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個別記事の管理2012-02-03 (Fri)
 昨日は、パリ・オペラ座の、エトワールを含むダンサー達による
 ガラ・コンサートを観に行ってきました。


 20130114214613d12.jpg


 自分の親達と同居するようになってから、、、
 何かと遠慮などもあり、ここ6、7年は、劇場にバレエを
 観に行くことも全くなくなってしまっていたのですが。。。

 子供達ももう、自分たちのことは自分で出来るようになったし、、、
 やっとこういうことも再開できるようになってきた今日この頃。。。

 嬉しい。。。(涙)


 そして、数年ぶりに足を運んだのは、パリ・オペラ座のダンサー達の
 舞台でした。。。

 今まで、ロシアやイギリスのバレエは観に行ったことありましたが、
 フランスバレエは実は生で観るの初めてでした。。。

 でもね。。。
 私、フランスのバレエ、すごく好きかも。。。って、昨日思いました。。。


 やはり古典は今でもロシアで観たいと思いますが、オペラ座の
 ドラマティックバレエを、全幕で観たいと。。。
 そんな気持ちになった昨日の舞台でした。。。


 今回、エトワールをはじめとするオペラ座のダンサー達は、
 震災で大変な思いをしている人達を、バレエで元気づけてあげたい。。。
 という思いもあり、こういったガラの企画をしてくださったようです。。。


 先日、ギエムが来てくれた時も感動しましたが。。。
 なんだか、すごく嬉しいですよね。。。


 その中のエトワールの一人の、ドロテ・ジルベールさんなんて、
 石巻まで出向いて、そこのバレエ教室の子供達にレッスンして
 あげたりもしたそうで、、、

 そんな様子が先日ニュースで放送されていましたけれども、
 彼女、津波で大きな被害を受けた町の様子を見て、涙されてました。。。

 「まるで、戦争のあとみたいだ」

 ・・・って。。。


 一足先に日本にやってきたギエムとかルグリ達に、今の日本の
 様子を事前に聞いていたかもしれないけど、、、

 それでも、日本の原発の様子は海外ではだいぶ深刻に報道されていた
 ようですし、そういった中、わざわざ現地に出向く。。。ということは
 ものすごく勇気がいることのような気がするのですよ。。。

 でも彼らはこうして来てくれる。。。

 感謝ですね。。。


 昨日、一緒に観に行った夫とも話していたのですが、オペラ座のような
 カンパニーでダンサーとして、しかもトップのエトワールになるような
 人というのは、もう、踊るために生まれてきたような人達で。。。

 これは、バレエに限らず、歌でもなんでもそうですが、、、

 そういう運命に生まれてきた人にはきっと何か役割があって、
 そして、そういう役割を持った人というのはおそらく、そういった
 使命感や勇気みたいなものは、必然的に、本能的に備わっているもの
 なのかもしれないね。。。って。。。

 そんな風に感じてしまいました。。。

 以前、歌手のアンドレア・ボチェッリさんが、「私の声は神様に授けられた
 ものだから、世界中をツアーでまわるのは大変なことだけれども、でも、
 それが私の使命だから。」。。。と言っていたことを思い出しました。。。


 さて。。。
 昨日の舞台の話に戻りますが、、、

 今回、AプロとBプロ、どちらに行こうかと散々悩んだ末、Bプロを
 選びました。。。

 Aプロには『ドガの小さな踊り子』の日本初演が入っていたし、
 Bプロには『スターバト・マテール』の世界初演が入っていたし、、、

 すごい迷ったのですが、Bプロにしたのです。。。

 Bにはプティの『ランデヴー』や、あとノイマイヤーの『椿姫』も
 あるし。。。と。。。


 そうしたらね。。。
 昨日、演目のチラシをみたら変更が入っていて、椿姫がドガに
 変わっていたのですよ。。。

 椿姫は観たかったけど、ドガが観れるんだ~って喜んだのもつかの間。。。
 バンジャマン・ペッシュの急な腰痛で、ランデヴーもスターバト・マテールも
 なくなってしまったの。。。(涙)


 なんだかすごく残念だったのですが、、、
 でも、バレエではこういうこと、日常茶飯事で。。。
 私も今まで、何度もこういった変更にはぶつかってきたので、
 もう慣れっこです(泣笑)

 最後の全員での挨拶の時、バンジャマンさん、私服姿で申し訳なさそうに
 舞台に出てきていたけど。。。

 客席のみなさん、誰一人ブーイングを飛ばす人なんていなくて、
 温かい拍手を惜しみなく送ってた。。。


 あぁ。。。もう。。。
 日本人って素敵。。。って。。。

 変なところで感動してしまいましたよ。。。(笑)


 全然、踊りのことについて書かずにこんなに長くなってしまいましたが。。。

 舞台はすごくよかったです。

 あのマチュー・ガニオはもちろんのこと、まだスジェの若い二人、
 シャルリーヌ・ギゼンダナーやヤニック・ビトンクール、それから
 マチルド・フルステのフレッシュなエネルギーが心地よかったです。

 それと、男性陣達はみんな揃ってよかったですね。。。

 『カラヴァッジオ』とか『ミューズを率いるアポロ』。。。
 マチューはやっぱり光ってました。。。

 ドロテは、なんとなくちょっと元気がないように見えて。。。
 やっぱり、バンジャマンの腰痛を心配してたのかな。。。なんて。

 最後の『オーニス』は、男性3人で踊る、フランスらしいバレエ
 でしたけど、すごく面白かったです。。。

 そして使われていたモーリス・パシェールの音楽は、フランスらしい
 エスプリが効いていながら、ケルトの匂いがかすかに立ち込めている
 感じで。。。

 すごくツボにはまった(笑)


 最近のバレエの動画を観ていて思っていたのですが、今って女性が、
 パートナーの手を離して、アラベスクやアチチュードでやたら
 長くバランスをとるのが流行って?いるようでね。。。

 昨日もみなさんそれをやっていたけど。。。

 あれって、私的にはあんまり好きではないです。

 バランスを取るためにダンサー達はそこで一瞬必死になるし、
 そのために流れが止まってしまうから。。。

 ガラコンサートとかではいいけど、物語性のあるバレエの中では
 やらないでほしいなぁ。。。なんて思ってしまいました^^;


 でも。。。
 オペラ座のバレエは面白い。。。
 そして、本当に美しくてエレガント。。。


 まだ遠い先のことですが、来年、あの『天井桟敷の人々』を
 とうとう日本でもやってくれるみたいです。。。


 それは絶対、見逃せないなぁ。。。って思いました^^


 
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個別記事の管理2012-02-03 (Fri)
 
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 『レ・パティヌール』(スケートをする人々)の映像が欲しくて
 予約していたDVDで、先週手元に届いていたのですが、
 今日やっと観ました。


 なんだか、期待以上によかったです。
 吉田都さんの「バレエの情景」とか、ダーシー・バッセルと
 ジョナサン・コープの「眠れる森の美女の目覚めのパ・ド・ドゥ」
 なども入っていて、嬉しかったです。。。

 彼女たちは自分と同じ世代なので、ついつい特別視してしまうの(笑)


