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個別記事の管理2012-03-05 (Mon)
 昨日、BSの日本映画専門チャンネルの無料放送で、
 『ノルウェイの森』の映画が放送されていました。。。


 この映画が劇場公開になった時、、、
 とても観たかったのだけれども、私は観に行くのはやめて
 いました。。。


 なぜなら、、、
 私の中にある「脳内映画」。。。

 そのイメージを、どうしても崩したくなかったから。。。


 それだけこの物語は、、、胸に残っている作品でした。。。


 
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 私がこの本を読んだのは、たしか18歳とか19歳の頃
 だったと思います。。。


 ちょうど、、、
 物語の登場人物達と同じくらいの歳の頃でした。。。


 しかも、当時、クラスで一番仲良しだった子の名前は
 「直子」で、それに加え、当時のクラスメイトのひとりが、
 精神を病んでしまっていたりもしてね。。。

 この物語の中の直子と同じように。。。

 私はその子のことで、本当にいろんなことを考えさせられて
 いた頃で。。。


 そういう状況もあったせいか、、、
 この作品は、当時の私の胸にやたらと響いてきて。。。

 だから、、、何年経っても、この物語は、、、
 どこかで忘れられないものとなっていたのでした。。。



 映画が公開になった頃、懐かしくて思わず、単行本を
 買いなおしていたのです。。。

 昔のはもう、とっくに手放してしまっていたから。。。

 それなのにね。。。
 私はその、買いなおした単行本を1ページたりとも読まずに、
 そのまままたすぐ、手放してしまったの。。。



 忘れられない。。。と言っても、当時も一度読んだきりで、
 何度も繰り返して読んだわけではないので、細部まで
 しっかりと覚えていたわけではありませんでした。。。


 ただ、、、
 あの本を読んだ時、自分の胸に湧いてきたもの。。。
 その感覚を、ずっと忘れられずにいた、、、ということです。。。


 言葉では表現できないあの感じ。。。
 泣きたくなるような。。。


 その感覚を、、、

 本を読みなおすことで壊してしまうのが嫌でした。。。
 映画を観ることで壊してしまうのが嫌でした。。。


 でも、、、
 昨日、とうとう観てしまったのですよ。。。
 
 「無料放送」という甘い誘惑に勝てずに。。。(苦笑)


 意外と、、、
 細部までちゃんと覚えていたんだなぁ。。。と、、、
 そう思った。。。


 でも、登場人物は誰一人として、、、
 私の中のイメージとは一致しなかった。。。


 でも。。。
 映画は映画でまた、素敵でした。。。


 観終わった後、、、
 特に悲しいわけではないのに、なぜか涙が止まらなくなりました。。。


 私の中の「緑」のイメージとは違ったけど、、、
 緑役の水原希子ちゃんが、すごく良いなぁ。。。って思いました。

 ああいう感じの顔?雰囲気?

 すごく好き。。。

 『レオン』の映画のナタリー・ポートマンとかぶりました。。。


 それと、、、
 昔、中川勝彦さんファンの間で、「玉山鉄二さんが勝ちゃんに似てる」
 なんて言われていた時があったのだけど。。。

 この映画の玉山さんは、、、なんだか本当に、、、妙に似ていました。。。


 
* Category : 文学
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個別記事の管理2012-03-07 (Wed)
 今年の初めに声楽の発表会がありましたが、あの時は、
 本番に向けて、毎日、歌の練習をしていました。


 けれどもその後、家の事情でバタバタすることが多く、
 最近ではあまり練習出来ない日々が続いています。

 レッスンでさえも、行けなくなってしまうことがここ
 何回か続いてしまっていたりしました。


 発表会前に毎日練習していた時と違って、家で練習して
 いないと、レッスンに行った時にやはり声が出にくい、、、
 というか、どうやって出すんだっけ?と、解らなくなって
 しまうことがあるのですよね。

