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サングラス

 17,2013 18:44
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 年齢を重ねるごとに、思い出話って増えますよね。。。

 歳と共に物覚えが悪くなるのは、、、
 脳が老化するからではなくて、頭の中の引きだしが、古い思い出で
 いっぱいになってしまうから。。。

 ・・・と、私は勝手にそう思っています(笑)

 引き出しがいっぱいだから、新しいものが入りきらなくて。。。
 だから、最近の出来事は、次から次へと忘れてしまう。。。みたいな。


 なので、たまにはその引き出しをひっくり返して整理してみるのも
 いいですよね。

 表層意識ではすっかり忘れていたような苦い思い出を、、、
 引き出しの奥の方にしまいこんでいたことに気づいたりするから。。。

 そうやって、いらないのに抱えていたものは、しっかり感謝をしてから
 思いきって捨ててしまって、、、

 そうやって引き出しの中をスッキリさせれば、
 また新たな素敵な思い出を、そこにしまうことが出来るよね。。。


 でも、、、
 今日書きたいことは、絶対に捨てたくはない思い出です。。。

 先日、懐かしい写真を見ていて思い出した出口さんに関する思い出です。。。

 ちょっと、長くなっちゃうかも。。。


 昔、、、
 10代の頃は、ライヴやコンサートに行くことが楽しくて楽しくて、、、
 それで、チケットを優先予約できる会員になったりしていたのですが、
 コンサートを主催する事務所は、いろいろあって。。。

 高校生のお小遣いで、全ての会員になるのはきつかったので、
 お友達と分担を決めて、「あなたはそこの会員になってね。私は
 こっちの会員になるから。」。。。ってね。。。

 例の、、、A型の彼女ね(笑)


 ある時、その彼女から電話がかかってきました。

 「今度Grass Valleyのライヴがあるみたいなんだけど
  どうする?」

 ・・・って。

 私は、彼らの音楽はほとんど何も知らなかったのに、

 「うん、行ってみたい。」って、、、

 あっさり、そう言ってしまいました。。。
 


 この流れって、、、
 当時の私たちにしては、ものすごくめずらしいことでした。。。

 お互い、こんなに素直だったのは(笑)


 その時、彼女と私の間では、、、
 実は、目には見えない部分で複雑な取引があったのですよ(笑)


 それは、言葉ではなかなか表現できないようなことなのだけれども、、、
 まぁとにかく、お互いのハートが、そうさせたんですね。。。


 ライヴに行くことは決まったのに、、、
 私達は呑気に、まだ彼らのアルバムを聴こうとはしませんでした。。。

 なんとかなるだろう。。。と、思っていたの。。。

 でも、届いたチケットを手にした彼女がさすがに焦ったらしく、、、
 当時の御用達だったレンタルレコード屋さんで、グラスバレーの
 2枚のアルバムを借りてきて、そしてカセットテープにダビングして
 渡してくれました。

 「聴いたら感想聞かせて。」

 ・・・って、一言添えて。。。


 彼女がなぜ焦ったのかというと、、、
 そのチケットの整理番号が、もうハッキリ覚えていないのだけどたしか、
 1番とか2番とか3番とか4番とかそのあたりの、、、

 そういう、もう、最初の最初の番号でしたので、、、
 そんな一番前の真正面の席(というか場所)で、彼らの音楽を
 全く知らないのでは、あまりに失礼だろうと。。。


 そうやって渡されたその2本のカセットテープの。。。
 私が最初に聴いたのは、セカンド・アルバムのほうでした。。。


 
MOON VOICEMOON VOICE
(1987/09/21)
GRASS VALLEY

商品詳細を見る



 ですので、最初に耳に入ってきた歌は、、、
 『MOON VOICE』という曲でした。。。


 


