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菅総理のお手紙

 06,2011 11:54
 今日、娘が学校からもらってきた菅総理からのメッセージの
 手紙の内容を、記しておこうと思ってね。。。



 新学期を迎える皆さんへ

 皆さん、入学、進級おめでとうございます。
 皆さんは、この4月、希望に満ちた春を迎えるはずでした。
 しかし、この春は、私たちにとって、とてもつらい春になって
 しまいました。
 ご存知のように、3月11日、あの未曾有の大地震と津波が
 日本を襲ったのです。
 皆さんの中にも、ご家族を亡くされたり、あるいはいまも避難所から
 学校に通ったりしている生徒さんがいることでしょう。
 避難所の中では、皆さんが率先して、お年寄りや身体の不自由な方を
 助け、掃除をしたり、食事の準備をしたりしてくれているという話を
 たくさん聴いています。皆さんがボランティアで活動しているという
 知らせも、たくさん届いています。
 本当にありがとう。

 直接被災をした皆さん。
 皆さんは、十代のもっとも人間が成長する時期に、この大きな
 試練に立ち向かわなければならなくなりました。
 いま迎えているすべての悲しみや不安から、完全に逃れることは
 出来ないかもしれません。
 でもいつか、皆さんが、その悲しみと向き合えるようになる日まで、
 学校やスポーツ、芸術文化活動やボランティア活動など、何か一つ
 でも夢中になれるものを見付けて、この苦しい時期を乗り越えて
 いってもらえればと願います。
 学校は、あらゆる面で、皆さんが、この逆境を乗り越えていくための
 サポートをしていきます。

 被災にあわなかった地域の生徒の皆さんにも、お願いがあります。
 どうか、皆さんの学校にやってくる、非難してきた仲間たちを
 温かく迎えてあげてください。
 すぐ近くに、そういった友達がいなくても、遠く離れて不自由な
 生活をしている同世代の友達を、同じ仲間、友達だと思ってください。
 そして、被害を受けた仲間の声に耳を澄ましてください。
 
 この大災害を通じて、日本国と日本社会は、大きな変化を余儀なく
 されます。この大地震からどうあって国を立て直していくのか。
 自然と共生して生きてきたはずの日本社会が、その本来の姿を
 取り戻すためには何が必要なのか。
 もちろん復興の過程では、「がんばろう」という元気なかけ声が
 必要です。しかし、それと同時に、新しい社会、新しい人間の絆を
 作っていくために、大きなかけ声にかき消されがちになる、弱き声、
 小さな物音にも耳を澄ましてほしいのです。

 東北が生んだ詩人宮沢賢治は、科学と宗教と芸術の力で、冷害・
 凶作の多かったこの東北地方の農民を、少しでも幸せにしようと
 考え、そのことに一生を捧げました。

 どうか、他人の意見もきちんと受け止めながら、自分で合理的な
 判断ができる冷静な知性を見につけてください。しかしそれだけでは
 なく、他人のために祈り涙する、温かい心も育んでください。
 芸術やスポーツで人生を楽しむことも忘れないでください。

 宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』には、こんな言葉があります。
 
 「僕、もうあんな闇の中だってこわくない。きっとみんなほんとうの
  さいわいをさがしに行く。
  どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んでいこう。」

 賢治の言う「ほんとうのさいわい」とは何でしょう。
 この大きな災害と混乱の中で、皆さんに、このことを考えて欲しいのです。
 もしも、それを皆さんが本当に真剣に考えてくれるなら、きっと
 皆さんは、どこまでもどこまでも、一緒に進んでいけるはずです。
 そしてその先には、もっともっと素晴らしい新しい日本の国の
 姿があるはずです。

 忘れないでください。
 一緒に進んでいくのは、決して日本人だけではありません。
 今回の東日本大震災では、世界中からたくさんの支援が寄せられて
 います。また、この非常時にあっても秩序正しく、理性を失わない
 日本人の姿に、世界中が驚き賞賛の声を揚げました。
 私たちは、世界と共にいます。

 原子力発電所の事故に対して、危険をかえりみずに立ち向かう
 消防士や自衛官、電力会社の人たちの姿。
 各地の被災地で、救命救護活動にあたった警察官や医療関係者、
 そして何より、本当に命がけで皆さんを守ってくれた学校の
 先生たちの姿を忘れないでください。
 そして、みなさんも、もっともっと身体を鍛え、判断力を養い、
 優しい心を育んで、他人のために働ける人になってください。

 日本の未来は、皆さんの双肩にかかっています。
 あなたたちのその笑顔、ひたむきな表情が、いま家族や地域の
 人々を支えようと懸命にがんばっている大人たちに、勇気と
 希望を与えています。

 私たちも、全力で、皆さんの支援に取り組みます。
 本当の幸せを求めて、一緒に歩んでいきましょう。


 内閣総理大臣 菅 直人
 文部科学大臣 高木 義男




 このお手紙を読んで今あなたは。。。
 何を考えたり感じたりしているでしょうか。。。


 そこに。。。
 今の自分の状態が映し出されます。。。


 今、、、
 この瞬間のその自分に気づき、それを観察すること。。。


 それが大事なのではないかな。。。と、
 私は思うのでした。。。

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