 まだ発声を、しっかり体得しているわけではないから。。。


 それでも時々ふと、いきなり調子が良くなる時があって、
 そういう時は先生もすぐに解るので、「今急に声が全然
 変わってきましたけど、何かされました?」と聞かれます。

 私は、、、
 調子が変わったのだけは解るのだけど、何がどうなって
 声が急に綺麗に出るようになったのか、、、

 それが自分でも解らないのです^^;


 「無意識なんですか?!すごいです。」

 ・・・と、先生はおっしゃってくださったけど、でも、
 無意識に出来てしまった場合って、身体は解っていても、
 今度は頭が理解していないので、そうなってくると逆に
 調子が悪い時、どこをどうすればそれが良くなるのか、、、
 という解決法が今ひとつ解らない。。。


 こうなってくるとホント、出たとこ勝負みたいになってしまうので、
 そういうところ、自分としては、今ひとつ納得できないところ
 だったりします。


 技術を体得し、無意識でも歌えるのだけど、でも、頭でも
 しっかりその構造を理解してる。。。


 それが理想だけど、そこまでの道のりはまだまだ遠い。。。(笑)



 「歌の神様が降りてきて、急に上手に歌えるようになりました^^」

 みたいな、、、
 そんな感じでは、それって自分が歌ってるわけではないものねぇ。。。


 やっぱり。。。
 ちゃんと「自分で」歌えるようになりたいのでした。



 実は今、すごく気になっていることがあります。。。


 それは、身体の「気」の流れと発声の関係。。。

 
 体感的に、、、
 そういう流れをスムーズにしてあげると、心なしか、
 いい声が出るような感じがしています。。。

 ・・・というか、きっとそうなのだろうと、今もうちょっとで
 確信に至るところ。。。


 いろいろ試してみたいです。


 こういう試行錯誤、、、結構楽しい
* Category : 歌うこと
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個別記事の管理2012-03-11 (Sun)
 『ピラミッド 5000年の嘘』という映画を観てきました。。。


 ピラミッド 5000年の嘘


 
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 感想は、、、

 正直言って、微妙。。。


 全体の3/4くらいまで、「事実」を次々とあげていきます。。。

 ピラミッドの黄金比のこととか、幾何学のこととか。。。
 他の巨石文明との関連性についてとか。。。

 これが長すぎて、途中、眠くなってしまった。。。(苦笑)


 以前、グラハム・ハンコックさんの『異次元の刻印』という本を
 読んだことがあったのですが、その中で彼は、証拠に次ぐ証拠、、、
 ・・・と、すごい数の証拠や証言を並べていました。。。

 これでもか。。。ってくらい。

 それを読んでいたら、「もういいよ。。。もう十分です」って、、、
 なんだか逆に、興ざめしてしまった記憶があるのだけど、、、

 今日の映画を観ていたら、そのことを思い出してしまいました。。。


 あちらではそのくらい、くどいくらいに証拠を並べないと、
 すぐに反論や批判の意見に潰されてしまうのかしら?って
 ついつい、そんなことを思ってしまったのでした。。。


 私は。。。

 どれだけ証拠を並べられても、信じられない時は信じないし、、、
 逆に証拠なんてなくても、信じられるときは信じてしまうの
 だけどね。。。
 


 映画の最後の1/4くらいで、この監督の出した「結論」が
 語られるのですが、、、

 それも私には、なんだかしっくりこなかった。


 「私達人間が善い行いや悪い行いをしたとか、そういったことには
  全く関係なく、神はこういった仕事をしなければならないのです。」


 ・・・って??


