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パリ・オペラ座日本公演 『椿姫』

 24,2014 14:55
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  ※画像はNBSサイトより


 昨日3月23日、上野の東京文化会館でパリ・オペラ座の『椿姫』の舞台を観てきました。

 一言で言うと、ものすごく感動した、ものすごく素晴らしい舞台でした。


 『椿姫』は、物語はアレクサンドル・デュマ・フィスの(原題は『椿の貴婦人』)。
 振付はノイマイヤーで、音楽はショパンです。


 子供の頃からバレエ大好きでしたが、私はずっと、古典派、ロシア派でした。
 そんな私の価値観を一変させたものが、このオペラ座の『椿姫』でした。


 テレビでたまたま、この舞台を観た時、、、
 それはもう、「感動」という一言では済ませられない程の、強烈な「しびれ」の
 ようなものを感じ、、、

 番組が終わった後も、しばらくは呆然と動けなかったことを、今でも覚えています。


 その時放送されていた舞台は、DVDにもなっている、これでした。


 
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(2010/06/23)
パリ・オペラ座バレエ団

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 マルグリット役は、アニエス・ルテステュ、アルマン役はステファン・ビュリオン。

 その他にも、ドロテ・ジルベールとかカール・パケット、そしてジョゼ・マルティネスとか。。。
 脇を固めるダンサー達も、豪華絢爛。。。


 この舞台、本来はアルマン役をエルヴェ・モローが務める予定だったのだそうですが、
 怪我により降板。急遽、ステファンがその代役を務めることになったのだそうです。


 ・・・が、私にとってはそれが、ハマリ役でした。

 ステファンのアルマンが、私の中のイメージと、見事に合致し。。。


 で、それ以来、彼の大ファンにもなりました(笑)


 アニエスとステファンのコンビは、昨年のオペラ座の来日講演、『天井桟敷の人々』で
 一度、観ていました。

 でも今回、あの『椿姫』を生で観れる!!!!となった時、、、
 私はやっぱり、彼らの舞台を選んでしまいました。


 他の組は、イザベル・シアラヴォラとマチュー・ガニオ、オーレリ・デュポンと
 エルヴェ・モローがあり。。。


 「どれも全部観たい~~~~~~~!!!!!」


 ・・・って(笑)

 本音としてはそうでしたが、何せバレエはお高い(涙)


 どうしても一組に絞らないと。。。と思ったら、やはり、アニエスとステファンのを
 選んでしまいました。


 しかも。。。

 アニエスは、本場フランスでは既に、アデュー公演(引退公演)を済ませていますし、
 彼女の全幕が観れるなんて、もしかしたらもう、これが最後かもしれないと思ったら、
 尚更でした。 


 フランスでのアデューでも、彼女はこの、『椿姫』を踊られたのでしたよね。確か。



 さて。。。
 肝心の昨日の舞台ですが。。。


 もうしょっぱなのシーンから、私は泣きそうになりました。

 あの、無音の中で進められる、マルグリットの遺品の競売のシーンから。。。


 『西の魔女が死んだ』の映画の試写会に行った時も、そうでした。。。
 しょっぱなから泣きました、私(笑)


