をかぎつけたのか、、、
悪魔メフィストフェレスが、ファウストに近づき誘惑します。。。
私と契約しませんか?。。。と。。。
若い肉体、地位、名誉、王妃との恋。。。
そして、念願の錬金術の完成。。。
最終的にはファウストの魂を手に入れたい悪魔は、それら全てを
無償でファウストに与えたあと、すべてを取り上げました。。。
一夜にして、自分の栄光のすべてが夢のように消えてしまった
ファウスト博士は、大混乱。。。
そして、、、
それらを返してくれ。。。そのためだったらなんでもする。。。と
メフィストフェレスに懇願してしまう。。。
悪魔は、、、実際にはファウストに何も求めませんでした。。。
ただ与えるだけ与えて、取り上げただけ。。。
ファウスト自らが魂を売ってもいいと思ってしまうように、
仕向けただけでした。。。
ファウスト博士は、聡明でした。。。
だから最初、メフィストフェレスがストレートに誘惑した時には
決してなびくことはありませんでした。。。
でも、次のやり方には、ファウストも抵抗出来ませんでした。。。
ちなみにこれは、大魔王がメフィストに授けた知恵でした。。。
いっこうになびかないファウストを一体どうしたらいいものかと、
メフィストは、魔王に助けを求めたのです。。。
この大魔王って、、、ルシファーなのかしら??
ただの悪魔であるメフィストには勝てても、大魔王には
勝てなかった。。。
聡明であったはずのファウストでさえ、、、
そんな悪魔の誘惑には勝てないのか。。。と。。。
いろいろ考えさせられましたよ。。。
今日は、ものすごく苦しくなる夢を見ました。。。
デパートのようなところで、家族で食事をしようと夫と子供達と
そこを歩いていると、前からとても綺麗な女性がこちらに向かって
歩いてきました。
先日、バイロイト音楽祭で「ローエングリン」のオペラを観ましたが、
そこでエルザ姫をやっていた女性にそっくりな人でした。
その人は妊婦で、まっすぐこちらに近づいてくると、、、
夢だから、ハッキリしたセリフのようなものはないのですが、
実はその人は、夫の恋人で、お腹の子供も彼の子供だった。。。と
いうことが解ってしまいました。
そしてその人は、夫に自分と一緒に来るようにと言うのですが、、、
私は、まさか夫は、私達を置いてその人と一緒に行ってしまうことは
ないだろうと思っていました。
けれども、夫は行ってしまいました。
私は、、、悲しみ、、、というよりも、怒りの方が大きくて、
夫なんてもう、どうでもいい!!!みたいな気持ちになりました。
子供達は私を気遣ってくれて一緒にいてくれたので、それが
救いでした。
そこでシーンが変わって。。。
なんだかとても暗い、地下のような場所にある石造りの公衆トイレ^^;
のようなところに、私は子供たちといるのですが、
そこはひどく汚いところでした。。。
使えそうな綺麗なトイレはないのかと探していると、例の女性が
そこに入ってきました。
赤ちゃんを抱っこして。。。
そして子供たちに、「あなたたちのお父さんが呼んでいるから、
私と一緒に来て。」と言うのです。
私は、心の底では子供たちに「行かないでほしい。」と思って
いるのですが、なぜか「行ってくれば?」と言ってしまうのです。。。
でも、子供達も私と同様、怒っているし、この女性のことを嫌って
いるので大丈夫。。。すぐ戻ってくる。。。と。。。
どこかで安心していたのでした。。。
すると子供達は、優しい笑顔をして子供達を見守るその女性に、
イヤイヤながらついて行ったのでした。。。
私はひとり、その暗くて汚いトイレにしばらくいたのですが、
ここにずっといても仕方ない。。。と思い、外に出ることに
しました。
夢の世界は摩訶不思議で、外に出たときはすでに、何日か経過した
ことになっていました。。。
そこは、以前アメリカで見たショッピングモールのような場所で、
その人ごみの中、私は、あの女性と一緒にいる子供たちとそこで
バッタリ会いました。
子供達はいつの間にか、あの女性ととても仲良しになっていました。
その女性も、全く悪い人ではなく、子供たちにとても良くして
くれていました。。。
・・・が、私はどうしても許せない。。。
夫のことを。。。
ましてや私がその女性と仲良くなることなんて、ホント冗談じゃない。。。
そう思っていました。
その女性と仲良くしている子供達に、、、
「あなたたち、解ってるの?なんで仲良くなってるの?」
・・・と、問いただしていた自分のその時の気持ちは、、、
今こうして思い出しても苦しくなるくらい、重々しかった。。。
その時、子供達はこう答えたのです。。。
「だってママ。。。あの赤ちゃんは、私達にとっては血の繋がった
兄弟なんだもの。。。」
それを聞いて私は、、、
なんだか、救いようのない、、、どん底な気分になったのでした。。。
それでも、、、
子供達にそう言われてしまっては仕方ない。。。
かなり無理してその女性を受け入れようとした私に、彼女はとても
とても優しく微笑んだのです。
あなたの、その態度を待っていましたよ。。。というような感じで。。。
ここで夢は終わったのですが、、、
なんだかものすごく嫌な感じの夢で、今もなんだか胸が苦しい。。。
最後、女性に微笑まれても、全然救われた気分にはなりませんでした。。。
こういう状況に陥った時。。。
「許す」ということ、出来ますか??
私には、出来ません。。。
Dohrmanの物語の中でも、「許しとは自然に起こるものだ」というような
ことをSimonが言っていましたけれども、私も本当に、そうなのだろうな。。。と
思います。。。
なぜなら、、、起こることは全て、最後の最後には、「あぁ、よかった。」と
思うために起きているのだということを、私は知っているから。。。
でもね。。。
自然な許しが来ないうちに無理したって、いいことなんて全然ない。。。
許せない自分を責めて、かえって自己嫌悪に陥ってしまうことだって
あるかもしれない。。。
自分に自信を失くしていってしまうかもしれない。。。
時間が経てばきっと。。。
そういう「自然な許し」は必ず訪れるのだろうと思います。。。
それまでは、、、
許せないものからは、私は距離を置きたい。。。
無理してそれを改善しようとするのは、私にとってはエネルギーの
無駄だな。。。
そして。。。
許せない自分に対しても、これからはうんと優しくしてあげたい。。。
だからこの世界には、「時間」が存在するのだろう。。。
そう思いました。。。
魂はいつでも許している。。。
それに、エゴが気づいていれば、もう十分よ。。。
この世界では。。。
エゴ自身が許しを自覚するまでには、、、時間がかかるのだから。。。
それにしても。。。
夢でよかったな。。。ホント。。。
デパートのようなところで、家族で食事をしようと夫と子供達と
そこを歩いていると、前からとても綺麗な女性がこちらに向かって
歩いてきました。
先日、バイロイト音楽祭で「ローエングリン」のオペラを観ましたが、
そこでエルザ姫をやっていた女性にそっくりな人でした。
その人は妊婦で、まっすぐこちらに近づいてくると、、、
夢だから、ハッキリしたセリフのようなものはないのですが、
実はその人は、夫の恋人で、お腹の子供も彼の子供だった。。。と
いうことが解ってしまいました。
そしてその人は、夫に自分と一緒に来るようにと言うのですが、、、
私は、まさか夫は、私達を置いてその人と一緒に行ってしまうことは
ないだろうと思っていました。
けれども、夫は行ってしまいました。
私は、、、悲しみ、、、というよりも、怒りの方が大きくて、
夫なんてもう、どうでもいい!!!みたいな気持ちになりました。
子供達は私を気遣ってくれて一緒にいてくれたので、それが
救いでした。
そこでシーンが変わって。。。
なんだかとても暗い、地下のような場所にある石造りの公衆トイレ^^;
のようなところに、私は子供たちといるのですが、
そこはひどく汚いところでした。。。
使えそうな綺麗なトイレはないのかと探していると、例の女性が
そこに入ってきました。
赤ちゃんを抱っこして。。。
そして子供たちに、「あなたたちのお父さんが呼んでいるから、
私と一緒に来て。」と言うのです。
私は、心の底では子供たちに「行かないでほしい。」と思って
いるのですが、なぜか「行ってくれば?」と言ってしまうのです。。。
でも、子供達も私と同様、怒っているし、この女性のことを嫌って
いるので大丈夫。。。すぐ戻ってくる。。。と。。。
どこかで安心していたのでした。。。
すると子供達は、優しい笑顔をして子供達を見守るその女性に、
イヤイヤながらついて行ったのでした。。。
私はひとり、その暗くて汚いトイレにしばらくいたのですが、
ここにずっといても仕方ない。。。と思い、外に出ることに
しました。
夢の世界は摩訶不思議で、外に出たときはすでに、何日か経過した
ことになっていました。。。
そこは、以前アメリカで見たショッピングモールのような場所で、
その人ごみの中、私は、あの女性と一緒にいる子供たちとそこで
バッタリ会いました。
子供達はいつの間にか、あの女性ととても仲良しになっていました。
その女性も、全く悪い人ではなく、子供たちにとても良くして
くれていました。。。
・・・が、私はどうしても許せない。。。
夫のことを。。。
ましてや私がその女性と仲良くなることなんて、ホント冗談じゃない。。。
そう思っていました。
その女性と仲良くしている子供達に、、、
「あなたたち、解ってるの?なんで仲良くなってるの?」
・・・と、問いただしていた自分のその時の気持ちは、、、
今こうして思い出しても苦しくなるくらい、重々しかった。。。
その時、子供達はこう答えたのです。。。
「だってママ。。。あの赤ちゃんは、私達にとっては血の繋がった
兄弟なんだもの。。。」
それを聞いて私は、、、
なんだか、救いようのない、、、どん底な気分になったのでした。。。
それでも、、、
子供達にそう言われてしまっては仕方ない。。。
かなり無理してその女性を受け入れようとした私に、彼女はとても
とても優しく微笑んだのです。
あなたの、その態度を待っていましたよ。。。というような感じで。。。
ここで夢は終わったのですが、、、
なんだかものすごく嫌な感じの夢で、今もなんだか胸が苦しい。。。
最後、女性に微笑まれても、全然救われた気分にはなりませんでした。。。
こういう状況に陥った時。。。
「許す」ということ、出来ますか??
