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個別記事の管理2014-03-03 (Mon)
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 昨日の発表会の時に、なんとなく感じていたことのメモです。。。


 午前中は、ボイトレのクラスのほうの発表だったのですが、
 昨日そこに集まった方々の年齢層は高く、若い子はあまりいませんでした。
 
 先生も前日、「今回は〇ちゃん(娘のこと)、ちょっと可愛そうだったかなぁ。」
 なんておっしゃっていて(笑)

 プログラムを見ると、娘は全然知らなそうな曲ばかり。。。
 つまり、「昭和の歌」ばかり。

 私はいちお、知ってはいますが、どちらかというと、私の父が好んで
 聴いていたような歌で、私とですら、やっぱりちょっと世代が違う。。。

 そんな中、サラ・ブライトマンとか歌ったら浮きまくるかもしれない。。。^^;
 と、そんな思いもあったし、娘なんてさらに・・・なんて思ったりも
 したのですが、、、実際は、全く大丈夫でした。


 先生の盛り上げ方もひとつの大きな要因ではあったと思うのですが、
 昨日の午前中の場では、なんというか、「一体感」のようなものを
 とても感じることができました。


 昨日出演されていた方々は、みなさんそれぞれ、個性豊か、、、
 というか、オーラが強いというか、、、存在感溢れる、、、というか。

 そして、私の親世代の人、私と娘のその中間くらいの若い子とか、
 そういった幅広い年齢層。。。

 そこは本当に「色とりどり」という感じではあったのですが、
 「みんな歌うことが好き」という共通点を持ったもの同士の連帯感。。。

 そんな、一体感のようなものを、ヒシヒシと感じることが出来て、、、
 なんだか、とってもあったかい気持ちになることが出来たのでした。

 しかもみなさん、ユーモアが溢れていて面白かったし、会を進行させている
 司会者の方とのコミュニケーションもしっかりとれていて。

 場がとっても和やかだったのです。


 一方、午後の声楽のほうの発表会はというと。。。

 昨日は歌だけではなくピアノやフルートやファゴットなどの楽器演奏の
 発表、そして自作の曲の披露などがありましたが、全てがクラシック系の
 音楽の発表でした。

 そしてそこに漂う雰囲気が、午前中とは全く違っていたので、
 なんだか面白いなぁ。。。と思っていました。

 「和やかさ」というのは、ほとんどありませんでしたね。

 そしてそういった芸術家肌の人って、演奏前は完全に自分の世界に
 集中しきってしまう人がやっぱり多いなぁ。。。と、そう感じていました。

 司会者の方の話なんて、ほとんど聞いてないのだもの(笑)
 会話が成り立たない。

 話しかけられても、無視。。。というか、話しかけられたことに気づいてない。
 なぜなら、自分の内側の世界に入り込んでいるから。

 ただ、自分の作品について語ってくださいと言われた時だけは、熱くなる(笑)
 熱く、そして詳細に語る。。。

 たとえ周りの人が退屈で眠くなっていようとも(苦笑)
 周りの空気は読まない、、、というか、読めない。

 それだけその作品に、熱い思いを注いでるってことですよね。。。


 さすがに昨日は素人の発表会でしたので、実際にそこまで
 極端な人はいませんでしたけど。

 ちょっと、そんな匂いをところどころで感じました。


 芸術家たちって、、、ステージを降りれば変わるのでしょうけれども、
 一度舞台の上に立つと、外の世界はシャットアウト。みたいな。
 そんな雰囲気を感じたりもします。


 そしてこれは多分だけど、、、
 他者をチェックする目も、おそらく厳しい。。。と、そう感じています。

 
 これまでの経験から思うのは、ああいう場では「ダメだし魔」か、
 あとは、周囲に対して完全に「無関心」。

 そのどちらかになりやすい。


 まぁ簡単に言ってしまえば、午後は「堅苦しい世界」、、、

 そんなイメージでした。


 
 でも、、、
 クラシックの世界って、どうしてもそういうところありますよね。


 そしてそういった世界では、見る目は厳しく、なかなか認めては
 もらえないけれども、、、

 でも、本当に素晴らしい演奏が出来た時は、もう、それはそれは
 ものすごーーく、絶賛、そして尊敬されたりもするのです。


 バレエの世界にずっといたので、、、
 午後のあの、堅苦しい雰囲気にも普通に馴染んでいられる私ですが、、、
 あれは、夫にはけっこう辛い世界のようでした。

 私の声楽の発表会にはいつも来てくれる夫ですが、、、
 彼はいつも、睡魔と闘ってます(笑)


 人の脳というのは、自分のキャパを超えるものを詰め込もうとすると
 眠ろうとしてしまうらしいですが、ああいったクラシック系の世界は、
 興味のない人にとってはホント、睡眠薬以外の何ものでもないでしょうね。


 
 どっちの世界が好き?と聞かれたら、以前の私だったら、断然午後の世界
 なのですが。。。

 年齢と共に、その堅苦しさを維持していることが出来なくなってきて
 しまいました。

 
 そして、昨日の自分を観察してみれば、、、
 午前中の空気のほうが、なんだか楽しめていたことに気づいたりもして。


 変わったなぁ、私。。。なんて思ったし、、、
 またまた、歳を感じたりもして。


 ゆるくなってしまったのねぇ、、、きっと。
 良くも悪くも。 


 よく言えば、極端さが薄れ、バランスがとれてきた。。。

 ・・・とも言えます(笑)
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