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死ぬ前に死ね

 10,2009 17:28
 この世は。。。
 シンクロが起こる。。。のではなくて、シンクロしか起こらない。。。
 ・・・が、実は正しいのでは?なんて、つい思ってしまう。。。


 そんな流れに後押しされて。。。
 久々に読み返している本。。。


 
スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)スーフィーの物語―ダルヴィーシュの伝承 (mind books)
(1996/07)
イドリース シャー

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 目次を見ていた時、最初に目についたタイトルがこれだった。。。


 「死ぬ前に死ね」


 だからまず、この物語から読むことにしたのでした。。。


 抜粋です。。。


 ブハーラーの街に、とてつもない大金持ちの慈善家が住んでいた。
 彼は不可視のヒエラルキーの非常に高い地位に就いていたので、
 世界の指導者と呼ばれていた。

 彼は毎日、病人や未亡人といった特定の人達を選んで金を施して
 いたが、そのさいたったひとつだけ条件をつけていた。
 自ら進んで口を開いた者には何も与えなかったのである。

 しかし、すべての者が黙っていられるわけではなかった。

 ある日、公証人達にその施しを受ける順番がまわってきたとき、
 その中のひとりが自分を抑えることができずに、出来る限りの完璧な
 訴えを行ったのだった。
 しかし、彼には何も与えられなかった。

 公証人は更に努力を続けた。翌日は病人が施しを受ける日だったので、
 彼は手足が折れているふりをして出かけていった。
 ところが、指導者に顔を覚えられていたので、彼は何ももらえなかった。

 さらに次の日も、彼は顔を覆って変装し、ほかの人達の中に紛れ込んだ。
 しかし、またしても見破られてしまい、その場から追い払われたので
 あった。

 その後も公証人は何度も何度も、ときには女の格好さえして努力したが、
 結果はいつも同じであった。

 彼はとうとう最後に、自分を死者の布にくるんでくれと、葬儀屋に頼んだ。
 世界の指導者がここを通ってゆくとき、私のことを死体だと思って、
 埋葬のための金を投げてくれるかもしれない。うまくいったら、あなたにも
 分け前をあげよう、と彼は葬儀屋に約束した。

 葬儀屋は言われたとおりにした。そしてこんどは本当に、指導者の手から
 布の上に、金貨が投げられたのであった。葬儀屋が先に取ってしまうのを
 恐れた公証人は、すぐにその金貨を掴み、慈善家に向かってこう言った。

 「あなたは私への施しを拒んだ。しかし、私はついにそれを手に入れたのだ。」

 慈善家は答えた。
 
 「あなたは、死なないかぎり、私から何も取ることができない。
  それこそ、<死ぬ前に死ね>という神秘的な諺の意味である。
  真の恵みは人の死後にくるものであり、死の前にくるものではない。
  そして、その死ですら、人の助けなしには不可能なのだ。」

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