私には、出来ません。。。
Dohrmanの物語の中でも、「許しとは自然に起こるものだ」というような
ことをSimonが言っていましたけれども、私も本当に、そうなのだろうな。。。と
思います。。。
なぜなら、、、起こることは全て、最後の最後には、「あぁ、よかった。」と
思うために起きているのだということを、私は知っているから。。。
でもね。。。
自然な許しが来ないうちに無理したって、いいことなんて全然ない。。。
許せない自分を責めて、かえって自己嫌悪に陥ってしまうことだって
あるかもしれない。。。
自分に自信を失くしていってしまうかもしれない。。。
時間が経てばきっと。。。
そういう「自然な許し」は必ず訪れるのだろうと思います。。。
それまでは、、、
許せないものからは、私は距離を置きたい。。。
無理してそれを改善しようとするのは、私にとってはエネルギーの
無駄だな。。。
そして。。。
許せない自分に対しても、これからはうんと優しくしてあげたい。。。
だからこの世界には、「時間」が存在するのだろう。。。
そう思いました。。。
魂はいつでも許している。。。
それに、エゴが気づいていれば、もう十分よ。。。
この世界では。。。
エゴ自身が許しを自覚するまでには、、、時間がかかるのだから。。。
それにしても。。。
夢でよかったな。。。ホント。。。
震災のような、普通ではない出来事が起こったからなのか。。。
内側に溜まっていたものを外に出してスッキリしたせいなのか。。。
この頃、心境の変化がすごいのです。。。
ある時から、今まで興味を持っていたものへの関心が、
一気になくなってしまいまいた。。。
それでもまだかすかに、、、
以前の自分の感覚のままでいる部分もあったのですが。。。
そのかすかに残っていた部分さえも、ここ数日で全部どこかへ
行ってしまったような、、、そんな感じがしている今日この頃です。
先日、大好きなウイングメーカーで新しいプロジェクトが始まり、
新たな物語が公開されました。。。
それはいつものように英文で、、、
そしていつもでしたら、その翻訳が出るまで待っていたところなのですが、
今回はなぜか、頑張って自分でそれを訳しながら読んでみようという、
そういう熱意がわいてきました。。。
そういうやる気スイッチが自然と入ったので、途中で挫折することもなく、
最後まで自分で読み通すことができました。。。
けれどもそれを読み終わったら、、、
なんというか、「脱力感」のようなものを感じ、、、
それと同時に、今まで強い関心を持っていたはずの宗教や
ニューエイジ的な「教え」というもの。。。
そういったものに対する興味が、完全に薄れてしまいました。。。
それまでも少しづつ起こっていた心境の変化が、一気に
加速した感じでした。。。
そういうことが自分の内に起きていたことには気づいていましたが、
それはなぜなのか。。。と、それをしっかり頭では理解して
いませんでしたので、ここ数日、そのことについて考えていました。
それで思ったことは、、、
宗教やニューエイジ的な教えというものは、、、
やはり、「幸せになる」ということを「目的」にしているものなのだなぁ。。。と
いうことでした。。。
けれども私は、、、
最初から、そういったものに「救い」を求めてはいなかったのだと
いうことを、ここでハッキリと思い出したのです。。。
ではなぜその世界に足を踏み入れたの?と聞かれたら、、、
そのキッカケは「知的好奇心」です。。。
大好きなWMを理解したいからという理由で踏み込んだその世界を、
最初は、研究の対象、、、のような視点で眺めていたはずでした。
それが気づけばいつしか、、、
私はその世界にどっぷり浸っていたようで。。。
でもそのおかげで、外側だけではなく、内側からその世界を
体験することは出来たのですが、、、でも。。。
その世界に同化していた頃の自分は、、、
なんだかとても重苦しかったなぁ。。。と、、、
今は、そう感じているのです。。。
「教え」ではなくて、「占い」に関してもそれと同じことが言えて。。。
私が占いに求めていたものは、「幸せになる方法」ではなく、
どう言えばいいのでしょうか。。。
もっと科学的?に占いの世界の仕組みを解き明かしてみたい。。。
そういう気持ちが本当は強かったのだな。。。ということに、
この頃やっと気がつきました。。。
解き明かす。。。なんて書くと、かなり偉そうですけれども^^;
私は元々、、、
「起こることは全て必然で完璧なこと」
だと、、、本気の本気でそう思っている人でした。。。
もう、、、ずっとずっと昔から。。。
だから、、、
たとえ見た目「不幸」に見えることでも、私はそれを心底
「幸せ」だと感じていた人だったのです。。。
私だけじゃなくて。。。
全ての人にとって、その人の人生は、宝物のような体験なのです。。。
たとえ、それがどんな人生であったとしても、、、
今はそう感じられなくても、、、
それがどれだけ貴重で素晴らしいものだったのか、、、ということは、
故郷に戻った時に、必ず必ず理解します。。。
そして誰でもいつか、、、元に戻るのです。。。絶対です。。。
けれども。。。
宗教やニューエイジの教えや占いは、、、
いかに「不幸」を回避し「幸せ」になるためにはどうしたらいいのか。。。
・・・とね。。。
そこを追求しているように、私には見えた。。。
それって。。。
今は幸せじゃない。。。ということ、前提の視点だよね。。。と。。。
そう思ったのです。。。
そこがきっと。。。
私の違和感の元だったのだなぁ。。。って思います。。。
もちろん世の中には、苦しんでいる人はたくさんいて、、、
今をとても幸せだとは思えない。。。と、、、そう感じている人が
いることも解っています。。。
そこから抜け出るために、藁をもすがる気持ちで「宗教」や「占い」に
目が向いてしまう人の気持ちも、とてもとても解る。。。
けれども、ずっとそれに依存してしまうと薬は毒となる。。。
宗教やニューエイジ的な教えや、占いは、、、
それ自体は決して悪いものではないけれど、でも、毒にも
なりうるという、、、そういった危険性をはらんでいることも、
やはり事実だ。。。と。。。
私はやはり。。。
そういう思いに至ってしまったのです。。。
私自身がその世界にどっぷりはまっていた時は気づきませんでしたが、
こうして心境の変化が起こった今、その頃の自分を振り返ってみると、、、
「今の自分は完璧ではない」という観念に押しつぶされそうになって。。。
重かったです。。。とっても。。。
星を読んで、例えば台風が来ることを前もって知っていれば、
わざわざ海岸に近づいていかなくて済むでしょ。。。
・・・と、ある占星術の先生がおっしゃっていました。。。
本当にその通りだけど、、、
でも、私は、その人が波にのまれる運命ならば、どんなことをしても
のまれてしまうし、そうでなければ何をしていても、遭遇しない。。。
その人が「占いによって大波を回避した」という出来事。。。
それすらがもう、必然の出来事だったと。。。
そう考える人です。。。
こういう風に書くと、「じゃぁ、人間には自由意志はないの?」と
いう批判を受けそうだけど。。。
私がこういう風に「考えている」ということ自体が、、、
自由意志なのだと思う。。。
占星術というものを、どのように捉えるか。。。
世界をどのように眺めるか。。。
それは人それぞれで、それこそが「自由意志」なのだと。。。
私は思うのでした。。。
だから誰かが、占星術に対して私と全く違う思いを持っていたとしても
それは全くかまわないことだし、私はその人の意見を尊重します。。。
けれども、私は私の今の思いも尊重したいな。。。と、思います。。。
そして私はこれからは、、、
そういった世界からは抜け出して、本来の自分に戻ろうと。。。
今はそんな気持ちでいます。。。