 そしてディベルティスマンの中には、すごく素敵な作品が
 入っていました。。。

 まさに、、、掘り出し物とはこういうことね。。。って
 思ってしまった。。。


 それは、タマラ・ロホの
 
 『5つのイサドラ・ダンカン風ブラームスのワルツ』

 というもので、DVDのパッケージの写真がそれです。。。


 もちろんこれは、ダンカンダンスそのものではなくて、
 ダンカン風バレエです。

 だって、ダンカンはつま先あんなにピンと伸ばさないもの(笑)


 数年前、ダンカンダンスを習いに行った時に、ダンカン自身が
 振付した「ブラームスワルツ」を教えてもらいましたが、
 タマラの振付はそれとはまったく違っていました。

 ローズペタルを散らす作品も、ダンカンダンスの先生であった
 メアリー佐野さんのそれを間近で見たことがありましたが、
 その時の先生の踊りに比べるとタマラのダンスはやはり、
 「軽さ」を感じました。。。

 本物のダンカンダンスは、もっと地にどっしり根付いている
 感じがするのです。。。


 タマラの踊りも、これがダンカンダンスですと謳われたら
 違和感感じるのでしょうけれども、あくまで「ダンカン風」
 なので、これはこれでとても素敵だと思います。。。


 

 
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個別記事の管理2012-02-04 (Sat)
 
パリ・オペラ座バレエ「ジュエルズ」 [DVD]パリ・オペラ座バレエ「ジュエルズ」 [DVD]
(2009/10/21)
パリ・オペラ座バレエ

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 すっかり遅くなってしまいましたが、今回のバレエDVDコレクション。。。

 オペラ座の『ジュエルズ』でした。


 このDVDもすでに持っていたものでしたが、これって、その内容は
 とても素晴らしいものの、画像があまりよくなくて。。。
 
 映像処理がまずかったのか、残像がすごくて観ていると気持ちが悪く
 なってきてしまうほどだったので、たった一度観たきりで、それ以降
 どうしても観る気が起きず、仕舞い込んでしまっていたものでした。

 今回、そのあたりはどうなっているのかなぁ。。。と気になって
 いたのですが、なんとなく前よりは少し見やすくなっているような
 感じで、普通に観れました。。。


 ジュエルズは、ジョージ・バランシンの作品です。


 ジョージ・バランシン


 バランシンの面白さが解るようになったのも、大人になってから。。。
 子供の頃は、どこが良いのか全然解りませんでした。


 このジュエルズは、全3幕で構成されていて、1幕は「エメラルド」
 2幕は「ルビー」、3幕は「ダイヤモンド」となっています。

 「エメラルド」の衣裳は緑。
 音楽はフォーレで、フランスをイメージしたバレエです。

 「ルビー」は衣裳が赤。
 音楽、ストラヴィンスキーで、アメリカを意識しています。

 そして「ダイヤモンド」は衣裳は白。
 音楽はチャイコフスキーで、ロシアをイメージしたものです。


 子供の頃、なんとか理解できたのは3幕のダイヤモンドだけでした。
 
 でも今は、エメラルドもルビーも、それぞれの良さがとても
 解るようになりました。。。


 『ジュエルズ』は、オペラ座のこのDVDの他、先日、マリインスキーの
 DVDが出まして、そちらも観ましたが、、、
 やはり、「ダイヤモンド」はマリインスキーの方がおススメです。

 ロパートキナのダイヤモンド、すごく素敵でした。。。

 もちろん、オペラ座のアニエス・ルテステュもとても素敵なのですが。。。
 これは、踊り手の技術、表現力がどうこうというよりもやはり、
 その国の人の生まれ持つ、元々の「雰囲気」や「気質」に
 関係しているのではないかなぁ。。。ってね。。。

 そんな気がします。


 「エメラルド」や「ルビー」に関しては、マリンスキーよりも
 オペラ座の方が好きです。


 欲を言えば、エメラルドをオペラ座で、ルビーをNYCBで、、、
 そして、ダイヤモンドをマリインスキーで観れたらいいな~


 なんて(笑)


 「エメラルド」で使われているガブリエル・フォーレの音楽のひとつに
 『シシリエンヌ』があります。

 これは、あの『青い鳥』で有名なメーテルリンクの書いた戯曲、
 『ペレアスとメリザンド』のために書かれた曲なのですが。。。

 
 ペレアスとメリザンド


 大好きな曲です。。。


 
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個別記事の管理2012-02-05 (Sun)
 昨日は深夜までネット中継を見ていました。。。

 優勝は日本人。
 神奈川県の高校2年生、17歳の菅井円加さん☆


 ローザンヌ国際バレエコンクールで菅井円加が1位入賞!


 彼女が踊られたのは、ライモンダの夢の場からのソロでした。
 それに彼女は、コンテンポラリー部門でも賞をとっていましたね。

 
 嬉しいですね~、日本人の優勝。。。
 おめでとうございます^^
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個別記事の管理2012-02-06 (Mon)
 


 『Caro laccio』  Francesco Gasparini(1668-1727)

   Caro laccio, dolce nodo,
   che legasti il mio pensier,
   so ch'io peno e pur ne godo;
   son contento e prigionier.

   私の想いを縛り付けた
   いとしい絆、やさしい結び目よ、
   私は、自分が苦しみながらも楽しんでおり、
   捕らわれの身に満足していることを知っている。
   (作詞者不詳)




 次の練習曲『Caro laccio』は、youtubeでも動画がほとんどなくて、
 プロの人が歌っているものが見つけられませんでした。。。


 楽譜を目で追いながら、「ア」だけで音階を覚えようとしたら、
 途中、なかなか覚えられなかったのですけれども、歌詞を
 つけて歌ってみたら逆に覚えやすかったです。。。


 今までとなんとなく違うな。。。と感じているのは、
 今回の歌は、妙に「言葉」が気になるところです。。。

 これって、「抒情詩」ではないような気がする。。。
 もっと、何か、法則を持ってる音の響きというか何というか。。。

 ちょっと、言霊とか呪文みたいな。。。

 歌っていて、そんな感じが、なんとな~くするのです。 


 なぜかというと。。。
 今までの歌と違って、歌っている時に、妙に感情が一直線に
 なるような感覚があるからなのです。。。


 まだ、よく解りませんが。。。
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個別記事の管理2012-02-07 (Tue)
 メモです。。。


 大陸のケルト

 ケルト人はおそらく青銅器時代に中部ヨーロッパに広がり、
 その後期から鉄器時代初期にかけて、ハルシュタット文化
 (紀元前1200年~紀元前500年)を発展させた。

 当時欧州の文明の中心地であったギリシャやエトルリアからの
 圧倒的な影響の下、ハルシュタット文化はラ・テーヌ文化
 (紀元前500年~紀元前200年)に発展する。

