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『接吻』 グスタフ・クリムト

 09,2012 16:24
20130113000708059.jpg
『接吻』 グスタフ・クリムト 1908年


 黄金の中で、お互い溶け合うように接吻する男性と女性。

 この絵は、クリムト自身と恋人エミーリエ・フレーゲをモデルとして
 描いたものと言われているそうです。
 
 絵、全体に漂う何とも言えない「退廃的」な雰囲気から、私はここに
 「タナトス」を感じるのです。。。

 タナトス。。。

 死。。。ですね。


 タナトス


 彼らが纏う衣の中に描かれた幾何学模様の「四角」と「円」は、
 男女がお互いの足りないところを補い合っている。。。ということを
 意味していると同時に、男女の中にある「敵意」も示しているのだそうです。。。

 そして、接吻する男女が立つ場所のすぐ後ろは崖。。。

 一歩踏み外したら崖の下にまっさかさまというその場所には、
 色とりどりの美しい花が咲き乱れている。。。

 これは彼らが、愛の絶頂期において、その愛の幸せをひしひしと
 かみしめていると同時に、疑心や不安も常にそこに混在している
 ことを表していて、、、

 もしその不安に完全にとらわれてしまった時は、その愛は
 「悲劇」に向かう。。。ということを予感させる絵ですね。。。


 タナトスは、「死」を表しますけれども、「個」を失くして
 ひとつに溶け合う。。。ということも象徴しているような気が、、、
 個人的にはします。

 「真実の愛」を得るためには、「死への恐怖」を克服する必要が
 あるのかもしれませんね。。。


 今年2012年は、クリムトの生誕150年なのだそうです。。。

 今年のウィーンフィルのニューイヤーコンサートは、例年に増して
 とても楽しめたものでしたが、指揮者のマリス・ ヤンソンスさんも
 素晴らしかったし、ウィーン少年合唱団の歌声も素晴らしかった。。。
 合唱団のウィーンフィル登場は14年ぶりなのだそうですね。。。

 そして選曲が、とても面白かったです。

 チャイコフスキーの「眠りの森の美女」のパノラマとワルツは、
 会場の雰囲気を一気に変えて、なんというか、そこに新しい風を
 吹き込んだような感じがしました。


 そして今年は、バレエがとても面白かった。。。


 こちらも恒例の「ウィーン国立バレエ団」によるものでしたが、
 今年のコリオグラファーは、ダヴィデ・ボンバナさん。。。
 イタリア人で、コンテンポラリーの振付家でした。

 その彼がポルカ『燃える恋』に振付けたものは、クリムトのこの
 『接吻』をモチーフにしたバレエでした。。。

 しかも、それが踊られた場所はベルヴェデーレ宮殿。。。


 なんだかもう。。。最高でしたね。。。

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