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私はやっぱり、こういう雰囲気の映画が大好きです。。。
観ていてウットリしてしまいます。。。
ヴィクトリア女王はこの映画の中、こんなことを言っていました。。。
「女の子は誰でもプリンセスに憧れると思うけど、実際ここには
自由はなく、牢獄だ。。。」
・・・と。。。
王家に生まれても、貧乏人に生まれても、一般的な家に生まれても、、、
人ってなぜか自分の環境に不満を抱いて、違う世界に憧れる。。。
ないものねだりをする。。。
そういう点では、みんな同じだな。。。なんて思ってしまいました。
でも結局、、、
その人がそういう場に生まれたことにも、きっと理由が
あるのでしょうね。。。
ところでこの映画。。。
衣裳が本当に、、、とても素敵で、一体誰がデザインしているの
だろうと思ったら、それはサンディ・パウエルという方で。。。
この方は、この映画のほかにも「恋に落ちたシェイクスピア」や
「アビエイター」の衣裳を担当したらしく、この
「ヤング・ヴィクトリア」を含む3作品でアカデミー衣裳デザイン賞を
受賞されているのですって。。。
納得です。。。
衣裳といえば。。。
実際に、白のウェディングドレスというものを初めて着た人というのは、
実はこの、ヴィクトリア女王だったのだそうですね。。。

※実際の女王(ウィキより)
ヴィクトリア女王のお母さんは、ドイツの人のようです。。。
そして女王の結婚したプリンス・アルバートもドイツ系だそうです。。。
その二人の間に生まれた子供達は、ドイツを中心としたヨーロッパの
王族へと次々と嫁いでいったため、ヴィクトリア女王は
「ヨーロッパの祖母」と言われているそうです。。。
なんだか、ヨーロッパの王族というのはもう、いろんな民族の血が
ごちゃ混ぜになっているのですね。。。
でもそう言えばあの、マリー・アントワネットも元々はオーストリアの
皇女でしたものね。。。
映画の中では二人の恋を、とてもロマンティックに描いて
いましたが、実際も、二人は本当にとても仲がよかったそうですね。。。
野心や陰謀渦巻く王室や皇室の結婚であっても、、、
この二人のように本当に愛し合える人と巡り会えたのならば、
それはとても幸せなことだと思います。。。

映画の中で、ロマンティックに展開される二人の恋の物語も
とても素敵ですが、ヴィクトリアは女王なだけに、そこばかりに
集中しすぎていないところもまた、よかったです。。。
私は、、、強い女性が好きだから。。。(笑)
それに、本当の母親までもが恋人と一緒になって自分を
政治的な駒として利用しようとしている。。。
そのことによって深く傷つき孤独を感じている彼女。。。
なんだか少し、共感してしまったりもしてね。。。
そして、物語の中でとても胸に響く言葉がありました。。。
頼りにしていたメルバーン卿が失脚したあと、新たに首相に
なったピール首相と女官の件で対立した時、ヴィクトリアは
民衆から責められました。。。
それでも、若い彼女はどうしても納得がいかなくて、
退くに退けなかったとき、彼女の伯母にあたる人に、
こう言われたのです。。。
「本当に強いということと、強情は違いますよ。
強情は、民衆に嫌われます。」
ホント、、、そうですよね。。。
私は、ただ向こうっ気が強いのではなくて、「真に強い人」
になりたいと、、、
ずっとそう思ってきていたので、このセリフは、なんだか
とても胸に響いてきたと同時に、とても共感したのでした。。。
でも女性ってやっぱり。。。
どんなに強くても、自分のことを愛し支えてくれる人が
いないとダメなのかもしれない。。。なんて思うこともあります。
もしかしたら。。。こういうのは、女性だけの気持ちではなく
男性も一緒なのかな?
やはり、お互いの欠けているところを補い合えるパートナーと
いうものは、必要なのかもしれないですね。。。
バレエ「椿姫」に登場するあの娼婦の名は「マルグリット」。。。
先日たまたま見つけた古い映画のビデオテープ、、、
ジェラール・フィリップの「悪魔の美しさ」に出てくる
ジプシーの純真な娘の名も、「マルグリット」。。。
椿姫のショパンの響きがあまりにも心地よくて、、、
そうして思い出したショパンのワルツで、私は、あの物語を
思い出していた。。。
そして、、、
その物語を書いた作者の名もまた、マルグリット。。。
昔、ニューカレドニアを旅した時、空港や街中のあちら
こちらに、こんな映画の宣伝ポスターが貼られていました。。。

これがなぜか目に焼きついて忘れられなくなり、、、
帰国してしばらくした頃、日本でもこの映画が公開される
ことになり、早速観に行きました。。。
その内容もよく知らないままに。。。
映画には、かなりきわどいシーンも多かったのですが、、、
そういう表面的なものではなく、もっと深いところで、
この物語は、私の魂に触れる何かを持っていました。。。
原作者であるデュラスと、監督のジャン・ジャック・アノーの
意見の相違で、途中デュラスが降板してしまったこと。。。
あのポスターの少女は、映画でデュラスを演じたジェーン・
マーチなのですが、それは、原作の本の表紙に載っている
デュラス自身の写真のイメージを真似たのだということ。。。
そういったエピソードから、私はその小説の方も読んでみたく
なったのでした。。。
この物語を、20年ぶりに読みました。。。
昔の私は、デュラスのことを、、、
「なんて自己中心的で、意地悪で、、、性格の悪い人なんだろう。。。」
と、思っていた、、、という記憶があります。。。
それでも、デュラスのこと、嫌いではなかったのです。。。
今の私は、、、
彼女のことが、とても愛おしい。。。
涙が出そうになるくらい。。。
子供の頃、親との関係がスムーズにいかないと、、、
どうしても、心に闇を抱えがちになる。。。
けれどもそれが、その人に何か行動を起こさせる原動力になる。。。
デュラスの場合、、、彼女は小説を書いた。。。
この本の帯には、「自らの性愛体験を赤裸々に描いた衝撃作」
なんて書かれていましたが、今読み返してみると、これは、
そんな簡単な言葉で定義できるような代物ではないな。。。と。。。
私は思いました。。。
デュラスは、、、歪んでいる。。。
でも彼女は、一度取り憑かれたらもう、そこから
離れられなくなってしまうような魅力を持っていて。。。
特に男性にとっては、、、危険人物よね。。。
彼女には晩年、38歳年下の恋人がいました。。。
彼との出会いがキッカケとなり、デュラスはこの「ラ・マン」を
書き始めたそうです。。。
それまでの間、彼女はしばらく執筆活動を止めていたのですって。。。
ヤン・アンドレア。。。
それは、デュラスが彼につけた名前ですが、その彼が書いた
小説を元にした映画があります。。。
その映画を見る限り、デュラスはどう見ても「愛情欠乏症」
だったように感じます。。。
自分を愛する男性に対して、サディスティックな。。。
わざと相手の心を真から傷つけるようなことをする。。。
初体験の相手の中国人青年に対しても、、、
このヤンに対しても。。。
デュラスは、ひどい態度をとっている。。。
本当の気持ちとは裏腹な、とてもひどい態度です。。。
自分まで破壊してしまうような、そんな破滅的な態度を
とってしまうのも、母から理解してもらえなかったと
感じていた彼女の内側に潜んでいる「愛情不足」の感覚。。。
そこから来ていたのだろうと。。。
私は感じたのでした。。。
「ラ・マン」の物語を書く時、もしそのタイピングをヤンに
手伝わせていたのだとしたら、、、
こんな物語を聞かされていた時彼は、一体どんな気持ちに
なったのでしょう。。。
きっと、いい気持ちはしなかっただろうと思う。。。
辛かったと思う。。。
愛する人の初体験の赤裸々な詳細なんて、、、
あんまり知りたいものではないものね。。。
でも。。。
