- Admin *
- Write *
- Edit *
- All articles
少し前になってしまいましたが、渋谷のBunkamuraで『シャヴァンヌ展』を観てきました。
シャヴァンヌ展 水辺のアルカディア ビュヴィス・ド・シャヴァンヌの神話世界

19世紀フランスを代表する壁画家として知られるピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
(1824-1898)は、フランスの主要建造物の記念碑的な壁画装飾を次々と手がけ、
また壁画以外の絵画においても才能を発揮し、数々の名作を残しました。
イタリアのフレスコ画を思わせる落ち着いた色調で描かれたそれらの作品は、
古来、桃源郷と謳われて来たアルカディアを彷彿とさせ、格調高い静謐な雰囲気を
湛えています。また、その含意に満ちた奥深い世界は、象徴主義の先駆的作例と
言われています。
古典的様式を維持しながら築き上げられたシャヴァンヌの斬新な芸術は、新しい世代の
画家にも大きな影響を与えただけでなく、日本近代洋画の展開にも深く寄与しました。
本展はこの巨匠を日本で初めて本格的に紹介する貴重な機会といえましょう。
(公式サイトより)
シャヴァンヌって、私は今まで全く知らなかったのですが、以前他の展覧会に
行った時に、シャヴァンヌ展のお知らせを見かけ、そのリーフレットに描かれていた
絵に、なんだかとても惹かれ、今回の展覧会に行ってみたくなりました。
その絵は、上の動画でも説明されていた、『諸芸術とミューズたちの集う聖なる森』
という絵でした。

『諸芸術とミューズたちの集う聖なる森』 1884年-89年頃
これ↓は、上の絵の一部。。。

シャヴァンヌって、ピカソとかゴッホとか、、、
いろいろな画家に影響を与えた人なのですって。
今回、彼の絵をいろいろ観て感じたのは、私は個人的には彼の絵に対して、
そこまで強烈な引力のようなものは、あまり感じなかったのですが。。。
では最初に観た時、なぜあんなに興味をひかれたのかな?と思ったら、
それはおそらく、リーフレットに書かれていた「神話世界」という言葉と、
あとは、「色使い」が原因だったのかもしれません。
アンリ・ル・シダネルとかモーリス・ドニの絵が私はとても好きなのですが、
そこに共通しているものって、「ほんわかとした温かさ」なんですね。
その「温かさ」は、実は色使いもとても関係しているのでは?なんて
私は思っていたりして。
それって、フランスの色使いなんです。フランスの伝統色。
シダネルもドニもフランス人画家なのですが、シャヴァンヌもフランス人なんですね。
パリで絵画修業する画家はたくさんいましたが、、、
そういう人達の色使いとは、微妙に何かが違うというか。。。
それを言葉で表すのは無理なんですが、しいて言えば、「匂い」。。。
みたいな?
本場フランスで生まれ育った人というのは、洋服とか食べ物とか、そして風景とか
空気の匂いとか、、、
その他いろいろ。。。
「フランスの香り」というものが、どこかに染み込んでいたりするものなのかなぁ?
なんて思います。

『幻想』 1866年

『瞑想』 1867年

『海辺の乙女たち』 1879年

『キリスト教の霊感』 1887-88年頃


19世紀フランスを代表する壁画家として知られるピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ
(1824-1898)は、フランスの主要建造物の記念碑的な壁画装飾を次々と手がけ、
また壁画以外の絵画においても才能を発揮し、数々の名作を残しました。
イタリアのフレスコ画を思わせる落ち着いた色調で描かれたそれらの作品は、
古来、桃源郷と謳われて来たアルカディアを彷彿とさせ、格調高い静謐な雰囲気を
湛えています。また、その含意に満ちた奥深い世界は、象徴主義の先駆的作例と
言われています。
古典的様式を維持しながら築き上げられたシャヴァンヌの斬新な芸術は、新しい世代の
画家にも大きな影響を与えただけでなく、日本近代洋画の展開にも深く寄与しました。
本展はこの巨匠を日本で初めて本格的に紹介する貴重な機会といえましょう。
(公式サイトより)
シャヴァンヌって、私は今まで全く知らなかったのですが、以前他の展覧会に
行った時に、シャヴァンヌ展のお知らせを見かけ、そのリーフレットに描かれていた
絵に、なんだかとても惹かれ、今回の展覧会に行ってみたくなりました。
その絵は、上の動画でも説明されていた、『諸芸術とミューズたちの集う聖なる森』
という絵でした。

『諸芸術とミューズたちの集う聖なる森』 1884年-89年頃
これ↓は、上の絵の一部。。。

シャヴァンヌって、ピカソとかゴッホとか、、、
いろいろな画家に影響を与えた人なのですって。
今回、彼の絵をいろいろ観て感じたのは、私は個人的には彼の絵に対して、
そこまで強烈な引力のようなものは、あまり感じなかったのですが。。。
では最初に観た時、なぜあんなに興味をひかれたのかな?と思ったら、
それはおそらく、リーフレットに書かれていた「神話世界」という言葉と、
あとは、「色使い」が原因だったのかもしれません。
アンリ・ル・シダネルとかモーリス・ドニの絵が私はとても好きなのですが、
そこに共通しているものって、「ほんわかとした温かさ」なんですね。
その「温かさ」は、実は色使いもとても関係しているのでは?なんて
私は思っていたりして。
それって、フランスの色使いなんです。フランスの伝統色。
シダネルもドニもフランス人画家なのですが、シャヴァンヌもフランス人なんですね。
パリで絵画修業する画家はたくさんいましたが、、、
そういう人達の色使いとは、微妙に何かが違うというか。。。
それを言葉で表すのは無理なんですが、しいて言えば、「匂い」。。。
みたいな?
本場フランスで生まれ育った人というのは、洋服とか食べ物とか、そして風景とか
空気の匂いとか、、、
その他いろいろ。。。
「フランスの香り」というものが、どこかに染み込んでいたりするものなのかなぁ?
なんて思います。

『幻想』 1866年

『瞑想』 1867年

『海辺の乙女たち』 1879年

『キリスト教の霊感』 1887-88年頃
| Home |