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あるところに、ローラとリジーという姉妹がいました。。。
毎日毎日。。。
ゴブリン(小鬼)が彼女達を呼ぶ声が聞こえてきます。。。
「おいで。。。おいで。。。」
・・・と。。。
それは、「ゴブリンがフルーツを売りにくる」。。。という形で
表現されています。。。
ある日、そのゴブリンのフルーツを、姉のローラはとうとう
食べてしまいます。。。
ローラは、その味が忘れられなくなり、その虜になってしまいました。。。
そして、もう一度それを食べたいと願い、毎日ゴブリンの呼び声を
待つのですが、ローラには、もうゴブリンの呼ぶ声が聞こえません。。。
そのフルーツを食べなかった妹のリジーには、相変わらずその声が
聞こえてきていましたが。。。
ローラは、リジーから「もう食べてはいけない。」と言われ、とうとう
病気になってしまいます。。。
可愛そうなローラを救うため、妹のリジーはゴブリンの元へ向かうのです。。。
リジーは、ゴブリンに踏みつけられ、爪で引っかかれ、吠えられ、脅され、
服を引き千切りにされ、その毛を根こそぎそがれ。。。
それでも、彼女は耐えました。。。
ローラのために。。。
イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティの「Goblin Market」より
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