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Lascia ch'io pianga ~私を泣かせてください~

 04,2011 12:37
 


  『Lascia ch'io pianga』 Georg Fredrich Handel(1685-1759)

  Armida, dispietata colla forza d'abisso,
  rapimmi al caro Ciel di miei contenti,
  e qui com duolo eterno
  viva mi tiene in tormento d'inferno.
  Signor! Ah! per pieta lasciami piangere.

  Lascia ch'io pianga la dura sorte,
  e che sospiri la libertà.
  Il duolo infranga queste ritorte
  de' miei martiri sol per pietà.

  奈落の力を持った情け知らずのアルミーダは
  懐かしい歓びの天上から私を奪い去り、
  ここで、永遠の苦しみを持った
  地獄の責め苦の中に私を生きたまま閉じ籠めている。
  主よ、ああ、どうか私を泣かせてください。

  過酷な運命に涙し、
  自由に憧れることをお許しください。
  私の苦しみに対する憐れみだけによって
  苦悩がこの鎖を打ち毀してくれますように。
  (ジャーコモ・ロッシ 詩)

  オペラ<リナルド Rinald>(1711年)から
  アルミレーナの叙唱とアリア


 
 Lascia ch'io pianga-Wikipedia


 年明けの小さな発表会で、この歌を歌うことになりました。


 この歌の詩が書かれたのは、18世紀のイタリア。。。
 感情移入が難しい。。。


 それにしても。。。
 イタリア古典歌曲といい、オペラといい、暗い曲が多いですね。。。

 オペラも、なんだかお話が妙に重くて結末が悲劇。。。
 というものが多い。。。

 
 気になったので先生に聞いてみたところ、そういうものを
 「オペラ・セリア」というそうで、この「セリア」という
 言葉は、英語の「シリアス」に繋がるのだそう。。。

 この歌の詩のなかにもある「tormento」という言葉は、
 こういった歌の中によく登場するのだそうですが、その意味は、、、

 「苦悩」。。。


 一方、もっと喜劇的で軽くて明るいものを「オペラ・ブッファ」と
 いうのだそうです。


 セリアは王侯貴族向けで、ブッファは庶民向けだった。
 ・・・というようなことがWikiに書かれていました。。。


 確かに。。。
 「苦悩」というものは、人を成長させてくれるから。。。

 でも、生きるために毎日忙しく働かなければいけなかった庶民たちは、
 わざわざ娯楽の中に苦悩を求めなくても、日頃の生活の中にそれは、
 たくさん転がっていたのでしょうね。。。
 仕事に疲れて、小難しいことを考えている暇さえなかったのかもしれない。。。
 
 そういう人達は、オペラを観てしんみりと沈みこんで深く考えるよりも、
 そこでは日頃の辛さを忘れて、ただ面白おかしく笑っていたかったのかも。。。

 一方、考えごとをする時間はたくさんあるけれども、生き死にに
 関わるような苦悩はあまり抱えなくてすんだ貴族たちは、
 オペラの中に苦悩を求めたくなったのかもしれませんよね。。。

 
 なんだか。。。
 貴族は教養があるからセリア、庶民はないからブッファ。。。

 ・・・みたいな、単純な理由だけではなかったような気がするな。


 でも、貴族がいなかったらセリアは発達しなかったかもしれないし、
 庶民がいなかったらブッファは発達しなかったかもしれないし。。。


 そうやって考えてみると私たちって本当に。。。
 それぞれがそれぞれの役を演じて、こうして人類全体を
 発展させてきたのだなぁ。。。って。。。

 しみじみ思ってしまうのでした。。。


 ヘイリーの歌は可愛くて好きなのですが、、、
 本格的なのは、こっち。。。(でもちょっと低め)


 

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