 ケルトの社会は鋭利な鉄製武器を身に付け、馬に引かれた戦車に
 乗った戦士階級に支配され、欧州各地に分立した。

 彼らは南欧の文明社会としきりに交易を行い、その武力によって
 傭兵として雇われることもあり、ギリシャ・ローマの文献に
 記録が残されている。

 紀元前400年頃にはマケドニアの金貨に影響されて、各地でケルト
 金貨を製造するようになった。

 また、ケルト人の一部はバルカン半島へ進出し、マケドニア、
 テッサリアなどを征服。ギリシャ人は彼らをガラティア人と呼んだ。

 紀元前3世紀に入ると、さらにダーダネルス海峡を経由して小アジアへ
 侵入し、現在のアンカラ付近を中心に小アジア各地を席巻した。

 やがて紀元前1世紀頃に入ると、各地のケルト人は他民族の支配下に
 入るようになる。ゲルマン人の圧迫を受けたケルト人は、西の
 フランスやスペインに移動し、紀元前1世紀にはローマの
 ガイウス・ユリウス・カエサルらによって征服される。

 カエサルの『ガリア戦記』はガリア(ゴール)のケルト社会に
 関する貴重な文献である。やがて500年にわたってローマ帝国の
 支配を受けたガリアのケルト人(フランス語ではゴール人)は、
 被支配層として俗ラテン語を話すようになり、ローマ文化に従い、
 中世にはゲルマン系のフランク人に吸収されフランス人に変質していく。



 ベルギー

 1337年、フランドル伯領の諸都市はイングランドの王エドワード3世の
 支援を受けて反乱を起こした。一時的に諸都市はイングランドとの
 通商や種々の特権を獲得することに成功するが、1381年には
 フランドル伯の反撃を受け、ブリュッヘが征服されてしまう。
 この結果フランドル地域はフランドル伯死後にブルゴーニュ公国に
 組み入れられることとなった。

 フィリップ豪胆公から始まるブルゴーニュ公国は、「飛び地」
 として獲得した豊かな産業を持つフランドル地方の経済力を
 背景として版図の拡大を図った。飛び地の解消を目指してフランス
 王国へと積極的な介入を見せたが、シャルル突進公の1477年、
 ナンシーの戦いにおいて敗北を喫すると逆にフランスからの侵略を
 受けることとなった。

 シャルル突進公の戦死を受けて、娘マリーはかねてより婚約していた
 ハプスブルク家のマクシミリアンに救援を要請し、結婚した。
 ここにブルゴーニュ公国は終焉を迎え、フランドル地方は
 ハプスブルク家の支配下に組み込まれることとなった。

 同家がスペイン系とオーストリア系に分かれるとスペイン領となった。
 16世紀にはスペインの支配に対して反乱 (八十年戦争) を起こし、
 ネーデルラント17州のうちユトレヒト同盟を結んだ北部7州は
 1648年のヴェストファーレン条約によってネーデルラント連邦共和国
 として正式に独立を承認されたが、南部諸州はスペインの支配下に留まった。
 この南ネーデルラントが現在のベルギー王国の起源である。



 ポリフォニー

 ポリフォニー(polyphony)とは、複数の異なる動きの
 声部(パート)が協和しあって進行する音楽のこと。
 ただ一つの声部しかない「モノフォニー」の対義語として、
 多声(部)音楽を意味する。

 音楽史上では中世西洋音楽期~ルネサンス期にかけてもっとも
 盛んに行われた。ただし、多声音楽そのものは西欧音楽・西方教会音楽の
 独創ではなく世界各地にみられるものであり、東方教会においても
 グルジア正教会は西方教会の音楽史とは別系統にありながら多声聖歌を
 導入していた。



 ハプスブルク家

 「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」
 の言葉が示すとおり、ハプスブルク家は婚姻によって所領を
 増やしていった。

 現在も、最後の皇帝カール1世の子孫は婚姻によりスペイン、
 ベルギー、ルクセンブルクの君主位継承権を保持しており、
 それによって将来一族が君主に返り咲く可能性はある。



 ウィーン少年合唱団

 ウィーン少年合唱団(Wiener Sängerknaben)は、1498年に
 神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世が、宮廷礼拝堂少年聖歌隊として
 創設した少年合唱団である。

 原型はインスブルックのヴィルテン少年合唱団で、マクシミリアン1世が
 ウィーンでの新宮廷礼拝堂少年聖歌隊設立の際に、ヴィルテン
 少年合唱団のメンバーをウィーンに連れてきたものである。

 宮廷少年聖歌隊の20人ほどの少年たちの主な任務は、宮廷音楽隊の
 一員として礼拝堂でのミサ曲の演奏にあった。



 スフォルツァ家

 スフォルツァ家(Sforza)は、15世紀~16世紀のイタリアにおいて
 ミラノなどを支配した家である。

 傭兵隊長上がり、と侮られることもあったが、宮廷に学者や
 芸術家を集め、学芸を保護し、ルネサンスのパトロンとして
 知られる。

 フランスの侵攻により、ミラノを追われる。(イタリア戦争の項を参照)
 その後、ハプスブルク家の支援を受け、イル・モーロの子が
 一時ミラノ公を継ぐ。名のスフォルツァとはフランチェスコの
 父であるムツィオ・アッテンドロの呼び名で、強制的な人物を意味する。



 双頭の鷲

 双頭の鷲(そうとうのわし、ギリシア語: Δικέφαλος αετός、
 ドイツ語: Doppeladler、英語: Double-headed eagle)とは、
 鷲の紋章の一種で、頭を2つ持つ鷲の紋章。

 「双頭の鷲」自体は古来より存在する紋章で、紀元前20世紀から
 7世紀の間のシュメール文明や、現在のトルコ地域のヒッタイト
 でも使用された。また11-12世紀のセルジューク朝でも使用された。



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* Category : 歴史・遺跡・伝説
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個別記事の管理2012-02-08 (Wed)
modigliani.jpg
 『扉を背にしたジャンヌ・エビュテルヌの肖像』 アメデオ・モディリアーニ 1919年


 この前、ある番組でこの絵を観ました。。。


 この絵を観た時、、、
 色がとっても綺麗だなぁ。。。と思った。。。


 これは、ジャンヌ・エビュテルヌという、モディリアーニの
 恋人(ほぼ内縁の妻)を描いた作品なのだそうです。。。


 そのジャンヌ自身も、実は絵描きさんだったみたいですね。。。


 jannnu.jpg


 ジャンヌ・エビュテルヌ


 とても綺麗な人ですね。。。

 ちょっと、ロマの香りが漂うような。。。


 モディリアーニは晩年、お酒や薬浸りになって夜の街を徘徊することが
 しばしばあったようなのですが、そんな彼を、ジャンヌは自身が
 身重であるにも関わらず、一晩中探しまわったのだとか。。。

 そして、35歳でモディリアーニが亡くなった時、その2日後、
 ジャンヌは妊娠9か月であったのに、おなかの子を道連れに、
 彼のあとを追うように、飛び降り自殺をしてしまったのだそうです。。。

 その時彼女はまだ、21歳。。。


 なんてことなの。。。と思いましたけれども、でも。。。
 ここまでピュアに誰かを愛せるなんて羨ましいな。。。

 ・・・と思ってしまったのも正直な気持ち。。。



 彼女の墓碑銘には、、、

 「究極の自己犠牲をも辞さぬほどに献身的な伴侶であった」

 ・・・と、書かれているのだそうです。。。


 番組では、モディリアーニの描くジャンヌの顔には、なぜ
 瞳が描かれていないのか、、、とか、なぜ鼻がここまで
 伸ばされて縦長に描かれているのかとか。。。

 そういうことについていろいろやってましたけど。。。


 私はやっぱり、そういうことよりも、画家の人間模様。。。
 この絵の裏に隠されているエピソード。。。
 その画家自身の生き様や魂。。。

 そちらのほうに目が行ってしまいがちです。。。

 
 『ソルヴェイグの歌』 by グリーグ
 
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個別記事の管理2012-02-09 (Thu)
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 『Head of a Woman』 フェルナン・クノップフ 1899年