 それになんだか。。。


 「嘘を暴く」ということ自体、、、
 今の私はもう、そういったことに対してあまり興味がなく、、、
 なんとなく、そういう段階はもう終わったような気もして。。。

 なので、、、
 今の自分と、この映画との温度差を感じてしまってね。。。


 今の私たちがフォーカスすることって、、、
 嘘を暴くことではなくて、ハートに落ち着くことだと思ってるから。。。


 夫が観たいと言っていたので、一緒に観に行ったのだけど、、、
 その夫ですら途中眠くなっていたのを見て。。。

 変だけど、、、ちょっとホッとした。。。


 あれだけ長い間、検証結果を述べ続けられると、、、
 人の心理的に、最後の監督の「仮説」まで事実だと、
 そう勘違いしやすくなる。。。

 という点も、ちょっと気になりました。



 世界って、、、

 いつも仮説、仮説の繰り返しで、それが時代によって、
 いろいろと変わっていく。。。


 常に変わらなかった事実は、、、

 こういうピラミッドがそこにある。。。ということだけ。。。


 でもそのピラミッドが大昔からそこにあったという
 この感覚だって。。。

 それは、水平時間の感覚が生み出しているもの。。。


 もっと垂直時間の感覚を使って物を見てみたら、、、
 もう少し違った「結論」にたどり着くのでは?


 な~んてね。。。
 つい、そんなこと思っちゃった。。。


 今、物理学者たちは、素粒子の研究をあれだけしてるのに。。。
 なんでかなぁ。。。って、思った。。。


 予告編は、、、
 面白いのだけどね。。。


 
* Category : 映画
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個別記事の管理2012-03-11 (Sun)
 とても久しぶりに、こんな映画を観ました。


 
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 言わずとしれた、あの「アーサー王伝説」の映画です。。。

 アーサー王伝説の物語を題材にした映画はたくさんありますが、
 私は今のところ、この映画が一番好きで、個人的にいろいろと
 思い入れがあるものだったりします。

 昔の映画なので、最近の映像と比べたら少しちゃちな感じも
 否めなくはないですが、そこがかえって雰囲気を出しているようで、、、
 
 味があっていいのです。。。


 それに映画に出てくるあの景色、あの風景は、、、
 私にとってはもう、第2の故郷?と思わされてしまうくらい、、、
 何とも言えない、懐かしいような気持ちにさせられるのでした。。。


 アーサー王伝説については、私が今更、ここであれこれ語る必要も
 ないくらい有名ですよね。。。

 とてもとても、奥が深い物語です。。。

 深すぎるくらい深い。。。(笑)


 アーサー王物語というものに、初めて興味を持ったのは、、、
 もう、10年以上、、、もしかしたら20年近く前だったでしょうか。。。

 それから、あれやこれやと調べたり分析したりしてきましたが、
 今はなんとなくもう、そういうこともやり尽くした感があって、
 なので、しみじみとじっくりと、ただ物語を楽しむ。。。
 ・・・みたいな心境になってしまった。。。


 アーサー王伝説に関する本って、とてもたくさんありますが、
 純粋に物語を追っているものでは、騎士のトマス・マロリーが
 まとめた「アーサー王の死」。。。その完訳版が出ています。。。
 翻訳は、井村君江さん。


 
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 これは、古典は古典のままに、、、という感じです。

 正直、、、テンポが古いので、現代人にとっては、
 少々たいくつかも。。。

 全部で5巻までありますが、私は未だにすべて読み通して
 なかったりします^^;

 でも、古いものをそのままの形で残すことも、やっぱり
 大事ですものね。。。
  
 そしてこの本は、何と言っても、ビアズリーの挿絵が
 素敵すぎます。。。


 20121229022513316.jpg


 でも、、、
 アーサー王を初めて読むなら、お薦めはやはりサトクリフです。
 こちらは少し、アレンジされてますけれども、解りやすいし、
 面白いです。


 
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 サトクリフの本は、実は持っていないのですが、、、
 今までもう、、、何度となく図書館で借りてきて読みました。

 久しぶりにアーサー王熱があがってきたので、また借りてこようかな。。。

 
 また、こうなってくると、私はケルト熱も一緒に上がって
 きてしまうので、ケルト神話などもいろいろ読みたくなってきて
 しまうのでした。。。


 やっぱり、、、こういう世界って、大好きです。。。


 King_Arthur_and_the_Knights_of_the_Round_Table.jpg
* Category : 文学
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個別記事の管理2012-03-12 (Mon)
 