それを承知で、デュラスは彼にタイプを打たせる。。。
自分は無邪気に仕事をしているだけですよ。。。という
態度で。。。
そういう二人の間の、微妙な愛憎のやり取りを通して
生まれたこの作品が、、、
世界的なベストセラーになってしまうなんて。。。
神様って、、、
ホント、いい加減にして欲しいな。。。と思ってしまうことが
時々ある。。。
ただ。。。
最後までデュラスに付き添い、彼女を看取ったヤンという人には、、、
解っていたのかな。。。
この「ラ・マン」という物語の軸となっているものは、、、
「性愛」についてではなく、「家族」。。。
とりわけ「母親とのこと」が、彼女にとって一番伝えたかった
ところだったのだろう。。。ということを。。。
そしてそういう自分を、、、
どんなにメチャクチャな自分を知っても、それを受け入れ
愛してくれる人を、、、
デュラスは、ずっと探していたのかもしれない。。。
・・・ということを。。。
先日たまたま見つけた古い映画のビデオテープ、、、
ジェラール・フィリップの「悪魔の美しさ」に出てくる
ジプシーの純真な娘の名も、「マルグリット」。。。
椿姫のショパンの響きがあまりにも心地よくて、、、
そうして思い出したショパンのワルツで、私は、あの物語を
思い出していた。。。
そして、、、
その物語を書いた作者の名もまた、マルグリット。。。
昔、ニューカレドニアを旅した時、空港や街中のあちら
こちらに、こんな映画の宣伝ポスターが貼られていました。。。

これがなぜか目に焼きついて忘れられなくなり、、、
帰国してしばらくした頃、日本でもこの映画が公開される
ことになり、早速観に行きました。。。
その内容もよく知らないままに。。。
映画には、かなりきわどいシーンも多かったのですが、、、
そういう表面的なものではなく、もっと深いところで、
この物語は、私の魂に触れる何かを持っていました。。。
原作者であるデュラスと、監督のジャン・ジャック・アノーの
意見の相違で、途中デュラスが降板してしまったこと。。。
あのポスターの少女は、映画でデュラスを演じたジェーン・
マーチなのですが、それは、原作の本の表紙に載っている
デュラス自身の写真のイメージを真似たのだということ。。。
そういったエピソードから、私はその小説の方も読んでみたく
なったのでした。。。
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この物語を、20年ぶりに読みました。。。
昔の私は、デュラスのことを、、、
「なんて自己中心的で、意地悪で、、、性格の悪い人なんだろう。。。」
と、思っていた、、、という記憶があります。。。
それでも、デュラスのこと、嫌いではなかったのです。。。
今の私は、、、
彼女のことが、とても愛おしい。。。
涙が出そうになるくらい。。。
子供の頃、親との関係がスムーズにいかないと、、、
どうしても、心に闇を抱えがちになる。。。
けれどもそれが、その人に何か行動を起こさせる原動力になる。。。
デュラスの場合、、、彼女は小説を書いた。。。
この本の帯には、「自らの性愛体験を赤裸々に描いた衝撃作」
なんて書かれていましたが、今読み返してみると、これは、
そんな簡単な言葉で定義できるような代物ではないな。。。と。。。
私は思いました。。。
デュラスは、、、歪んでいる。。。
でも彼女は、一度取り憑かれたらもう、そこから
離れられなくなってしまうような魅力を持っていて。。。
特に男性にとっては、、、危険人物よね。。。
彼女には晩年、38歳年下の恋人がいました。。。
彼との出会いがキッカケとなり、デュラスはこの「ラ・マン」を
書き始めたそうです。。。
それまでの間、彼女はしばらく執筆活動を止めていたのですって。。。
ヤン・アンドレア。。。
それは、デュラスが彼につけた名前ですが、その彼が書いた
小説を元にした映画があります。。。
その映画を見る限り、デュラスはどう見ても「愛情欠乏症」
だったように感じます。。。
自分を愛する男性に対して、サディスティックな。。。
わざと相手の心を真から傷つけるようなことをする。。。
初体験の相手の中国人青年に対しても、、、
このヤンに対しても。。。
デュラスは、ひどい態度をとっている。。。
本当の気持ちとは裏腹な、とてもひどい態度です。。。
自分まで破壊してしまうような、そんな破滅的な態度を
とってしまうのも、母から理解してもらえなかったと
感じていた彼女の内側に潜んでいる「愛情不足」の感覚。。。
そこから来ていたのだろうと。。。
私は感じたのでした。。。
「ラ・マン」の物語を書く時、もしそのタイピングをヤンに
手伝わせていたのだとしたら、、、
こんな物語を聞かされていた時彼は、一体どんな気持ちに
なったのでしょう。。。
きっと、いい気持ちはしなかっただろうと思う。。。
辛かったと思う。。。
愛する人の初体験の赤裸々な詳細なんて、、、
あんまり知りたいものではないものね。。。
でも。。。
それを承知で、デュラスは彼にタイプを打たせる。。。
自分は無邪気に仕事をしているだけですよ。。。という
態度で。。。
そういう二人の間の、微妙な愛憎のやり取りを通して
生まれたこの作品が、、、
世界的なベストセラーになってしまうなんて。。。
神様って、、、
ホント、いい加減にして欲しいな。。。と思ってしまうことが
時々ある。。。
ただ。。。
最後までデュラスに付き添い、彼女を看取ったヤンという人には、、、
解っていたのかな。。。
この「ラ・マン」という物語の軸となっているものは、、、
「性愛」についてではなく、「家族」。。。
とりわけ「母親とのこと」が、彼女にとって一番伝えたかった
ところだったのだろう。。。ということを。。。
そしてそういう自分を、、、
どんなにメチャクチャな自分を知っても、それを受け入れ
愛してくれる人を、、、
デュラスは、ずっと探していたのかもしれない。。。
・・・ということを。。。
ツィッターで、こんな言葉を拾いました。。。
人生は上り下りで続いていくよね。上るときは勢いに任せて
駆け上がることがあってもいいよ。でも、下るときは膝に負荷が
かからないよう常にゆっくり下る。すると、次の上りは楽に上れる。
人生における膝は余力を加減する弁なんだ。
繊細な人の心は感度のいい印画紙のようなもの。普通の感度だったら
少々きつい程度の言葉では感光しないのに、繊細の人のは端から
感光してしまうの。心ない言葉の数々で傷ついた心はね、思いやりに
あふれた暖かい言葉によって拭うように癒される。
繊細な友がいたら暖かい言葉をかけてやってね。
志茂田景樹さんの言葉。。。
人生は上り下りで続いていくよね。上るときは勢いに任せて
駆け上がることがあってもいいよ。でも、下るときは膝に負荷が
かからないよう常にゆっくり下る。すると、次の上りは楽に上れる。
人生における膝は余力を加減する弁なんだ。
繊細な人の心は感度のいい印画紙のようなもの。普通の感度だったら
少々きつい程度の言葉では感光しないのに、繊細の人のは端から
感光してしまうの。心ない言葉の数々で傷ついた心はね、思いやりに
あふれた暖かい言葉によって拭うように癒される。
繊細な友がいたら暖かい言葉をかけてやってね。
志茂田景樹さんの言葉。。。
「Amazing Voice」という番組が好きです。
毎回、世界の様々な歌声を紹介してくれて、とても面白いのです。
先日は、「ブルガリアンヴォイス」を紹介していました。。。
世界を魅了するブルガリアンヴォイス、実は1950年代、
社会主義国家の時代、1人の男の「情熱」が形作った芸術だ。
その男、フィリップ・クーテフはクラシック音楽の作曲家。
彼は、民族音楽を大切にすることを国に訴え、自らも
ブルガリア各地に足を運び民謡を研究、誰もが親しみやすい
ように大胆にアレンジを加え「ブルガリアンヴォイス」を
ステージの芸術に完成させた。そして全国から美しい声の