 この絵のタイトル、日本語では『女性の頭部』となっていたのですが・・・

 なんだかそれって、私的にものすごく微妙だったので、英語のままに
 しておきました。。。


 フェルナン・クノップフは、ベルギーの画家です。


 フェルナン・クノップフ


 Fernand Khnopff


 あのクリムトも彼に影響を受けたようで、言われてみると確かに、、、
 という感じがしますね。

 クリムトの描く女性の絵の中のいくつかにも、この絵の女性が身に
 つけている首飾りと似たような印象のものがあったような。。。

 それだけではなくて、どこか謎めいているようなところも、
 なんとなく共通しているような気がしなくもないです。。。


 クノップフ自身は、ラファエル前派からも影響を受けたのだそうですが、
 それもなんとなく、解るような気がしますね。。。

 実は私、ラファエル前派の絵は大好きです。。。

 いつかこのブログにそれらの絵を飾りたいな。。。と、前々から
 思っているのですが、なぜかなかなか、出番が来ないようです。。。


 
 様々な画家がいて、様々な絵がありますけれども、、、
 たとえテーマやモデルはいろいろであっても、一人の画家の絵から
 漂ってくる匂いは、どの絵も共通していたりします。。。

 花を描いていても、星を描いていても、人を描いていても。。。

 その「匂い」こそが、その画家の「魂の叫び」なのかな。。。なんて
 思ったりもします。


 クリムトの絵は、雰囲気はクノップフに似ているかもしれないけど、
 その「匂い」は全然違う。。。

 クリムトの方が、もっと陽気な感じがする。。。


 クノップフの匂いは意外なことに、ゴヤと近い感じがした。。。


 先日観に行ったゴヤの絵は、思わず目を背けたくなるような
 気持ち悪さを感じたりもしたのですが、気持ち悪い、、、という
 点で言ったら、このクノップフも負けていない気がします。。。

 でもなんでだろう?

 クノップフの絵は、逆に引きこまれます。。。


 ゴヤファンの人が聞いたら怒られてしまうかもしれないけど、、、
 ゴヤってなんだか、ちょっと性格悪そうな感じがしてしまったの(苦笑)

 宮廷でいろんな裏事情を見ちゃったのだから、それもしかたない
 とは思ったのですが。。。

 いろんなこと知ってしまって心に負った傷が、、、
 ゴヤの場合は、彼を「激しく意地悪」にさせた。。。いうか、、、
 解ってて、わざわざ人を不愉快な気持ちにさせる。。。みたいな
 行動に走らせたような気がした。。。


 絵から感じるイメージから、クノップフも世間に対する批判精神は
 旺盛だっただろうと思ったから、そういう点ではゴヤと共通している
 のかもしれないのだけど(画家って多いですね、そういう人。。。)

 でも、なんていうのでしょうね。。。

 そこに、繊細さとか静けさ。。。のようなものも、一緒に感じるの。。。
 彼の場合は。。。

 だから逆に、ゴヤよりも怖いかもしれない。。。


 綺麗なバラには棘がある。。。というか。。。


 ゴヤが「ダンカン・ダンス」だとしたら、クノップフは「バレエ」。。。

 「動」と「静」とか。。。

 「思いきり現実」と「思いきり現実逃避」。。。とか。。。


 うまく言えないのですけど、、、そういうことです。。。


 
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フェルナン・クノップフ * by ジェード・ランジェイ
始めまして

クノップフの、スフインクスを、ベルギーで見ました。
それまで全然、知らない画家さんでした。
何度も何度も振り返り、心に刻みつけました。フェルナン・クノップフ
フェルメールのデルフト展望を目的に見に行った私ですが、今も、心魅かれる不思議な魅力

とても嬉しいです

ジェードさんへ * by Lyrica
ジェードさん、はじめまして。

コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい、大変失礼いたしました。

本物を観られたなんて羨ましいです。
フェルナン・クノップフって、何とも言えない魅力のある絵を
描く人ですよね。。。

個別記事の管理2012-02-12 (Sun)
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 昨日の深夜、NHKのプレミアムシアターでオペラ座の『コッペリア』が
 放送されましたが、そこで一緒にベジャールやキリアンの作品も
 やっていました。


 『コッペリア』についても思ったことはいろいろあったのですが、
 今日書きたいのはちょっと別のことです。。。

 
 昨日は、ベジャール作品の中で、あの有名な『ボレロ』とそして
 『火の鳥』が放送されました。
 オペラ座のダンサー達によるものです。
 

 それらの作品を観ていたら、、、
 直感でピンときたことがありました。。。


 それは、、、

 「ベジャールって、ゲイだったのでは?」

 ということでした。。。


 今まで、ベジャール作品は、その凄さは認めることが出来ても、
 好み、、、という点でいったら、私の好みではありませんでした。

 なので今までは、あんまり真剣に観ようとしなかったのですが、
 今回ちょっと真面目に観てみたら、そんな「匂い」を、なんだか
 感じてしまったのでした。。。


 それで気になったので今日、ネットでちょっと調べてみたら、、、
 「ベジャールは同性愛者だった」という情報にたくさんぶつかり。。。


 あぁ、やっぱり。。。って、つい思ってしまった。。。


 まぁ。。。
 情報は情報に過ぎませんし、絶対そうだったんだ!と断言する
 ことももちろん出来ないわけなのですが。。。

 でも、あの作品から漂ってくる匂いからして、、、
 その情報にも信憑性があるような気がしましたし、逆に、自分の
 匂いを感じるセンサーは間違ってなかったのかも。。。と。。。

 変なところで嬉しくなったりもして。。。(笑)


 バレエでも絵画でも。。。

 その作品から漂ってくる「匂い」を嗅ぐ。。。ということが、
 この頃は好きになってきました。。。

 作者のエゴの主張というものではなく、そういうのを超越した、
 その人の「人となり」というもの。。。「あり方」というもの。。。

 そういうものを作品から感じ取る。。。ということが、
 なんだか楽しくなってきました。


 でも、そうなってくると、、、

 「ダンサー」という存在って、一体何なのだろう?と、、、

 そんな思いも同時にわいてきてね。。。


 今まで私は、バレエというものはダンサー中心にしか観て
 きませんでした。。。
 振付家自身にまで興味を持つことは少なかったです。
 表面的なこと以外は。。。

 けれども、その作品の作者自身を感じ取ろうとするとき、、、
 それを表現するダンサーというものって、一体何なのだろう?と。。。
 そんな思いがわいてきて。。。


 画家だったら、それを表現する道具は「絵具」であり、、、
 その道具自身に「心」というものはないから、それを
 単なる「物」として扱うことは簡単ですよね。。。

 でも、バレエの作品を創るとき、その振付家にとっては、
 画家にとっての絵具にあたるものが「ダンサー」で、そして
 ダンサー達には彼ら自身の「心」があるから。。。

 いろいろ、難しいですよねぇ。。。


 ダンサーがあまりにも自己主張ばかりしていたら、、、
 きっと、「良い絵具」にはなれないような気もするし。。。
 だからと言って、全員が真っ白では、良い絵は描けないし。。。