 こういう感じの音楽を聴いているともう。。。
 なんとも言えない気分になってくる。。。

 いてもたってもいられないような。。。

 すごく良い。。。
 
 大好き。。。


 ・・・と、娘に言ったら、「そう?私は全然。。。」
 という答えが返ってきた。。。^^;


 この『悲しみの聖母(Stabat Mater)』は、パレストリーナの
 代表作です。


 201212292344117e6.jpg

 
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ


 彼は、イタリア・ルネサンス期の教会音楽の最後にして最大の
 作曲家で、「教会音楽の父」とも呼ばれているそうです。
* Category : 音楽
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個別記事の管理2012-03-13 (Tue)
 声楽の先生は、「ベルカント」とは呼吸に音を乗せる
 ようにして歌うことだとおっしゃっていました。

 喉は使わないで呼吸を使う。。。

 どちらかというと身体を使う感じで、最近では腹筋背筋の
 使い方が少し解ってきたせいか、発声をしっかりやると、
 軽く筋トレをやったあとと同じような感覚を、身体に
 感じたりするようになってきました。


 バレエでの基本の立ち姿勢。。。

 胸と肩を開いて、おなかを引き上げ、そしてお尻をひっこめ
 背中をそらしすぎないようにする。。。

 こういう立ち方が、声楽にも役に立っているような気がする。。。


 呼吸、、、というものは、大事ですよね。

 ベリーダンスで、チャクラを活性化させる動きの練習を
 した時、それはものすごくゆっくりな動きであるのに、
 ものすごくたくさん汗をかいたの。。。

 その動きをする時、呼吸をとても意識するのだけど、
 呼吸に意識を向けながら動くと、たくさん汗をかくんですよ。。。
 ・・・と、先生はおっしゃっていました。


 私のお気に入りの瞑想も、呼吸法がメインのシンプルなものです。
 でも、効果はとても高いです。。。

 
 話が少しそれてしまいましたが、ベルカントは、、、
 以前、それは人の感情とは直結していない、不自然な
 歌い方だ。。。と、そういう話を聞いたことがあって。。。

 不自然だと聞いただけで私は、試そうともせず、知ろうともせず、
 まさか自分がそれをやりたいと思うようになるなんて、、、
 当時の自分には想像もできなかったことですが、、、

 なぜか今、こうしてやってみることになり、、、
 実際に練習しはじめてみたら、そこには、、、なんだか
 ものすごい奥深さを感じています。。。


 確かに、ベルカントは、、、訓練しないと歌えるようには
 ならなくて、誰にでも歌えるような歌い方ではありません。。。

 感情に任せて歌っていたら、自然に湧いて出てきた、、、
 という声とは、全然違う。。。


 意識が少しハイになった状態で、シャーマン的に、、、
 忘我の状態で歌う時、、、

 私たちは例えば鳥達とテレパシックに会話できたり、
 神様とコンタクトがとれてしまったりするかもしれない。。。

 でもきっと、そういう状態になるのは、歌っている本人だけで、
 歌っている人だけが気持ちいい。。。

 だから、、、
 瞑想的に歌いたいのであれば、それでもいいのかもしれない。。。


 ベルカントのような、意識して創りだす声は、、、
 忘我状態になってはいられない。。。

 それは、意識をしっかり保ったままで、美しいものを
 「自力」でそこに生み出す、、、という感覚。。。


 シャーマン的に、神様を自分に降ろしてきてやってもらうの
 ではなくて、自分で創りだすのです。。。


 だから確かに、「感情」からは離れているのかもしれませんが、
 計算され尽くした方法を使って、意識的に生み出された
 美しい声は、、、

 自分だけではなく、他者をも忘我状態へと導ける。。。


 ・・・と。。。

 そんな感じがしています。。。



 感じていることがうまく書けない。。。
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個別記事の管理2012-03-14 (Wed)
 