女性達を集め、合唱団を作っていく。
(番組サイトより)
番組では最初、1994年に女性指揮者ヴァニャ・モネヴァによって
結成された「Cosmic Voices」の歌声が紹介されました。。。
彼女達は、民族衣装を着て歌うのだそうですが、、、
ブルガリアの民族衣装も、とても美しいですね。。。
番組の中で藤井フミヤさんも言ってましたが、なんとなく、
宗教音楽っぽい感じがしますね。。。
教会の音楽みたいです。。。
こういった歌は、小さな村で女性たちが日々の作業を
しながら歌っていたのだそうで、昔は村のあちらこちらから
こんな歌声が響いていたのだとか。。。
糸を紡ぎながらこんな感じの歌を歌っていたら、意識が
瞑想状態になってしまいそう。。。なんて思ったのですが、
実際に歌いながら作業しているおばあちゃん達が映った時、
彼女達の目は、、、やっぱり宙を見つめた感じになって
いましたよ(笑)
ブルガリアの伝統音楽というものは、一般の西洋音楽とは
少し違っていて、そのハモリ方が不思議です。。。
主旋律とそれに綺麗な和音を響かせる副旋律。。。
この他に、一定の音からまったくと動かない音(通奏音というらしい)
を重ね、そこに「不協和音」をわざと発生させるのだそうです。
発声方法も独特で、ベルカントのような裏声は使わず、、、
もしかしたら、先日のABBAが使っていたという「ベルティング」に
近いのかもしれませんが、どちらかというと地声に近い声。。。
そして、ビブラートは使わずに、日本の民謡でもよく使われる
ような、「こぶし」を多く使う。。。
不協和音とベルティング、そしてこぶし。。。
おそらくそこには「倍音」の響きがたくさん発生するでしょうから、
聴いていて頭がクラクラしてくるのも、なんだか納得でした。。。
「国立民族アンサンブル フィリップ・クーテフ」のこの歌が
とても素敵でした。。。
ソリストは、ネリ・アンドレーエバさん。。。
2人の女の子のママだそうです^^
ブルガリアなど「東ヨーロッパ」の国々というのは、、、
なんだか微妙に、「東洋の香り」が漂っている感じがするのですよね。。。
見た目は思いっきり「西洋人」なのですけれども。。。
でも、民謡というものは、、、
東西を問わず、どこの国のものでもどこかに、「哀愁」が
漂っている感じがします。。。
そしてとても「シャーマニック」。。。
その不思議な響きは、胸にきますよね。。。
youtubeでブルガリアンヴォイスの歌をいろいろ聴いていたら、
面白いものを見つけました。。。
日本の「姫神」というユニットと、このフィリップ・クーテフの
アンサンブルがコラボしたらしい、、、?
ブルガリアンヴォイスで歌われた、山形県の民謡のようです。
不思議と。。。全く違和感を感じない。。。
毎回、世界の様々な歌声を紹介してくれて、とても面白いのです。
先日は、「ブルガリアンヴォイス」を紹介していました。。。
世界を魅了するブルガリアンヴォイス、実は1950年代、
社会主義国家の時代、1人の男の「情熱」が形作った芸術だ。
その男、フィリップ・クーテフはクラシック音楽の作曲家。
彼は、民族音楽を大切にすることを国に訴え、自らも
ブルガリア各地に足を運び民謡を研究、誰もが親しみやすい
ように大胆にアレンジを加え「ブルガリアンヴォイス」を
ステージの芸術に完成させた。そして全国から美しい声の
女性達を集め、合唱団を作っていく。
(番組サイトより)
番組では最初、1994年に女性指揮者ヴァニャ・モネヴァによって
結成された「Cosmic Voices」の歌声が紹介されました。。。
彼女達は、民族衣装を着て歌うのだそうですが、、、
ブルガリアの民族衣装も、とても美しいですね。。。
番組の中で藤井フミヤさんも言ってましたが、なんとなく、
宗教音楽っぽい感じがしますね。。。
教会の音楽みたいです。。。
こういった歌は、小さな村で女性たちが日々の作業を
しながら歌っていたのだそうで、昔は村のあちらこちらから
こんな歌声が響いていたのだとか。。。
糸を紡ぎながらこんな感じの歌を歌っていたら、意識が
瞑想状態になってしまいそう。。。なんて思ったのですが、
実際に歌いながら作業しているおばあちゃん達が映った時、
彼女達の目は、、、やっぱり宙を見つめた感じになって
いましたよ(笑)
ブルガリアの伝統音楽というものは、一般の西洋音楽とは
少し違っていて、そのハモリ方が不思議です。。。
主旋律とそれに綺麗な和音を響かせる副旋律。。。
この他に、一定の音からまったくと動かない音(通奏音というらしい)
を重ね、そこに「不協和音」をわざと発生させるのだそうです。
発声方法も独特で、ベルカントのような裏声は使わず、、、
もしかしたら、先日のABBAが使っていたという「ベルティング」に
近いのかもしれませんが、どちらかというと地声に近い声。。。
そして、ビブラートは使わずに、日本の民謡でもよく使われる
ような、「こぶし」を多く使う。。。
不協和音とベルティング、そしてこぶし。。。
おそらくそこには「倍音」の響きがたくさん発生するでしょうから、
聴いていて頭がクラクラしてくるのも、なんだか納得でした。。。
「国立民族アンサンブル フィリップ・クーテフ」のこの歌が
とても素敵でした。。。
ソリストは、ネリ・アンドレーエバさん。。。
2人の女の子のママだそうです^^
ブルガリアなど「東ヨーロッパ」の国々というのは、、、
なんだか微妙に、「東洋の香り」が漂っている感じがするのですよね。。。
見た目は思いっきり「西洋人」なのですけれども。。。
でも、民謡というものは、、、
東西を問わず、どこの国のものでもどこかに、「哀愁」が
漂っている感じがします。。。
そしてとても「シャーマニック」。。。
その不思議な響きは、胸にきますよね。。。
youtubeでブルガリアンヴォイスの歌をいろいろ聴いていたら、
面白いものを見つけました。。。
日本の「姫神」というユニットと、このフィリップ・クーテフの
アンサンブルがコラボしたらしい、、、?
ブルガリアンヴォイスで歌われた、山形県の民謡のようです。
不思議と。。。全く違和感を感じない。。。
前回の「ブルガリアンヴォイス」の記事を書いていたら、
ふと、ある曲が頭の中に浮かんできました。
この曲は、こちらのCDに収録されている、
「Duma Sa Duma」という曲です。。。
以前iTunesでこの曲をダウンロードした時、これの元歌は
どこかの民族音楽なのだということには気づいていたのですが、
その時は、特にしっかり調べもせず、、、
なんとなく、アフリカ系なのかと勝手に思っていました。
でも、今回急にこの歌が頭に浮かんできたのでちゃんと
調べてみましたら、元歌はなんと、、、
ブルガリアの民謡でした!
なるほど。。。と納得。
無意識の中の繋がりって。。。
面白いですね。。。
「Rhodopea Kaba Trio」というグループの曲が原曲の
ようなのですが、そちらをyoutubeで探しても見当たらず。。。
アマゾンのMP3ダウンロードのページで、サンプルを少しだけ
聴けます。。。
Duma Sa Duma Ot Stari Lyude by Rhodopea Kaba Trio
ふと、ある曲が頭の中に浮かんできました。
この曲は、こちらのCDに収録されている、
「Duma Sa Duma」という曲です。。。
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以前iTunesでこの曲をダウンロードした時、これの元歌は
どこかの民族音楽なのだということには気づいていたのですが、
その時は、特にしっかり調べもせず、、、
なんとなく、アフリカ系なのかと勝手に思っていました。
でも、今回急にこの歌が頭に浮かんできたのでちゃんと
調べてみましたら、元歌はなんと、、、
ブルガリアの民謡でした!