 「物と人」ではなく「人と人」。。。

 
 振付家とダンサーの関係というものは、、、
 その作品を創るうえでやはり、ものすごく重要になるのだろうなぁ。。。
 
 なんて思いました。。。


 ダンサーにもきっとそれぞれ「色」というものがあると思います。

 けれどもそれは、出来ることならばダンサーの「エゴの色」ではなくて
 「魂の色」であってほしいものですね。


 そしてコリオグラファーも、自分自身のエゴをなるべく通さずに、
 ダンサーの魂の色を歪ませてしまうことなく、そのままの色として
 しっかり見極め、自分の作品に必要な色を見つけ出し、、、

 そしてその色を、一番美しく輝くような位置に配色していくのかも
 しれませんね。

 画家が絵具を使う。。。という一方的なものではなく、バレエの
 作品の場合は、コリオグラファーとダンサーの共同作業による
 ものなのかもしれません。。。


 バレエ作品の場合、そこに音楽、そして舞台背景や衣装という
 美術も絡んでくるものですが、それを書くと長くなりすぎるので、
 そういうのはまたいつかの機会に書きたいな。。。と思います。。。


 
 『ボレロ』は、最初は女性ダンサーを主軸に創作されたものだった
 らしいのですが、1979年にジョルジュ・ドンがこれを踊って以来、
 この踊りは、まるで彼のためにあるかのようになってしまったそうです。。。

 そして、1992年11月30日、そのジョルジュ・ドンがエイズによって
 亡くなった時、ベジャールは、「私の中の一部が死んでしまった」と
 語ったのだそうです。


 こういうエピソードからも、、、
 なんだか、いろいろと見えてくるものがありますよねぇ。。。


 
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個別記事の管理2012-02-15 (Wed)
 巷ではインフルエンザが流行っているようなのですが、
 実は我が家ではここ数年、誰もかかっていません。

 予防注射もしていません。。。


 どこの家でもいいますが、女の子より男の子の方が小さい頃は
 身体が弱いことが多く、我が家でもしょっちゅう風邪やら何やらを
 貰ってくるのはまず、息子でした。

 その息子が、昨年、一昨年、そしてその前の年、、、と
 インフルを貰ってこなかったことは、我が家としてみたら
 奇跡に近いことでした。

 大きくなって身体が丈夫になってきた、、、ということも
 もちろんあるのでしょうけれど、でも、息子と、あともう
 ひとりの子以外のクラス中の子がインフルにかかり、学年閉鎖、
 学級閉鎖にまでなったというのに、それでも移らなかったというのは
 びっくりなことでした。。。

 そういうことからも。。。
 私の中で、確信してしまったあることがあったのです。。。


 アロマテラピーやハーブの勉強をした時に、東洋医学、ギリシャ医学、
 チベット医学、それにインドのアーユルヴェーダ医学などに
 ついて少し学びました。

 その時、現代の西洋医学の視点とは違った形で、「病気」について
 考える機会をもちました。


 近代になり科学技術が発達したことにより、古代から薬として
 使われてきたハーブ、いわゆる「薬草」からたったひとつの成分だけを
 単体抽出することが出来るようになり、その成分だけを集めた
 「薬」というものを作ることが出来るようになりました。

 そうして作られた新薬は、それまで人々を苦しめていた
 ペストなどの伝染病を一気に収束させることのできるものとして、
 人々から重宝されました。。。

 これからはもう、薬ですべての病気が治せる、この世から病気と
 いうものが一切なくなる、、、と、人々はわき立ちました。。。

 薬は、まるで魔法のように病気を一掃してくれる。。。

 ゆえに当時、薬は「魔法の弾丸」と呼ばれていたのです。


 けれども、そう思ったのも束の間。。。

 薬が開発されて以降、なぜかそれまでにはなかったような病気、
 例えば生活習慣病とか癌という病気が新たに発生するようになり、
 また、ウィルスを殺すために薬を強力にすれば、今度はウィルスが
 更に強力になるという悪循環を繰り返したりで、、、

 この世から、病気がなくなるということはありませんでした。

 それにそこには、「副作用」というものも起こるようになって
 しまいました。。。


 そういった医学の歴史、薬学の歴史などを追っていくうちに、、、


 なぜ病気はなくならないの?
 それよりも、人はなぜ病気になるの?


 ・・・という思いが自然とわいてきたわけですが、、、

 結論としては、それが必要だったからなのだろう。。。と。。。

 そして今もまだ、「病気」というものを、私達が必要として
 いるからなくならないのだろう。。。という思いに達したのです。

 だから、、、

 魂が、エゴに理解して欲しいと願っていることとは、
 自然のものからひとつの成分だけを抽出するという不自然な
 方法で魔法の弾丸を作り、それでウィルスという「悪」を
 攻撃、排除する。。。ということではないのだろうな。。。と
 思うようになりました。


 アロマテラピーやハーブ医学などの民間療法について学ぶうち、
 「ホリスティック医学」というものの存在を知りました。

 ホリスティックとは、「全体」という意味です。


 ホリスティック(Holistic)とは、ギリシャ語の「holos」を語源とし、
 「全体」「関連」「つながり」「バランス」などと訳されています。
 ホリスティック医学では、身体だけでなく、目に見えない心や霊性を
 含めた”Body-Mind-Spirit”のつながりや「環境」まで含めた
 全体的な視点で健康を考えます。

  
 (ホリスティック医学協会サイトより)


 民間療法や伝統医学の考え方は、全体のバランスが崩れたために、
 その結果、そこに悪いものが生まれてしまった。。。というものです。

 だから、全体のバランスを整えてあげれば、悪いものは
 自然と元に戻る。。。と考えます。

 自然の植物や鉱物は、それ自身の「全体」のエネルギーを使って、
 私達の乱れたエネルギーのバランスを整えるのを手伝って
 くれるツールです。

 そしてそれは身体だけでなく、精神にも働きかけます。。。
 

 こういった考え方にとても共感し、それ以来、我が家では風邪、
 インフルエンザ予防はすべてアロマの精油と、ハーブに任せてきました。。。
 時には、クリスタルなどの石の力も借りてきました。。。

 そしてそれは、我が家ではとても功を奏しているので、、、
 私達はますます、その方法を信じるようになったのです。。。


 でも思います。。。


 本当にそこに効果をもたらしているものはきっと。。。
 人の意識なのだろうと。。。

 植物たちはただ、それを助けてくれているだけなのだろうと。。。


 何を助けてくれているのか、、、

 それは、私達がそれを「信じる」ということを助けてくれて
 いるのだろうと。。。



 私がアロマやハーブの試験を受ける時は、必ずルーン文字を
 使った呪符、、、というか、お守りを作って持っていきました。。。


 試験の結果は、すべて合格でした。。。

 
 そのことを私はあえて大真面目で娘に切々と語り、、、
 彼女が受験の時も祈りを込めたルーンのお守りを作り持たせました。
 (実際に作ったのは娘本人ですけれども)