パリ・オペラ座バレエ 「椿姫」 [DVD]パリ・オペラ座バレエ 「椿姫」 [DVD]
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パリ・オペラ座バレエ団

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 これは、、、個人的に一押しモノです。。。

 大、大、大好き。。。


 この舞台については、以前の日記でいくつか書いたので、、、
 それを少しアレンジして、こちらに転載しておこうと思います。。。



 「椿姫」はノイマイヤーが1978年にマリシア・ハイデのために
 創ったバレエで、ノイマイヤーの代表作のひとつでもあります。。。

 この舞台は当初、アルマン役をエルヴェ・モローでDVD化することが
 予定されていたそうですが、初日の第2幕まで踊ったモローが、
 舞台裏で照明器具に脚をぶつけて怪我をしてしまったため第3幕から降板。。。

 その代役としてアルマンを踊ったのがステファン・ビュリオンで、
 DVDも結局ルテステュと新人の彼が踊るということになったのだそう。。。


 でも。。。
 アニエス・ルテステュのマルグリットとステファン・ビュリオンの
 アルマンは、、、私にとってはもう、これ以上ないくらい
 イメージピッタリ。。。


 stephane_bullion.jpg


 ステファンのアルマンに関しては、賛否両論あったみたいですが、
 私は、大好きです。

 技術面やアニエスとのパートナーシップのことなどで、いろいろ
 厳しいことを言っていた人も中にはいらっしゃいましたが、、、
 娼婦マルグリットに恋をする純粋な若いアルマンというのは、

 「ぎこちないからこそ良い!!」

 これが私の意見です(笑)


 アニエスのような大柄な人をリフトするのは、大変だろうから、、、
 多少ぎこちなくても、急な代役でここまでやった彼には、
 やっぱり、温かい拍手を送りたいものです。。。

 椿姫では、彼はなぜか小柄に見えてしまうのですけど、、、
 (アニエスが大きいから。。。^^;)
 実はかなり長身のダンサーみたいですね。。。

 彼は無表情。。。みたいな意見も多かったけど、私は
 結構好きです。。。

 確かに、、、ドンキのバジルとかは似合わなそうだけど、
 アルマンのような「苦悩する役」なんかは、彼のは、絶対良いと思う。。。


 ステファン・ビュリオンは、2010年にオペラ座のエトワールに
 昇進したそうですし、、、
 彼にも今後、注目していきたいな~って思います^^


 それにしてもこの「椿姫」は、、、超おすすめだなぁ。。。
 ショパンの音楽も、胸に染み入ります。。。

 ラストシーンは、いつも泣きながら観ます。


 2011年に、ローラン・プティが亡くなりました。。。
 奇しくも、日本では彼の作品、、、「ダンシング・チャップリン」が
 草刈民代さんの出演で公開されていたところでした。。。

 2007年にはベジャールも亡くなりました。。。

 ノイマイヤーもそうですが、ローラン・プティやベジャールは、
 私にとっては、現在進行形の、、、「現役」の振付家でした。。。

 けれどもそういう方々が次々と亡くなり。。。
 いつしか、私達にとっての「プティパ」のような歴史上の
 伝説の存在になっていくのかと思うと。。。

 なんだか、、、
 妙に不思議な気持ちになるのです。。。


 時は、、、流れていくのですね。。。



 ルテステュも、そろそろ引退だそうです。。。

 そして彼女の引退公演はこの、『椿姫』なのだそうです。。。


 そうそう。。。
 昨日、たまたまツイッターで、オペラ座の元エトワールで、
 現在ウィーン国立歌劇場バレエの芸術監督でもある、
 マニュエル・ルグリのある言葉を見かけたところでした。。。


 それは、こんな言葉でした。。。


 バレエを通して学んだことは、全ては儚いということ。
 だから、一瞬一瞬を大切にする
* Category : 踊ること
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個別記事の管理2012-03-19 (Mon)
 