なるほど。。。と納得。
無意識の中の繋がりって。。。
面白いですね。。。
「Rhodopea Kaba Trio」というグループの曲が原曲の
ようなのですが、そちらをyoutubeで探しても見当たらず。。。
アマゾンのMP3ダウンロードのページで、サンプルを少しだけ
聴けます。。。

元歌と言えば。。。
サラ・ブライトマンの曲にも、いろいろ元歌がありますね。
「スカボロ・フェア」はサイモン&ガーファンクルが元祖ですが、
その更に元は、イングランド民謡だそうです。。。
そしておそらくこれは、元々は、、、「魔法の歌」です。
あと、以前も載せましたが「Hijo De La Luna」。。。
この元歌は、スペインの「メカーノ」というグループの
同名の曲ですが、歌詞の内容は、元々はスペインのジプシーに
伝わる昔話だそうですから、、、
このあたりもやっぱり、少し怪しい香りがしますよね(笑)
そして、この曲。。。
これはサラの、「ハレム」の元歌ですが、ポルトガルの歌手、
ドゥルス・ポンテスの歌う、「Canção Do Mar」(海の歌)。。。
歌詞の内容は、Hijoの時と同じ「こちら」に載っています。
「スペイン語版」の歌詞の方が、なんだか怪しくていいですね。。。
でもこれには更に元歌があって、それはポルトガルの
「ファドの女王」と言われた、マリア・ロドリゲスの歌う
こちらです。
「ファド」というのは、ポルトガルの民族歌謡。。。
ファド
そしてその更に元歌というのが、ブラジルの歌らしいと
いう情報をネットで見たのですが、ちょっとよく解らず。。。
でも調べていたら、いろいろ発見してしまいました。。。
この曲は、世界中の人達が歌っているようで、、、
ギリシャのMandoの歌うこちらとか。。。
フランスのHélène Ségaraが歌うこちら。。。
アルゼンチンのChenoa。。。
あとめずらしく、男性のChayanne。。。プエルトリコの人。。。
の歌う「Oye mar」
イタリアのMilvaの歌う「Das Ja Zum Leben」
そして最後に、サラの歌。。。
サラ・ブライトマンの曲にも、いろいろ元歌がありますね。
「スカボロ・フェア」はサイモン&ガーファンクルが元祖ですが、
その更に元は、イングランド民謡だそうです。。。
そしておそらくこれは、元々は、、、「魔法の歌」です。
あと、以前も載せましたが「Hijo De La Luna」。。。
この元歌は、スペインの「メカーノ」というグループの
同名の曲ですが、歌詞の内容は、元々はスペインのジプシーに
伝わる昔話だそうですから、、、
このあたりもやっぱり、少し怪しい香りがしますよね(笑)
そして、この曲。。。
これはサラの、「ハレム」の元歌ですが、ポルトガルの歌手、
ドゥルス・ポンテスの歌う、「Canção Do Mar」(海の歌)。。。
歌詞の内容は、Hijoの時と同じ「こちら」に載っています。
「スペイン語版」の歌詞の方が、なんだか怪しくていいですね。。。
でもこれには更に元歌があって、それはポルトガルの
「ファドの女王」と言われた、マリア・ロドリゲスの歌う
こちらです。
「ファド」というのは、ポルトガルの民族歌謡。。。

そしてその更に元歌というのが、ブラジルの歌らしいと
いう情報をネットで見たのですが、ちょっとよく解らず。。。
でも調べていたら、いろいろ発見してしまいました。。。
この曲は、世界中の人達が歌っているようで、、、
ギリシャのMandoの歌うこちらとか。。。
フランスのHélène Ségaraが歌うこちら。。。
アルゼンチンのChenoa。。。
あとめずらしく、男性のChayanne。。。プエルトリコの人。。。
の歌う「Oye mar」
イタリアのMilvaの歌う「Das Ja Zum Leben」
そして最後に、サラの歌。。。
前回の記事で「Canção Do Mar(海の歌)」の元歌は、
ブラジルの歌らしい?と書きましたが。。。
それ以上のハッキリとした情報がどこを探しても見つからず、
なんだかスッキリしなくて、、、
気になってしまって更に調べていくうちに、いろいろと
解ったことがありました。。。
前回も書きましたが、、、
ポルトガルには「Fado(ファド)」と呼ばれる民族歌謡が
あるそうですが、このファドの起源は、大航海時代に
イスラム、アフリカ、などの民族音楽がポルトガルに
伝わった、、、という説や、1800年前後にポルトガルや
ブラジルでさかんに歌われた感傷的な歌謡、「モディーニャ」と、
今のサンバの前身にあたる「ルンドゥー」に起源を持つもので
あり、19世紀半ばにリスボンの下町で生まれた。。。という
説などがあるのだそうです。
ファドの部屋
こちらのサイトが、ファドについて詳しくて面白かったです。
もしかすると、ファド自体がブラジルとの深い繋がりを持つかも
しれないということですね。。。
この「ファド」というものを世界中に知らしめた歌手が、
前回の記事にも載せた、アマリア・ロドリゲスで。。。
彼女の歌う「Barco Negro(黒い小舟)」という歌がその
キッカケだそうです。
この歌は、1954年に公開されたフランス映画「過去を持つ愛情」
(原題"Les Amants Du Tage"「テージョ川の恋人たち」)と
いう映画の中で、アマリアによって歌われたものだそうです。
「Barco Negro」。。。邦題は、「暗いはしけ」。。。
この曲は、元々は「ブラジル」の歌だそうです。。。
「黒い母」というのが原曲のタイトルで奴隷時代、ブラジルで
よくあった、「黒人の乳母」について歌った歌なのだそうです。
Mãe preta(貼れないのでリンクで)
Mãe Preta
Pele encarquilhada carapinha branca
Grandôla de renda caindo na anca
Embalando o berço do filho do sinhô
Que há pouco tempo a sinhá ganhou
Era assim que mãe preta fazia
criava todo o branco com muita alegria
Porém lá na sanzala o seu pretinho apanhava
Mãe preta mais uma lágrima enxugava
Mãe preta, mãe preta
Enquanto a chibata batia amor
Mãe preta embalava o filho branco do sinhô
皺だらけの肌に白い縮れ毛、老いた黒人の乳母が
生まれたばかりの主人の息子を揺りかごであやしている
こうして白人の子供たちをみな陽気に育てていたが
そうしているあいだに自分の息子は農園で鞭に打たれ働いている
息子を思ってふと涙を流したものだった
自分の子供が鞭に打たれているあいだに
黒人の乳母は白人の主人の子供を揺りかごであやしたものだった
この歌のメロディーに詩人であり小説家でもある
ダヴィー・モーラン・フェレイラ(David Mourão Ferreira)が
映画の為に新たに歌詞を書き直し、それをアマリアが
「黒いはしけ」として歌ったものが世界的なヒットとなった。。。
・・・とのことでした。。。
そして。。。
前回の記事で書いたポルトガルのファド歌手。。。
ドゥルス・ポンテスは、アマリア・ロドリゲスが歌詞を
変えて歌ったこの歌を、、、
再び歌詞を原曲に戻して歌いました。。。
この歌のメロディーに詩人であり小説家でもある
ダヴィー・モーラン・フェレイラ(David Mourão Ferreira)が
映画の為に新たに歌詞を書き直し、それをアマリアが
「黒いはしけ」として歌ったものが世界的なヒットとなった。。。
・・・とのことでした。。。
そして。。。
前回の記事で書いたポルトガルのファド歌手。。。
ドゥルス・ポンテスは、アマリア・ロドリゲスが歌詞を
変えて歌ったこの歌を、、、
再び歌詞を原曲に戻して歌いました。。。
・・・と、、、
調べていくうちにこういったことが解ってきました。。。
結局、「Canção Do Mar」の原曲がブラジルなのかどうかは
相変わらずハッキリ解りませんが。。。
ファド自体が、ブラジルと何か関わりがあるのであれば、
もしかしたら、そういうこともあるのかもしれませんね。。。
そうそう。。。
「黒いはしけ」(本当は「黒い小船」という意味の方が正しい
らしい)を歌ったアマリアは、初めてこの曲を聴いた時、
ブラジルの歌だとは気づかず、アフリカの歌なのかと思った