 結果、合格しました。。。


 今回、息子が試験を受ける時、ルーンのお守りを作るかどうか、
 彼に聞いてみました。

 なぜなら、、、
 娘より息子の方が懐疑心が強いところがあるからです。。。

 お守りは、息子自身がそれを信じていなければ、効果が
 ないからです。。。


 でも息子は、、、
 自ら進んでルーン文字を書いていました。。。


 子供にとって、母親の言葉というものは、本人達が
 思っている以上に影響力を持ちます。。。

 なので、私が強気で自信満々で話すことを、彼らは
 無意識で信じてしまうところがあります。

 だからきっと、こういうことが家族内では可能なのですね。。。


 他人には、なかなかこういうわけにはいきません。。。

 両者の間にそこまでの信頼関係を築くには、、、
 時間がかかるからです。。。


 だからこそ。。。
 そういう子供たちの姿を見ると、私は母として、、、
 自分の言葉と行動に責任を持たなければ、、、という思いに
 させられたりもするのでした。。。


 
 魔法とか呪術というもので一番重要なのは、、、
 人の意識。。。

 魔法を心底信じているかどうか。。。です。。。


 そして、疑うことなくそれを信じるようになるまでには、、、
 少し時間がかかります。


 そこに、その道のマスターとか師のような人がいれば、、、
 こっそりとそれを手伝ってくれるのですけどね。。。


 そうそう以前、「スケルトン・キー」という、ちょっと怖い映画を
 観たことがあるのですが、まったく、その通りだなぁ。。。って
 思いながら観ていました。。。


 信じなければ、魔法は発動しません。。。


 そしてその「信じる」というのは、、、

 無理やり信じるのではなく、「もうそうとしか思えない」という
 状態になっている。。。ということです。。。
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個別記事の管理2012-02-15 (Wed)
 
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 『シルヴィア』の音楽は、『コッペリア』と同じレオ・ドリーブです。

 彼は19世紀フランスの、ロマン派の作曲家なのですが、主にバレエや
 オペラの音楽で有名で、「フランス・バレエ音楽の父」と言われて
 いるそうです。


 delibes.jpg


 ドリーブの音楽は、『コッペリア』の中のワルツやマズルカ、
 そしてチャルダッシュなどが、私はとても好きです。


 

 


 彼は、『ジゼル』の作曲家であるアダンに師事したのだそうですね。


 アダンと言えば。。。

 ドリーブもそうだったかは、ハッキリ覚えていませんが、
 アダンやあとはドン・キホーテの作曲家であるミンクスなどは、
 一部の作曲家たちからは、かなり軽視されていた。。。という
 お話をどこかで聞いたことがありました。

 子供の頃それを聞いた時、「どうしてっ?!」とすごく疑問に
 思ったことを今でもよく覚えています。。。

 こんなに素敵な曲なのに、どうしてなの??と。。。


 音楽についていろいろ解ってくるうちに、なぜそんなことを
 言われてしまうのか、、、
 その理由がちょっとだけ解ったような気もしました。。。

 
 作曲する。。。ということを、昔は「右脳的」な仕事だと思って
 いたのですけれども、知れば知るほど、これはものすごく
 「左脳的」な仕事なのだな。。。と感じるようになりました。。。


 「数学」に近いものです。


 民族音楽などはもっとシャーマニックな感じがしますが。。。


 そういう「小難しいこと」を考えながら、壮大な音楽を創造する
 作曲家たちからすれば、舞踊のための音楽というのは、なんとなく
 レベルが低いもののように感じられたのかもしれません。。。


 けれども。。。
 『ジゼル』など、あの音楽を主張しすぎず、まるで空気のように
 踊り手に寄り添う音楽も、私はとても素敵だと、やっぱり思います。。。

 確かに、踊りなしで音楽だけ聴いていると、少し迫力には
 欠けてしまうかもしれないけど、なんというか、、、
 そういう踊りの「支え」ということに徹することって、
 逆に難しいのでは?。。。なんて思ったりもします。。。


 あの偉大な指揮者、ゲルギエフ。。。
 
 私は彼の指揮が大好きですけれども、でも、実はゲルギエフに
 バレエの指揮だけは、あんまりやってほしくなかったりもします(苦笑)

 なぜなら、、、
 ゲルギエフは彼の世界を絶対に崩さないような感じがして、、、
 ダンサー達が微妙に踊りづらそうだからです。。。
 
 やっぱりバレエの時くらいは、ダンサーに合わせて~~って
 思ってしまうのですが、、、

 ゲルギエフくらいになっちゃうと。。。ね。。。^^;


 ・・・話がすっかり、音楽のことになってしまいましたが(苦笑)



 『シルヴィア』って、今まで全幕通して観たことはありませんでした。

 パ・ド・ドゥとかソロの部分はガラ・コンサートや発表会などで
 よく観ましたが。。。

 今回のオペラ座の『シルヴィア』は、振付がノイマイヤーで、
 かなりモダンな感じになっていました。

 でもオペラ座は、こうでなくっちゃね。。。って感じがして
 しまいましたよ。。。

 ノイマイヤーとオペラ座って、相性がいいのかしら?

 かなり面白かったです。。。


 けれども、古典的な『シルヴィア』を見慣れていたりしたら、
 オペラ座のこの舞台を受け入れるには、少し時間がかかるかも
 しれませんよね。

 あと、クラシックバレエ的なものを期待して観たとしたら、
 その期待は裏切られるでしょう。。。

 そういう点では、私はすごく受け入れやすかったので、
 ある意味ラッキーでした。


 ノイマイヤーの世界って、好きです。。。
 『椿姫』とか大好き!
 あの、先日観た『人魚姫』も、面白かったです。


 『シルヴィア』のような神話の世界の物語を、どうやって
 ノイマイヤーの世界と融合させるのか、、、

 なんだかそれって難しくないのかな?なんて思ったりも
 していたのですが、、、

 お見事です!!

 ・・・って感じでした(笑)

 
 あと、、、
 オーレリ・デュポンやマリ・アニエス・ジロが、もう。。。
 ものすごく美しかったです。


 せっかくなので、『シルヴィア』の曲も。。。


 
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個別記事の管理2012-02-18 (Sat)
 先日NHKでやっていた広島長崎原爆についての番組がキッカケで、
 ここのところ私は、「死」というものをテーマにいろいろ考えて
 いたりもして、それについて夫とも話し合ったりしていました。。。


 この「死」というテーマは、、、
 これまでにも何度も何度も、考え続けてきていたものの
 ひとつです。。。

 
 私は、ある神秘体験によって「究極的に、最後の最後に人間が
 戻っていく姿」、または「私達の真の正体」というものを理解し、
 それ以来、「死」というものは「終わり」ではなく「通過点」だと
 信じています。。。

 ここで言う「信じる」も、先日書いたように「もうそうとしか思えない
 状態になっている」という意味で使っています。


 そして私は、長い間、死んだらみんな、「あれ」に戻るのだ。。。と、
 ずっと信じていました。


 けれどもある時、スピリチュアル的な知識についていろいろ教えて
 くれた人に、「そうではない」と言われ、とても戸惑いました。。。

 宗教やスピリチュアル的な教えの中では、輪廻転生の仕組みや
 カルマ、そしてアストラル界とかコーザル界などの異次元の世界や
 そこで起こることなどについて、いろいろと説明されています。