 今聴くと、そんなことはまったくないのに、その時の第一印象は、
 「なんだか暗い、、、重い。」だったのです。。。

 それを友達に言ったら、私の感想を待っていた彼女は、
 自分の想像していた通りの返事が返ってきたので、苦笑いしながら、、、

 「だよねぇ。。。ライヴ、どうなるんだろう?」ってね。。。

 そんな会話を、、、たしか、していたような気がします。


 多分、、、
 慣れていなかったのですね、グラスバレーの世界観に。。。


 そんな不安をよそに、、、実際ライヴで彼らの演奏を聴いたら、
 もう、あっという間に魅了されました。。。

 バンドのレベルが高すぎ。。。って。。。
 そう思ったのを覚えています。

 ギターよりもドラムが目立ってしまうバンドというのも、
 なんだかめずらしいなぁ。。。とも思いました。

 そして、、、
 出口さんの歌が、レコードと全く変わらないことに驚きました。。。

 すごい!って思いました。


 何の曲の時だったか忘れてしまったけれども、、、
 出口さんが、かけていたサングラスを客席に投げたのです。。。

 それが、私達のほうに飛んできてそして、、、
 友達の足にあたって、彼女とその隣の人の間に落ちました。

 でもそのサングラスを、、、誰も拾わないの。。。

 私は内心、「なんで拾わないの~~?!」って思っていたのだけど、
 友達に、「拾いなさいよ!」っていうのもなんか違うし、
 彼女を乗り越えてまで拾いに行くのはちょっと。。。って思って、
 躊躇してしまっていたの。。。

 しかもね、最前列のど真ん中にいた私たち。。。

 そのサングラスを投げた出口さん本人から丸見えなのではないかと。。。
 なんだか、余計な気まで遣ってしまい(苦笑)

 そんなじりじりした気持ちの中、、、
 そのサングラスはしばらくそのままそこにあったのだけれども、
 そのうち、スタッフの人が回収していきました。


 あぁ。。。もったいない(涙)


 もう、このサングラス事件についてはその後何年も。。。
 友達との間で語り草となりました。。。


 彼女も、遠慮しちゃったんだって。。。


 私達なんだかね、、、
 申し訳ない気がしちゃったのですよ。出口さんに。

 だって、、、
 まだ慣れないライヴで、多分緊張されていただろうし、、、
 それなのに、自分の投げたサングラスがお客さんに放置されてしまったら、
 それはとてもショックだったのではなかろうかと。。。


 だからもう、ずーーーっと、何年も何年も私たちは、、、
 拾わなかったことを後悔し続けていたの。。。


 だからそのお友達は、、、
 その後の、渋谷公会堂だったか?どこかでやったコンサートの時、
 出口さんが会場に投げたバラを、今度は根性でゲットしてました(笑)


 でもね。。。
 実はこのサングラスのことを、私は直接ご本人に伝えたことがあります(笑)

 初めてのディナーショーの時でした。。。

 あの、図々しくも腕を組んで写真を撮ってもらったあとに、
 握手をしながら、、
 
 「あの時は、本当にすみませんでした!!」

 ・・・って(爆)

 出口さん、キョトンとされていたけど(笑)


 でも、、、
 なんだかそれで、長年のモヤモヤがスッキリしたのです。

 それが自分の妄想に過ぎないのだということは重々解っていたけど、、、
 どうしても浮かんできてしまう自責の念のようなものが、その時消えました。


 今って、、、
 あの頃よりは、少し成長できたような気がします。。。

 今だったら、、、
 それをご本人に直接ぶつけて、相手に迷惑をかけなくても。。。
 そういうのはもう、自分でなんとか出来るようになったから。。。


 その時の写真をね、一緒にいたお友達が撮っていてくれたみたいで。。。

 そんな写真を眺めていたら、、、ちょっと、思い出しちゃった。。。


 3枚目の『STYLE』というアルバムに入っている、「Staying Heaven」と
 いう曲を初めて聴いた時、、、

 当時のあのお友達と二人で、気まずくなったのを覚えています(笑)



 同じ歌を聴いても、、、
 同じ出来事を共有していても、、、

 そこで展開されていく物語というものは、、、人それぞれなのですね。。。


 

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