そうです。。。
先日、「Duma Sa Duma」の元歌は、アフリカなのかな?と
思っていたら実はポルトガルだった。。。ということを書きましたが、、、
アフリカのリズム。。。
ちょっと気になってきました。。。
最後に、、、
「黒い乳母」をそのまま日本語にして歌ったもの。。。
槇makiさんが歌うMãe Preta。。。
ブラジルの歌らしい?と書きましたが。。。
それ以上のハッキリとした情報がどこを探しても見つからず、
なんだかスッキリしなくて、、、
気になってしまって更に調べていくうちに、いろいろと
解ったことがありました。。。
前回も書きましたが、、、
ポルトガルには「Fado(ファド)」と呼ばれる民族歌謡が
あるそうですが、このファドの起源は、大航海時代に
イスラム、アフリカ、などの民族音楽がポルトガルに
伝わった、、、という説や、1800年前後にポルトガルや
ブラジルでさかんに歌われた感傷的な歌謡、「モディーニャ」と、
今のサンバの前身にあたる「ルンドゥー」に起源を持つもので
あり、19世紀半ばにリスボンの下町で生まれた。。。という
説などがあるのだそうです。

こちらのサイトが、ファドについて詳しくて面白かったです。
もしかすると、ファド自体がブラジルとの深い繋がりを持つかも
しれないということですね。。。
この「ファド」というものを世界中に知らしめた歌手が、
前回の記事にも載せた、アマリア・ロドリゲスで。。。
彼女の歌う「Barco Negro(黒い小舟)」という歌がその
キッカケだそうです。
この歌は、1954年に公開されたフランス映画「過去を持つ愛情」
(原題"Les Amants Du Tage"「テージョ川の恋人たち」)と
いう映画の中で、アマリアによって歌われたものだそうです。
「Barco Negro」。。。邦題は、「暗いはしけ」。。。
この曲は、元々は「ブラジル」の歌だそうです。。。
「黒い母」というのが原曲のタイトルで奴隷時代、ブラジルで
よくあった、「黒人の乳母」について歌った歌なのだそうです。

Mãe Preta
Pele encarquilhada carapinha branca
Grandôla de renda caindo na anca
Embalando o berço do filho do sinhô
Que há pouco tempo a sinhá ganhou
Era assim que mãe preta fazia
criava todo o branco com muita alegria
Porém lá na sanzala o seu pretinho apanhava
Mãe preta mais uma lágrima enxugava
Mãe preta, mãe preta
Enquanto a chibata batia amor
Mãe preta embalava o filho branco do sinhô
皺だらけの肌に白い縮れ毛、老いた黒人の乳母が
生まれたばかりの主人の息子を揺りかごであやしている
こうして白人の子供たちをみな陽気に育てていたが
そうしているあいだに自分の息子は農園で鞭に打たれ働いている
息子を思ってふと涙を流したものだった
自分の子供が鞭に打たれているあいだに
黒人の乳母は白人の主人の子供を揺りかごであやしたものだった
この歌のメロディーに詩人であり小説家でもある
ダヴィー・モーラン・フェレイラ(David Mourão Ferreira)が
映画の為に新たに歌詞を書き直し、それをアマリアが
「黒いはしけ」として歌ったものが世界的なヒットとなった。。。
・・・とのことでした。。。
そして。。。
前回の記事で書いたポルトガルのファド歌手。。。
ドゥルス・ポンテスは、アマリア・ロドリゲスが歌詞を
変えて歌ったこの歌を、、、
再び歌詞を原曲に戻して歌いました。。。
この歌のメロディーに詩人であり小説家でもある
ダヴィー・モーラン・フェレイラ(David Mourão Ferreira)が
映画の為に新たに歌詞を書き直し、それをアマリアが
「黒いはしけ」として歌ったものが世界的なヒットとなった。。。
・・・とのことでした。。。
そして。。。
前回の記事で書いたポルトガルのファド歌手。。。
ドゥルス・ポンテスは、アマリア・ロドリゲスが歌詞を
変えて歌ったこの歌を、、、
再び歌詞を原曲に戻して歌いました。。。
・・・と、、、
調べていくうちにこういったことが解ってきました。。。
結局、「Canção Do Mar」の原曲がブラジルなのかどうかは
相変わらずハッキリ解りませんが。。。
ファド自体が、ブラジルと何か関わりがあるのであれば、
もしかしたら、そういうこともあるのかもしれませんね。。。
そうそう。。。
「黒いはしけ」(本当は「黒い小船」という意味の方が正しい
らしい)を歌ったアマリアは、初めてこの曲を聴いた時、
ブラジルの歌だとは気づかず、アフリカの歌なのかと思った
そうです。。。
先日、「Duma Sa Duma」の元歌は、アフリカなのかな?と
思っていたら実はポルトガルだった。。。ということを書きましたが、、、
アフリカのリズム。。。
ちょっと気になってきました。。。
最後に、、、
「黒い乳母」をそのまま日本語にして歌ったもの。。。
槇makiさんが歌うMãe Preta。。。
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急に、、、わけもなく怖い映画が観たくなる時があります。。。
滅多にないのですけれど。。。
今回もそんな感じになって、たまたま目についたこんなのを
借りてみました。。。
ホラーは、人が変な形で死んだり血が出たりするのがよく
ありますけれども。。。
私は、ああいうのは大の苦手。。。
最近ではそういったものを観ると、ただ嫌な気分になるだけで
なく、真面目に具合が悪くなってしまうようになりました。
そういったスプラッターものではなくて、心理的に怖いものは、
意外と好きです。。。
この映画は、、、
そういう意味では、かなり「当たり」でした。。。
ルイジアナ州の古い荘園に住む老夫婦のもとで、住み込みの
介護士として働くことになったキャロライン。
重病の父親を看病もできず亡くした彼女は、それを埋め合わせる
かのように、脳卒中のため口もきけず、身体も動かせないまま
余命1ケ月という家の主人、ベンの世話をはじめる。
そんな彼女に、女主人のヴァイオレットは、すべての部屋を
開けることができるスケルトン・キーを預ける。キャロラインは
30余りある部屋を自由に行き来できるようになるが、どの部屋も
何十年も昔のままの状態で、鏡が取り外されていることを不審に思う。
やがて、屋根裏から聞こえてくる妙な物音に気付いた彼女は、
預かったキーでも開けられない部屋がひとつだけあることを知った。
それは、屋敷の忌わしい過去の秘密、殺された黒人奴隷の夫婦が
呪術を行っていたという禁断の部屋だった・・・。
(アマゾンサイトより転載)
ベンの役を、ジョン・ハートが演じていました。
彼は、子供の時に「エレファントマン」という映画を
観て以来、、、私の中ではなぜか特別な存在となった
俳優さんです。。。
余談ですが、あの映画にはアンソニー・ホプキンスも出て
いたのですが、当時の私にはあまり印象に残りませんでした。。。
映画の内容は、、、というと。。。
つまらなくはないけれども、特に面白いというわけでもない。。。
誰と誰が物語の悪役なのか、なんとなく序盤から想像がついて
しまうので、結末がなんとなく予想できる。。。
だからきっとこの映画も、またすぐに忘れてしまうのだろうな。。。
なんてね。。。
そんな印象を持ちながら観ていたのですが、最後の大どんでん返しが
起きた時、、、一気にゾゾ~~っと、寒気がやってきました。
そして、今までの映画の流れが頭の中に走馬灯のように蘇り、、、
「そういうことだったの。。。」
・・・と、なんとも言えない気分になる。。。
さっきまで何気なく観ていたシーンが、頭の中で、
ものすごく怖いシーンとして塗り替えられていく。。。
きっと。。。
忘れられない映画になるのだろうな。。。と、印象が変わった。。。
こちらのサイトに、内容についてとても詳しく書かれていました。。。
ただ、どんでん返しの結末についても書かれているようなので、
知りたくない場合は、読まないほうがよいかもしれません。。。

なんだかこの頃。。。
アフリカづいている?
黒人奴隷達のことを考える機会が増えてる?