 そして私達人間は、少しでも上の世界に行けるようにと、、、
 少しでもカルマを清算できるようにと、、、
 日々精進し、自身を浄化していく努力をするのだと。。。


 一時期、私もそういった考え方に染まっていたこともありましたが、、、
 ある時、そういった教えの世界もやっぱり「幻」というか。。。

 アセンデッドマスターであろうと、天使であろうと、悪魔であろうと
 宇宙人であろうと、天国も地獄も、生まれ変わりも何もかも。。。

 今、私達人間という意識状態の中で想像できるもの全ては、、、
 結局は、「たったひとりのもとの私」が見ている「夢の世界」の
 一部に過ぎず、、、

 生きていようと死んでいようと、肉体を持っていようといなくても、
 その「夢の世界の中で物語を紡いでいる」、、、という点では、
 そこにはなんの違いもない。。。と。。。

 やはり、そう思うようになりました。

 元々自分が持っていた考え方に、戻ったのです。。。


 ただ、幻、夢の世界とは言っても、その「夢の登場人物としての私」、、、
 要は「エゴ」としての私にとっては、それは「夢ではない」という
 ことも事実で、、、

 私達はその「もとの私の現実」と「夢の登場人物としての私の現実」を
 今、この瞬間も同時に経験しているのです。。。

 「もうひとりの私」(WM的には「実体」)の意識が、その架け橋です。。。


 そして、、、
 その夢の登場人物にはある、聖なる義務がある。。。

 それは、夢の登場人物としての私の人生を、十分に体験すること。。。

 それが、「もとの私」に対しての奉仕だと思っています。。。


 元々、こういう風に世界を認識している私なので、、、
 深いところでは、死を怖れてはいないのです。。。

 そうはいっても、実際、自分の生命が脅かされそうになった時は、
 やはりエゴが、、、生きようともがいてしまうのだろうな。。。
 とも思っていたりします。

 なぜなら、実際にそういう目にあった時、、、
 頭では解っているはずなのに、ものすごく怖かったからです。。。

 そういう「生存本能」というものが、、、
 この人間装置には埋め込まれているから。。。

 それに逆らうことは、やはりなかなか難しいものです。。。


 自分の本当にやりたいことをやりたい。。。


 それは、2012年になった今でも、、、
 やっぱりハッキリ解ってはいない感じがします。。。

 解っていない、、、というか、この先また、自分の考えが
 変わっていくかもしれないから、「こうなのです」と、
 言い切れないな。。。と、どこかで思っているのです。。。

 それでも。。。
 ひとつだけ今、自分自身に宣言したいことがあります。。。


 それは、、、
 自分が生き延びるために、誰かを犠牲にはしたくない。。。
 絶対にしない。。。


 ・・・ということです。

  
 昨日、テレビで映画の「アバター」をやっていましたね。。。

 以前、映画館で観た時も思ったことですが、あの映画は
 映像がとても綺麗だし、エンターテイメントとしてはとても
 面白いけど、物語のメッセージは、もうすでに使い古された
 ものだと思っています。。。


 人の領土を侵害するということはもう論外で。。。
 そんな物語は、これからの文明人には必要ありません。。。

 まるで新大陸にやってきたヨーロッパ人とネイティヴアメリカンの
 宇宙版のようなあの物語の根底にあるものは、、、

 私達人類は既に経験してきたのだから。。。

 もう卒業です。。。


 それよりも。。。


 「守る」ために戦うということは、果たして「美徳」なのでしょうか?
 どうして人は、そこに「敵」がいると団結するのでしょうか?
 「正義」って一体何?


 こっちをより深く考えてみたいものです。
 


 私は、、、
 私達日本人が深いところで持っている精神。。。

 「お先にどうぞ」

 ・・・というものを、大切にしたいと思っています。。。


 自分の本当に大切なもの。。。
 特に自分の生命が脅かされた時。。。
 これは断言してしまいますけど、どんな人でも絶対に
 エゴが暴れだします。。。

 それに巻き込まれてしまえばきっと、あとで後悔を残すような
 行動に走ってしまうでしょう。。。


 そのエゴに打ち勝つために私は、、、


 どんな時でも、決してハートから離れない。。。
 どんな時でも、愛を選ぶ。。。
 どんな時でも、絶対に愛でいる。。。


 そこだけは、、、
 自分自身に誓っておきたいです。。。


 何度見失っても、、、
 最後には必ずここに、戻ってきたいです。。。


 人間は本当はみんな、天使。。。

 アヌンナキ装置の中に閉じ込められてはいるけれども、、、
 でも本当は天使なのだということを、私は信じています。。。
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個別記事の管理2012-02-26 (Sun)
 子供達が赤ちゃんとか幼稚園くらいの頃って、その時は
 すごく大変でも、過ぎてしまうと、本当にそれは一瞬の
 出来事だったのだなぁ。。。と思うし、またそれは、
 なんて貴重な時間だったのだろうと、、、

 しみじみ思ったりしますね。。。


 そういう時期に、子供達と一緒にアニメを観ていたおかげで
 出会えたものが、真綾ちゃんの歌だった。。。と、
 先日の記事で書きましたが。。。

 もうひとつ、とても素敵なものに出会えました。。。

 
 それは、、、
 『フルーツバスケット』というマンガです。。。


 これもその頃、テレビのアニメでやっていたのですが、
 毎回毎回、感動で号泣しながら観ていました。。。

 そして私は、マンガ本まで大人買いして、やっぱり号泣しながら
 それを読んでいました。。。



 時折確認するために、今でも手元に置いてあります。。。


 今でも大好きです。。。


 娘も大好きみたいで、今も時々、二人でこのマンガの
 話をしたりしています。。。


 このマンガの中に出てくる「世界で一番バカな旅人」のお話は、、、
 以前のブログにも何度も載せたお話ですが。。。

 私の中で、「自分の原点に立ち返りたい」という思いが
 強くなってくると、なんだか、思い出すみたいです。。。


 ハートが、、、じわ~っと温まります。。。


 
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 バカな旅人が旅をしてるの

 どうバカっていうとね、すぐ騙されちゃうの
 街の人達に騙されちゃうの

 その度お金や服やクツを騙しとられちゃうの

 でも旅人はバカだから『これで助かります』って街の人のウソにも
 ポロポロ涙をこぼすの


  『お幸せに、お幸せに』って言うの


 で、とうとう素っ裸になっちゃって、さすがに旅人も
 恥ずかしくて森の中を旅することにするの

 そしたら今度は森に住む魔物達に出会うの

 魔物達は旅人の体を食べたくて言葉たくみに騙していくの

 もちろん旅人は騙されて足を一本、腕を一本あげちゃうの

 結局旅人は頭だけになっちゃって最後の魔物に目をあげたの

 その魔物は目をバリバリ食べながら『ありがとう、お礼に贈り物をあげます』って
 置いてくの

 でもそれもウソで贈り物は「バカ」と書かれた紙切れ一枚

 でも旅人はポロポロ泣くの

 『ありがとう ありがとう、初めての贈り物だ、
  嬉しい 嬉しい、ありがとう ありがとう』

 もうない目からポロポロ ポロポロ涙をこぼすの

 そして旅人はそのままポックリ死んでしまいましたとさ。

 
 ~*~*~*~


 みんな笑ってた

 ボクはその中で目をとじて旅人の事を考えてみた
 騙されて頭だけになってありがとうと泣いた旅人の事を考えてみた

 そして思ったんだ

 ああ なんて愛おしいんだろうって

 ・・・損とか苦労とか考えるだけムダだよ、
 旅人はそんな事考えちゃいないもの

 ただ・・・誰かにとってはそれがバカでも、
 ボクにとってはバカじゃないだけ

 それでもやっぱりバカと思う?

