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個別記事の管理2009-05-30 (Sat)
 魔女は月の女神と、角のある神を崇拝する。。。という
 お話を読んで以来、このケルトの神、「ケルヌンノス」という
 神様は、ちょっと気になる存在になりました。。。

 今読んでいるケルト神話の本が、ちょうどケルヌンノスの
 ところだったのですが、今の私にとってシンクロ。。。
 ・・・というか、流れを感じるようなことが書かれていたので、
 抜粋しておきます。。。


 ケルヌンノスという神の性格と、その神話を生んだシンボルを
 理解するのに不可欠なのは、彼の頭の角がそれであるという
 点であろう。

 鹿の角は2月に落ち、毎年一つずつ枝角を増やしながら
 5月から9月にかけて再び生えてくる。
 鹿は翌春さらに輝かしい角を取り戻すために冬ごとに
 角を失うのだ。

 恋敵との戦いを経て、持てるすべての力を牝を受胎させる
 ことに捧げる頃、その角は見事な枝振りに達する。
 そして生殖における役割を果たすと、疲れきった牡は再び
 独りになり、ついで彼の誇りであったその飾りをも失うのである。

 かくしてケルヌンノスが生殖力と再生のサイクルを象徴している
 ことは明らかとなろう。

 衰退の後には再生と繁栄が訪れる。
 そして、自然についても、魂についても、このサイクルは
 同じことなのである。

 ~ケルト神話の世界(ヤン・ブレキリアン)より~



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* Category : 神話・宗教・哲学
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