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マルグリット・デュラス

 02,2011 23:41
 
マルグリット・デュラスの世界マルグリット・デュラスの世界
(1995/04)
マルグリット デュラス、ミシェル ポルト 他

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 こんな本を読んでみました。。。


 先日、20年ぶりに「ラ・マン」の小説を読んだら、、、
 俄然、彼女に興味がわいてきた。。。

 昔私が彼女に抱いていた印象は、、、

 「自己中心的、意地悪、うぬぼれ屋」

 みたいな、そんなイメージでしたけれども。。。

 この本を読んでいたらそれだけではなく、彼女の
 内側にはもっともっと深い何かがありそうだ。。。と。。。

 そんな気持ちになった。。。

 さすが、、、というか、、、
 彼女は作家なのだから、当たり前と言えば当たり前、、、か。。。


 あんな印象しか持っていなかった当時でさえ、、、
 私はなぜか、彼女のことが好きでした。。。

 でも、「愛人」と「北の愛人」以外は、彼女の小説を
 読んだことはなかったの。。。

 これから少し、彼女のいろんな本を読んでみたいな。。。

 自分がなぜ、こんなに彼女に惹かれるのか、、、
 それを探っていってみたい。。。なんて思ったのでした。


 彼女の観察力や想像力というものは、すごい。。。

 そして私と、、、
 物の見方とか考え方がなんだか似ているな。。。と、、、
 そんな感じがしました。。。


 md3.jpg


 そして私が他の女たちのことを語るとき、その彼女たちの
 中に私も含まれている。まるで彼女たちと私が相互浸透
 しているかのように。彼女たちが浸っている時間、それは
 言葉以前の、男以前の時間。

 男は、ものに名前をつけられないとき、まごついたり、
 困ったり、途方に暮れてしまう。男は、話すという病に
 冒されている。女たちはちがう。ここで私が目にする女たちは
 皆、まず黙る。それが、どういうことになるのかはわからない
 けれど、じっと長いこと黙ることからはじめる。



 durasu4.jpg


 私はあなたに音楽についてなんて話せやしない。いつかは
 音楽が恐怖を抱かせるということはきっとなくなるだろうけど。
 今のところは、音楽は恐怖を抱かせる。
 未来が人を怖れさせるようにね。

 たとえば、バッハは自分自身の音楽に対する理解力を持って
 いなかったと思う。私は彼をゴヤと比べることがある。
 絵画に対して並外れた理解力を持っていたゴヤは、実生活では
 愚かでいることしかできなかった。
 私には、ゴヤがそんなふうだったとしか思えない。

 それにね、彼の人生がそのことを実証している。おべっか使い
 だったのよ。彼は、実に素朴な幻想を抱いていて、つまり、
 一生ずっと、小さな男の子みたいに振舞っていたわけ。
 どこかで無感覚にならないと、あんな風に見ることはできない・・・

 あれほどの鋭さをもってものを見ることが出きるのは、
 その鋭さの反響作用を受けない場合でしかないのよ。
 さもなければ死んでしまう。

 バッハがもし自分のしていることを知っていたら、死んで
 いたでしょうね。



 md6.jpg


 「ガンジスの女」は私にとって、非常に重要だった映画。
   <中略>
 「ガンジスの女」の声を発見したとき、頭がおかしくなるほど
 苦しかった。そうは言っても、ここは、そもそもが苦悩の
 場所であって、そしてそれがおそらくは私の場所なのだと思う。



 durasu3.jpg


 私はひとり、でも声があらゆるところで私に語りかけてくる。
 そこで・・・
 この溢れ出すような感覚をほんの少し知らせようとしているの。

 長いこと、私は、あれを外部の声だと信じていたけど、
 今ではそう思っていない。
 あれは私なのだと思う。もし私がものを書かなくてもそれは
 私、もし私がもっとよく理解しているならそれも私。
 もし私が女たちを愛しているなら私。もし私が死んでいるなら
 私。もし私がわかっているなら私、私、私、・・・・

 それは誰もが自分のうちに持っている多様性のようなもの。
 すべての人が、すべての女が持っている。
 けれども、その多様性は、押し殺されている・・・

 ひとは概して、ひとつの貧弱な声しか持っていない。
 そして、その声で語る。

 溢れ出ていくべきなのに・・・



 彼女はおそらく。。。
 敵も味方も多かった人なんだろうな。。。と。。。

 そんな感じがします。。。

 私はもちろん。。。
 大好きです。。。こういう人。。。


 Marguerite-Duras.jpg

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