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個別記事の管理2009-05-29 (Fri)
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 あるところに、ローラとリジーという姉妹がいました。。。

 毎日毎日。。。
 ゴブリン(小鬼)が彼女達を呼ぶ声が聞こえてきます。。。

 「おいで。。。おいで。。。」

 ・・・と。。。 


 それは、「ゴブリンがフルーツを売りにくる」。。。という形で
 表現されています。。。


 ある日、そのゴブリンのフルーツを、姉のローラはとうとう
 食べてしまいます。。。

 ローラは、その味が忘れられなくなり、その虜になってしまいました。。。
 そして、もう一度それを食べたいと願い、毎日ゴブリンの呼び声を
 待つのですが、ローラには、もうゴブリンの呼ぶ声が聞こえません。。。

 そのフルーツを食べなかった妹のリジーには、相変わらずその声が
 聞こえてきていましたが。。。
 
 ローラは、リジーから「もう食べてはいけない。」と言われ、とうとう
 病気になってしまいます。。。


 可愛そうなローラを救うため、妹のリジーはゴブリンの元へ向かうのです。。。

 リジーは、ゴブリンに踏みつけられ、爪で引っかかれ、吠えられ、脅され、
 服を引き千切りにされ、その毛を根こそぎそがれ。。。

 それでも、彼女は耐えました。。。
 ローラのために。。。


 イギリスの詩人クリスティーナ・ロセッティの「Goblin Market」より
* Category : 文学
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