 目を閉じて何を思う?


 ~フルーツバスケット3巻より~



 
 うん。。。

 そろそろ、エネルギー変わりそうだなぁ。。。
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個別記事の管理2012-02-27 (Mon)
 今月のNHKプレミアムシアターは、毎週バレエでしたので、
 もうホクホクしていましたが。。。(笑)

 特に、昨日のオペラ座の『ロビンスへのオマージュ』は、
 ずっとずっと前から、とても心待ちにしていたものでした。。。


 もうすぐ、DVDも発売されるのですが、、、


 
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 amazon.ukなどではすでに入手可能でしたので、どうしよう。。。
 としばらく迷っているうちに、amazon.jpでも予約が始まったので、
 これは絶対に買わなくちゃ!!と思っていた矢先の放送でした。

 プレミアムシアターの予定表にこの演目が組み込まれているのを
 知った時は、思わず、神様に感謝してしまいました(笑)


 「イン・G・メジャー」、「イン・ザ・ナイト」、そして
 「コンサート」というトリビュートでしたが、私が特に
 観たかったのはその中の、「イン・ザ・ナイト」でした。。。


 ショパンの調べに乗せ、3組のカップルが一曲づつ踊るのですが、
 これは、「恋愛の中の異なった時期」をそれぞれのカップルが
 表現しているのだそうです。

 私は、アニエス・ルテステュとステファン・ビュリオンの
 コンビがとても好きなので、やはりそこに目が行ってしまいがち
 でしたけれども、、、

 イメージで言ったら、最初のクレールマリ・オスタとパンジャミン・
 ペッシュのカップルは「風」、ルテステュとビュリオンは「土」、
 最後のデルフィーヌ・ムッサンとニコラ・ル・リッシュは「火」。。。

 という感じがしました。

 衣裳も、最初はブルー、次が茶系、そして最後は赤。。。でしたので
 なんだかピッタリ!って思ったのですけれども、この衣裳のデザインを
 担当したのって、あの、アンソニー・ダウエルだったのだそうで、
 ちょっとびっくりでした。


 


 『コンサート』も、すごく面白かったです。
 こちらも音楽はショパン。。。

 オペラ座のダンサー達って、みんなそのまま俳優、女優になれて
 しまうのでは?と思ってしまうくらいすごい役者ぞろいで。。。

 こんなに大笑いしながら観たバレエって、めずらしい(笑)


 
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個別記事の管理2012-02-28 (Tue)
 
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 購入したのは今から5,6年前くらいだったと思いますが、
 今まで、たった一度しか観ていなかった。。。^^;

 初めて観た時、「素敵だなぁ」って思ったのですが、
 途中で眠くなってしまった記憶があって、それ以来、
 なんとなく、観ようという気が起きなかった作品でした。


 けれども、主役はあのザハロワですし、まだ現役の頃の
 セルゲイ・フィーリンも出ていましたし(彼は現在は、
 ボリショイの芸術監督ですね)、衣裳も素敵ですし、
 しかも振付は、プティパです。。。

 『ファラオの娘』は、「古典バレエの父」と言われる
 プティパの出世作でもあるそうなのですよ。。。


 それなのに、、、
 どうして眠くなってしまったのかしら??


 そう思いながら昨日、数年ぶりに観てみたのですが。。。


 これはもう、本当に「ザ・クラシックバレエ」という感じで、
 踊りに次ぐ踊り、見せるものは踊り。。。みたいな。。。

 ドラマ性はあまりないし、ダンサーに演技力がなくても、
 なんとかなってしまいそうな。。。

 ただ、踊りを観てください!!という作品だなぁ。。。という
 印象を受けました。

 マイムすらあまりないですしね。。。

 イメージが少し、『海賊』とかぶるような。


 そういった展開の中、何が眠気を誘うかというとおそらく、、、
 長いからだと思いました。

 時間的に、そこまで長時間ではないのかもしれないけど、
 ドラマ性があまりないせいか、感情移入ができなくて、
 その上で綺麗な踊りばかりがあまりに延々と続くと、、、

 刺激になれてしまっている現代人は飽きてしまうのかも。。。

 ・・・なんて思ったりもしました。


 けれども、ザハロワとフィーリンの踊りは、とてもとても
 素敵でしたよ。

 観ていて、ウットリしました。


 昨日、ふと思ったのですが、、、

 ザハロワがデビューして、ボリショイに移籍し、、、といった
 あの当時は、私は彼女に対しては、「他から群を抜いている
 特別に素晴らしいダンサー。。。」といった印象を持っていたのです。

 踊りの技術や身体能力だけではなく、長い手足、美しい顔、、、と、
 その容姿も文句のつけようがなかったですし。。。


 でも今って、ザハロワが「・・・の中のひとり」となってしまうくらい、
 同じくらい素晴らしいダンサーって、もうあちらにもこちらにも
 ゴロゴロといるような気がします。


 たった10年かそこらの間に、、、
 人間って、こんなに進化してしまうの?!


 ・・・と、、、
 なんとも言えない気持ちになりますね。。。
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個別記事の管理2012-02-29 (Wed)
20130115103528765.jpg
 『籠を持つローゼケ』 エミール・クラウス 1890年頃


 Emile Claus


 以前もエミール・クラウスの絵は、何枚かここに飾りましたが、、、
 この人も、大好きな画家のひとりです。

 
 彼の描く絵ってどれもが、、、
 空間がキラキラ光っていて、とても明るいです。。。


 とても心地よい、眩しさを感じます。。。



 好きな画家って誰ですか?


 ・・・と聞かれたら、以前なら「ゴッホ」と即答できたのですが、
 この頃は、ほとんどの画家のことが好きになってしまったので、
 「う~~ん。。。」と、答えに詰まってしまうようになりました。


 もちろん、、、
 ちょっと苦手な画家もいますけど、嫌い。。。というわけではないから。。。



 以前も書きましたが、、、

 夫と展覧会に行くと、同じ絵に対する彼と私の着目点が全然
 違うなぁ。。。と感じることがものすごく多いです。。。

 でも娘とは、気になるところがどこまでも同じで、それはもう。。。
 笑ってしまうくらい。。。(笑)


 「男の子は物体とその仕組みに、女の子は人間とその関係に興味を持つ」

 ・・・と、脳に関するある本に書いてありましたけれども。。。


 まさに私は、、、
 絵を通して伝わってくる、画家の想いや生き様を
 感じ取ることが好き。。。


 そうやって絵を観るようになったら、、、
 好きじゃない画家なんて、いなくなってしまった。。。



 『四季・夏』グラズノフ
 
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