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パ・ド・カトル

 12,2011 19:29
 20081024165002.jpg


 この絵、、、とても好きなのです。
 これは、シャロン(A. E. Chalon)による『パ・ド・カトル』
 初演時のリトグラフです。。。


 時は19世紀半ば、ロンドン王立劇場の支配人だった
 ベンジャミン・ラムリーは、とうてい実現不可能と思われる
 企画を考えついた。

 当時世界の4大バレリーナと謳われていたマリー・タリオーニ、
 ファニー・エルスラー、カルロッタ・グリジ、ファニー・チェリートを
 一堂に集めて、ひとつの作品で一緒に躍らせようとしたのである。

 彼女達はそれぞれに自らトップであると信じ、それまで
 顔をあわせることはなかった。

 結局タリオーニとエルスラーを共演させることは出来ず、
 エルスラーの代わりにルシル・グラーンを加えての
 『パ・ド・カトル(四人の踊り)』になったが、振付にあたった
 ペローの苦心は大変だった。

 彼自身はグリジの夫だったが、四人の扱いに上下をつけることは
 許されない。各人が得意とするパを与えてその特徴を際立たせ
 なければならないのみならず、そのためにほかのスターの影が
 薄くなるようなことがあってもならないのである。

 最後のヴァリアシオンは最年長で風格のあるタリオーニと、
 そこまでは自然に決まったが、次の順番でひと悶着起きそうになった。
 困ったラムリーは年齢順にと提案した。
 するとスターたちはとたんに謙虚になって、たがいに譲りあったという。。。

 幕が開くと、揃いのピンクのロマンティック・チュチュを着て、
 違う髪型をした四人が、シャロンの石版画そのままのポーズで
 よりそっている。
 やがて一緒に踊りはじめるが、その物腰には、トップ・スターとしての
 自負と威厳、共演者への大仰な礼儀正しさに隠されたライバル意識が
 うかがわれて、それがロマンティック・バレエならではの優雅な
 雰囲気に、いささかコミックな味を添える。

 バレリーナたちはその役どころ、つまり初演の四大スターを
 彷彿とさせる技術と雰囲気のヴァリアシオンを見せ、
 いかにも仲が良さそうに、またはじめのポーズにおさまって幕となる。

 ~バレエ101物語(新書館)より~



 初演は、1845年7月12日にロンドンのハー・マジェスティ劇場
 だったそうです。

 この時、4人の年齢は手元の本によるとタリオーニが41歳で最年長。
 チェリートが28歳、グリジとグランが26歳でした。。。

 絵でいうと、左からグリジ、タリオーニ、グラン、そしてチェリート。


 このパ・ド・カトルがなぜか急に。。。
 そして久々に観たくなってしまいました。

 現在踊られているものは、1941年にアントン・ドーリンが昔の
 資料を元に振付しなおしたものです。
 ペロー振付のタリオーニ達が踊った原典は、失われてしまったそうです。

 原典は失われてしまいましたが、でも、チェーザレ・プーニの
 音楽は残っていたわけですし、、、
 その音楽やシャロンのリトグラフから、想像力をかきたてて、
 当時に思いを馳せることは出来ますよね。


 それでyoutubeを彷徨っていたら、、、
 とんでもない映像を見つけてしまったのです。。。

 アリシア・アロンソ、カルラ・フラッチ、ギレーヌ・テスマー、
 そしてエヴァ・エフドキモワによるパ・ド・カトルです。。。

 私くらいの世代のバレエファンが聞いたらもう、、、
 気絶するくらいのすごいメンバーの顔揃えです。。。

 おそらくこれは、30年前くらいのものなのではないでしょうか。。。

 タリオーニ役のアロンソも、当時で60歳近かったと思いますが、
 素晴らしいです。。。

 そしてエフドキモワは、少し前に亡くなられましたね。。。
 彼女はとても品があって、、、美しいバレリーナでした。。。

 
 超豪華メンバーの『パ・ド・カトル』1

 超豪華メンバーの『パ・ド・カトル』2

 超豪華メンバーの『パ・ド・カトル』3

 超豪華メンバーの『パ・ド・カトル』4

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