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オペラ座の『カリギュラ』

 04,2011 19:05
 


 カリギュラは、オペラ座のまだ新しい作品で、エトワールである
 ニコラ・ル・リッシュにより振付けられたものです。

 詳しくは、チャコットのこちらのサイトに載っています。


 カリギュラの治世を四季になぞらえ、さらに死を描いたル・リッシュの振付


 カミュの戯曲である「カリギュラ」は、暴君として知られるローマ帝国
 第3代皇帝カリギュラを題材にした作品ですが、ル・リッシュ振付けによる
 このバレエ作品は、カミュの戯曲からは、少し離れているみたいですね。

 ル・リッシュの視点で捉えたカリギュラを表現しているようです。


 そのカリギュラを演じていたのは、パリ・オペラ座の若きエトワール、
 ステファン・ビュリオン。
 
 以前オペラ座の『椿姫』を観て以来、彼は大好きなダンサーの
 ひとりとなりました。。。


 stephane_bullion_10.jpg


 これは私の個人的な意見ですが、ステファンは、古典よりもこういった
 現代的な作品の方が、なんとなくあっているような気がします。

 彼のカリギュラは、すごく良かったです。

 自分の激情を抑えられない、、、だから狂ったように暴れ、
 人を心身ともに傷つけてしまい周りから距離を置かれてしまう。

 彼もそれを解っていてあえてそうしているけれども、でも実は、
 心の深いところで常に孤独を感じている。

 カリギュラという人は、、、
 実は「愛」に飢えていた人なのかもしれないな。。。と。。。

 ステファンのカリギュラを観ていたら、、、
 そんな思いが浮かんできたのでした。。。

 だから、カミュの原作を読んでみたくなった。。。


 『王妃マルゴ』の映画の中でラ・モール伯爵がマルゴに、

 「あなたはいつも孤独だからこそ、愛が激しいのだろうと思った。」

 ・・・と言うのですが。。。

 カリギュラからもなんだか、それと同じ匂いがするのです。


 すべてはひどく複雑に見える。
 ところが実は、すべて、しごく単純なのだ。
 もしおれが月を手に入れていたら、愛だけで十分だったなら、
 すべては変わっていただろう。

 ~カミュの『カリギュラ』より~



 カリギュラが探していた「月」とは、、、
 私はなんだか、それは「真の愛」なのではないかと思った。。。

 でもその愛は、エロスではなくて、アガペ。。。

 それを見つけるために彼は、とことん不条理を推し進めた。。。

 そんな風に見えてしまいました。。。


 オペラ座の舞台は、今年の2月にmedice.tvで生中継されたそうなのですが、
 その時は見逃してしまいました。

 まだDVDも出ていませんし、日本で観ることは出来ないのかもしれないと
 思っていたので、今回、少しだけでも観ることが出来て嬉しかったです。

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