 この曲は、私が小学校3年生の時の音楽の教科書に載っていた曲で、
 とても思い出深い曲です。

 なぜ思い出深いのかというと、同じクラスでバレエを習っていた
 お友達がいたのですが、クラスの「お楽しみ会」の時、その子と
 一緒に踊った曲が、この『金婚式』だったからです。


 ふたりとも違うお教室に通っていたのですが、同じバレエを
 習う者同士、意気投合してね。。。

 ちょうどその時、音楽の授業の中でこの曲を鑑賞して、
 私は一発でこの曲がとても気に入ってしまったの。。。

 せっかくの機会だから、、、と、この曲で踊ることに決めて、
 それで、音楽の先生に頼んでレコードを貸してもらい、
 ふたりで一生懸命振付をしたのでした。


 それをクラスのみんなの前で披露したのですが、、、
 どういう風に踊ったのかは、もう覚えていません。。。

 ただね。。。
 学校の教室でトゥシューズを履いたら、靴が真っ黒に
 なってしまって、ショックだった。。。

 ・・・ということだけは、今でもハッキリ覚えていたりします(笑)


 私はこの曲のタイトルを、なぜか今まで『メヌエット』と
 勘違いしたまま記憶していて。。。

 だからずっと探せなかったのですが、、、
 今日、ふと思い出してちょっと真剣に探してみたら、実はこれは
 『金婚式』という曲名だったことが解りました。


 なんで勘違いしてたのだろう?


 作曲は、ガブリエル・マリ。。。

 フランスの作曲家さんでした。


 ガブリエル・マリ


 こうしてここに書いておけば、、、
 もう忘れることもないでしょう。。。
* Category : 音楽
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個別記事の管理2012-03-26 (Mon)
 
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(2009/01/13)
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 これは今まで、輸入盤しか出ていない映像でした。

 ハインツ・シュペルリ版の『シンデレラ』です。

 物語の中、シンデレラはバレリーナで、プリマであったお母さんを
 亡くした。。。というところから始まりました。

 仙女もバレエ教師という設定でした。

 王子もトップダンサーという設定で、舞踏会は、そのトップダンサーの
 パートナー探しのために開かれる。。。ということになってます。

 
 シンデレラと言えば「ガラスの靴」ですが、この舞台ではそれが
 「トゥシューズ」ということになっていて、シンデレラの落とした
 そのトゥシューズを手に、王子は彼女を捜し求めて、ボリショイ劇場、
 パリオペラ座バレエ、ロイヤルバレエを訪ね歩く。。。という形に
 なっていました。


 このシンデレラに限らず、私はバレエの『シンデレラ』という
 作品は、そんなにピンとこないのです。

 女の子が夢見る物語なのだから、とことんメルヘンチックに、、、
 例えば『くるみ割り人形』みたいにしまったほうが楽しいのに。。。

 なんて思うのですが、音楽がプロコフィエフのせいなのか。。。?
 中途半端にリアル。。。というか、大人っぽいというか。。。

 なんだかいつもこう。。。
 どっちつかずで、煮え切らずに終わる。。。みたいな。


 まぁ。。。
 これは、好みの問題なのかもしれませんけど(笑)


 『シンデレラ』って、原作はメルヘンではないのだそうですよね。
 もっと、教訓めいたお話みたいです。


 シンデレラ


 人に意地悪したりすれば、巡り巡っていつかはそれが自分の
 ところに返ってくる。。。

 一説では、返ってくるものは、自分が宇宙に投げたものの
 3倍とか7倍とかって。。。


 それが宇宙の法則ではあるけれど。。。


 グリムのお話なんて、なんだか、極端すぎますよね。。。(苦笑)


 もっと。。。
 ホンワカするような終わり方がいいなぁ。。。って思ってしまうのは、
 私だけかなぁ?


 cendrillon4.jpg
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