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マニ教の宇宙図

 01,2010 20:48
 ちょっと、個人的なメモ。。。

 マニ教「宇宙図」国内に 世界初確認


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 3世紀に誕生し、善悪二元論を教義として世界的な宗教に
 発展しながらも滅びたマニ教の宇宙観を描いたとみられる絵画が
 国内に存在することが、京都大の吉田豊教授(文献言語学)らの
 調査で分かった。

 「10層の天と8層の大地からなる」というマニ教の宇宙観の全体像が、
 ほぼ完全な形で確認されたのは世界で初めて。

 マニ教は布教に教典のほか絵図も使っていたとされるが、
 絵図は散逸。宇宙観は教えの根幹につながるもので、
 今回の発見を公表した国際マニ教学会で「画期的」と高い評価を
 受けた。

 吉田教授は「不明な点が多いマニ教の解明につながる」と話している。

 吉田教授が「宇宙図」と呼ぶこの絵画は、現在国内で個人が
 所蔵している。縦137・1センチ、横56・6センチで、絹布に
 彩色で描かれている。仏教絵画との比較などから、
 中国の元(1271~1368年)、またはその前後に、現在の浙江、
 福建両省など江南地方の絵師が制作したとみられるという。

 日本に渡った時期などは不明。

 吉田教授らは、マニ教僧侶の特徴である赤い縁取りの
 入った白いショールを着た人物が描かれていることや、
 中国・新疆ウイグル自治区で見つかっているマニ教史料との
 照合などから、マニ教の絵画と断定した。

 「宇宙図」では最上部が天国とみられ、その下に太陽と月が
 描かれている。

 さらにその下には、教義の特徴でもある円弧で10層に
 分けられた「天」があり、天使や悪魔の姿のほか、
 さそり座やうお座など12星座も確認できる。

 人間が住む地上にはキノコ型にそびえる山
 「須弥山(しゅみせん)」があり、最下層は地獄と
 解釈されるという。


 20110302135512089.jpg


 【マニ教】 

 始祖は3世紀にメソポタミア(現在のイラク)で生まれたマニ。
 ゾロアスター教やキリスト教、仏教などの思想を取り入れ、
 万物は光の要素(精神)と闇の要素(物質)からなる善悪二元論の
 立場を取った。

 ヨーロッパやアフリカ北部のほか、中央アジアから中国まで広がり、
 地域や民族を超えた世界的な宗教に発展。キリスト教各派や仏教、
 イスラム教にも影響を与えたが、11世紀ごろから衰退、やがて滅亡した。

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