 前もって、ストーリーが解っていると、、、
 なんでもない場所から既に、感無量になってしまうものなのですよね。


 昨日のそのシーン、、、
 周りからもすすり泣く声が聞こえてきていたので、みんな同じですね。


 そして、音楽が始まった時。。。

 「あぁ。。。素晴らしい。。。」と。。。


 そこでもまた、こみあげてくるものがありました。。。


 生オーケストラで音楽を聴くことは慣れていたはずなのに。。。

 やっぱり、ショパンは違います。


 あの、胸にグッとくるもの。。。
 「哀愁」のようなもの。。。


 この『椿姫』の舞台を、あそこまで余韻の残る感動で包み込んでしまうものに
 している要因のひとつは、やはり、ショパンの音楽にあると思います。


 昨日、ピアノを弾いていらっしゃった方のおひとりが、
 フレデリック・ヴィセ=クニッテルさんという方で、、、

 この方はたしか、DVDでも弾いていらっしゃる方だったと思うのですが、
 彼は、ポーランド出身なんですって。


 あんなに音楽が胸に響いてきたのは、そのせいもあるのかなぁ。。。
 なんて思いましたよ。。。


 娘がピアノを習っていた時に言っていましたが、、、
 ショパンの音は、ポーランドの人が弾くのが、一番味が出る。。。
 
 ・・・って言われているのだそうです。


 それを聞いて、ものすごく納得した記憶があります。


 昔、何の知識もなかった頃、YouTubeでショパン聞き比べを延々していた時が
 あったのですが、その時私が一番素晴らしい!!と感じた人も、ポーランド人でした。

 ルービンシュタイン。


 その人が、ショパンの大家と言われている人だと知ったのは、その後だったのですが、
 なるほどなぁ。。。と思いました。


 ポーランド人の血。。。DNA。。。

 その中に、何かがあるのかもしれませんね。。。



 そんな素晴らしい音楽に彩られ、衣裳もさすがにオペラ座だけあって、
 ものすごくセンスがいいし美しいし。。。


 そして、ノイマイヤーの振付って、じっと見ているとものすごく複雑だなぁ。。。と、
 いつも思います。

 難しいリフトも多くて、すごく大変そう。。。


 椿姫バレエ


 けれども、そういった複雑な動きの連続であっても、全く流れが止まることなく、
 本当に自然に踊っているアニエスとステファンの技術の素晴らしさにも感動です。


 昨日は二階の最前列という、とても素晴らしい位置から観ることが出来たのですが、
 でもやはり少し遠くて。。。

 オペラグラスを持っていかなかったのが、心残りです。


 アニエスの表現するマルグリットの表情が、、、大好きなので。。。

 これに関しては、家に帰ってから、DVDで確認しながら妄想にふけってしまいました(笑)


 ステファンの踊りは、DVDの頃よりもはるかに成長され、洗練されていて、、、
 動きがものすごくなめらかになっていました。


 でもね。。。

 私はDVDの中でチラリと見える、彼のあのぎこちなさが、、、
 実は、結構好きだったりしました。


 高級娼婦マルグリットに、純粋に恋をする、ピュアな青年。。。という。。。

 そんなイメージに見事にあっていたような気がして。


 昨日の彼のアルマンは、当時のアルマンよりも、心に余裕のあるアルマンのように
 見えました。


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 マチュー・ガニオや、エルヴェ・モローのアルマンも、いろいろなところで
 絶賛されていますので、ぜひ観たい気もしますが。。。


 もしもう一度、『椿姫』を観れる機会があったとしても。。。
 私はやっぱり、ステファンのを観てしまうのだろうなぁ。。。


 それほど、大好きなのでした。


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 舞台しょっぱなから泣けてきたので、最後はどうなることやら。。。と
 思っていましたが、涙で目がかすむくらいで、初めて観た時のように、
 号泣することはありませんでした。

 あの時は、しゃくりあげるほど泣いたので(笑)
 さすがにそれは、ホールでやるのは恥ずかしいかと^^;


 そして、最後の舞台挨拶や、カーテンコールの時に、その涙はすっかり乾き、
 とても楽しく、幸せな気分に包まれました。


 大拍手、そしてブラヴォーの嵐。。。

 また、アニエス最後の舞台ということもあり、「さようなら、see you again」の
 横断幕が降りたり、キラキラの紙吹雪が舞ったり。。。


 最後の最後は、舞台上のダンサー達、会場のお客さん達。。。

 みんなが手を振って、別れを惜しみました。


 いつも最後に、会場で感じることのできるあの「一体感」が、、、
 本当に、大好き。。。


 
 美味しいものを食べれば食べるほど、舌が肥えていくように。。。

 素晴らしいものを観れば観るほど、目も肥えていく。。。



 肥えるというのは、、、
 良くも悪くもあるなぁ。。。とは思うけど。



 でも、その肥えてしまった目を、本当に満足させてくれる舞台というものに、、、
 久しぶりで出会えたような気がしました。。。



 やっぱり。。。
 本物は違う。。。


 世界の頂点に立つ人たちはすごい。。。


 本当に、素晴らしかったです。。。


 

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