昨日の「黒い乳母」の歌の歌詞ではないですが、、、
この映画の中でも、白人の主人にこきつかわれる黒人召使い達が
物語の主要な軸を占めていたので。。。
つい、そんな気分になってしまいました。。。
魔女について興味を持っていた頃。。。
私がどうしてもその世界にもう一歩踏み込んでいこうという
気持ちになれなかった理由は、そこから感じる「黒い」部分に
どうしてもなじめなかった。。。ということもありました。
映画でもスプラッターものを見ると、頭痛がしたりして本当に
具合が悪くなってしまうと書きましたが、それがなぜかと
言うと、きっと。。。
そこに、人間のおぞましい部分。。。
狂気の部分を感じてしまうからなのかもしれません。。。
こういった目を背けたくなる部分は、誰でも心の奥底に
持っているものだと思うし、例外なく、私にだってある
部分だと思っているのですが、それを強調して見せられると、
私は本当に、、、胸が苦しくなってきて吐き気がしてきてしまうの。。。
昔はそんなことなかったのですが、、、
最近は、もうダメです。。。
魔女たちもそうですが、黒人たちにも、悲しい過去がありますね。。。
虐げられ、何も悪いことをしていないのに、ひどい目にあわされ。。。
そういう目に合わされたとき、、、
その相手を呪いたい。。。復讐してやりたい、と思ってしまう気持ちは、
とてもよく解ります。。。
だから、、、
そういう行為を非難することは出来ませんし、非難するつもりも
ないのだけど。。。
でも、、、私はもう、イヤなのです。。。
生理的に受けつけられないの。。。
そこにずっといたら。。。
結局、本人も苦しいでしょうに。。。と、そう思うのでした。。。
この映画の中に、「フードゥー」というものが出てきました。。。
アフリカのブードゥー教は宗教で、古代アフリカの頃から
伝わっている伝統的なものですが、フードゥーというのは
それとは少し違って、呪術専門みたいです。。。
ニューオリンズの黒人達の間で、ブードゥーが形を変えて
発達していったものらしいです。
そのことについても、上でリンクしたサイトに詳しく載っていました。。。
呪術。。。
以前、ジェームズ・フレーザーの「金枝篇」を読んだ時に
しみじみ感じたことですが、、、
呪術というものは、ある「法則」さえ知ってしまえば、
それは誰でも使用可能なのだと思っています。。。
古代の人はその法則を知っていて、それを「幸せに生きる」と
いう目的のために役立てていたように感じますが、歴史の中、
様々な辛い出来事があって、人の心が傷つけられ歪んで
しまった時、それを使う「目的」がずれてしまって。。。
その使用目的がずれると。。。
こういう映画のような恐ろしいことも起こってしまうのでは?
・・・と。。。
そんなことを思ったりもしました。。。
そして、映画の中では、こんな風に言っていました。
「フードゥーは、信じなければ全く効果はない。」
きっと。。。
そういうことなのでしょうね。。。呪術というものは。。。
人間の意識について、、、
科学的に解明されていった暁には、呪術の秘密も、
一般的に広く明らかになるかもしれませんね。。。
それにしても。。。
映画の中で流れる「いけにえの呪文」のレコードの響き。。。
それがなんだか、ものすごく怖かったです。。。
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これも、「スケルトン・キー」と一緒に借りてきた映画。。。
昨日観ましたが、面白かった~
ジャック・クレイトン監督の『回転』、ロバート・ワイズ監督の
『たたり』。
こういった伝統ある幽霊映画のジャンルに先祖がえりする
アレハンドロ・アメナーバル監督の『アザーズ』は歓迎すべき
作品であり、派手な特殊効果よりも、ムードや音楽、暗示を
好んで用いている。
舞台は1945年の英国。海岸から遠く離れた霧の立ちこめる島で、
グレース(ニコール・キッドマン)が叫び声を上げるところから
始まる。
彼女は口に出せない恐怖のせいで目が覚めたのだが、おそらく
その恐怖は幼い我が子アン(アラキナ・マン)、ニコラス
(ジェームズ・ベントレー)をあまりにも過保護に心配している
せいで生じたのだ。
子どもたちは日光アレルギーがあるため、3人はかび臭い大邸宅で
いつもカーテンとよろい戸を閉めて暮らしている。グレースの
夫は戦死しているらしい。
この不吉な設定と、何か恐ろしいことが起こりそうな予感は、
うまくマッチしている。
そしてその予感は、使用人を雇おうと思っているものの
まだ募集してもいないグレースのもとへ、見知らぬ3人が
使用人としてやってくるあたりからエスカレートしていく。
家政婦のミセス・ミルズ(フィオヌラ・フラナガン)に
率いられた謎めいたトリオは、長いこと忘れられていた
アルバムの中で、昔の住人が死後もポーズを取っているように、
グレース親子同様この屋敷の歴史と深く結びついていたのだ。
キッドマンが、ここでも定評のある演技を見せ、主人公の
緊張感を最初から最後まで表現しているため、作品の根底にある
超自然的なムードが増幅されている。
アメナーバル監督は意図的にスローペースにしているが、
それがかえって鋭い不安を表すのに適しており、あの世に
まつわる物語が予想外の展開を見せていく。
アメナーバル監督は本作と同様の効果的などんでん返しを、
以前監督したスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』
(キャメロン・クロウ監督が『バニラ・スカイ』にリメイクした)
でも披露しているが、賛否両論のあった『オープン・ユア・アイズ』
とちがって『アザーズ』は見事な出来ばえで、観客は否応なく
鳥肌が立ち、背筋が凍ってしまう。(Jeff Shannon, Amazon.com)
アマゾンより転載
これも途中から、なんとなくそのからくりに予想がつき、、、
「そんなことしたら、ポルターガイスト現象になっちゃうよ~」
・・・とか言いながら観ていましたけど(笑)
けれども、娘のアンが「魔女みたいな怖いおばあちゃん」と
言っていた人がそういう設定だったのか。。。という
ところまでは想像出来ませんでした。。。
それに私は、途中まで、あの「謎めいたトリオ」が実は
霊能者なのでは?なんて思っていたのでした。。。
スリラーものなので、景色を堪能するような映画では
ないのだけれども、グレースたちが住んでいる島の景色が
とても素敵だと、、、
私はそんなことを考えていたりしました。。。
(ほとんど霧で見えないのですが。。。)
そこは、イギリス海峡のチャネル諸島の中にあるジャージー島と
いう設定になっていました。
清里の牧場にもいるジャージー牛は、ここが原産だそうですし、
アメリカ合衆国のニュージャージー州の州名も、この島由来
なのだそうです。。。
面白いところでは、衣類のジャージの語源になったのも
この島なのですって。
また、彼女達が住んでいた館も、ものすごく可愛らしくて、、、
この映画は、アメリカ・スペイン・フランス合作らしいのですが、
その館はスペインにある「Los Hornillos Palace」を使った
そうなので(外観部分だけ)、あの景色はスペインなのでしょうか?

ホント、素敵。。。
こういう別荘がほしい。。。(笑)
この映画を、「シックス・センス」と似ている。。。と
言っている人が結構いたのですが、私は全然そんな感じが
しませんでした。。。
言われるまで、シックス・センスのことを思い出すことも
なかったです。。。
確かにふたつとも「霊の世界」を扱っているものでは
あるけれど、「シックス・センス」のほうは、なんというか、、、
そこにものすごく「スピリチュアル的なメッセージ」、、、
のようなものを感じたのですが、「アザーズ」は、
そうでもなかった。。。
アザーズは、メッセージを伝える。。。というよりかは、
「いかに物語を面白くさせるか。」の方に、重点がおかれて
いたように見えた。。。
芸術とエンターテイメントの違い。。。
みたいな感じなのでしょうか。。。
うまく言えないけど。

人は死んだらどうなるのでしょう?
子供の頃から霊を見ることが多かった私は、小さい頃から
死後の世界のことは信じていました。
でもある時、不思議な体験をして、それ以来私は、
「死んだら元に戻るんだ。」と思うようになりました。。。
「元」というものがなんなのかということは、ここでは
書きませんけれども、それは故郷であり、私達の本性で
あるもの。。。
それに戻るのだと思っていました。
幽霊は、、、
ある時は、単なる「残留思念」だと思っていたことも
あったけど。。。
もしかしたら、自分が死んだことに気づいていない人達
なのかもしれないな。。。と。。。
今はそんな風に思うこともある。。。
いつだったか、夕方、曇り空の中。。。
他に誰も通っていない薄暗い道を、家族で車で走って
いたことがありました。
もしここで事故でも起きて私達全員死んだとしても、、、
私達はそれに気づかず、このまま普通にドライブして
普通に家に帰って、、、
今までと同じように、そこで生活しているかもしれない。。。
そんな不思議な感覚に陥ったことがありました。。。
それはそれで、、、別にいいかもね。。。
なんて思ったりもした。。。
ただ。。。
自分が死んだと気づいたのならば、、、
私ならあの故郷に、戻るだろうな。。。
元の姿に、、、戻るだろうな。。。
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